Midnight Juggernauts 「Vital Signs 」 dir: Krozm
■映画「2001年宇宙の旅」で登場したスリットスキャン
この映像効果は「スリットスキャン」と呼ばれるもの。映画ファンには「2001年宇宙の旅」のラスト近く、”スターゲート”と呼ばれる光の洪水のシーンに使用されたことでもお馴染みだろう。コンピュータ・アニメーションの父と言われるジョン・ホイットニーが「2001年宇宙の旅」の撮影にあたって生み出した技術だ(ちなみに彼はモーション・コントロール・システムを開発した人物でもある)。
さて、実際のスリットスキャン撮影方法だが、まずスリット状に切れ目を入れた黒い紙をカメラと被写体の間にセット。被写体の後ろからライトを当て、カメラを開放にし、スキャンするようにスリットをずらしていく。するとスリットの間から漏れたイメージだけが撮影されるのだ。被写体が曲がるイメージは、スリットを動かす際に、位置や時間をずらしていくことで作られるのである。デスクトップ上ではスリットスキャン効果をAfterEffectsなどのソフトウェアでシミュレーションすることもできる。
ほかにも、zbig rybczynskiの「the fourth dimension」やMuse「Unintended」など、様々な作品で使われるスリットスキャン。こちらも合わせてどうぞ。
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