異業種転職

異業種転職の志望動機を書く時のポイントと志望動機例を解説!

異業種転職のおける志望動機の重要性

異業種転職における志望動機とは、スキルや経験を活かして最大限自己アピールをするために非常に重要な項目です。

しかし、的確に示すことが出来なければ採用率は大幅に下がってしまうでしょう。

企業にとって、より魅力を感じる志望動機を示すために、抑えるべきポイントや、的確な書き方、伝え方を、実例を交えつつご紹介致します。

異業種転職の志望動機を書くときのポイント

自身の志望動機を明確に

異業種でありながらなぜこの業界、企業を選択したのかという根本的な志望動機をはっきり明確にしましょう。

企業の求める人材と自分の方向性は一致しているのかを確認しなければ、印象的な魅力ある志望動機を書くことはできません。

自身の動機をまずは明確にし、そこからスタートさせることでより的確な志望動機を書けるようになるでしょう。

企業が求めている理由を考える

企業がなぜ新しい人材を募集しているのか、どんな人を待っているのかなどをよく考えてみましょう。

即戦力を求めている場合、未経験者は省かれる率が高くなります。また、新卒採用数を満たせなかったからという理由などもあるでしょう。

そうした場合は、新卒同様仕事に対するポテンシャル重視なので、気力溢れるアピールが必要です。

自身のアピールポイントをアピールする

スキル、経験、知識がどのようにプラスになるのか、それと同時に仕事に対する意欲や情熱を的確に言葉にする必要があります。

具体的にどのようにスキルを持っているのか、どんな事に自信があるのかを明確にし、少しでも興味を持ってもらえるようにしましょう。

不足しているスキルを補うための活動を付け加える

現在不足しているスキルを補うためにどう努力しているか、将来的な成長目標などを盛り込むことで大きなアピールポイントにもなります。

今の現状で満足せず、どれだけの伸びしろが自分にあるのかを伝えることで、採用率は上がるでしょう。

多くの人がやってしまうミス

多くの方が「長々と書いてしまう」というミスを犯します。思いやアピールを明確にできず、その結果本当に伝えたい事を上手くまとめられずに失敗します。

こうした文章力は、業種関係なく社会人として大切なスキルで、重要視される部分でもあります。

アピールすべき事、伝えるべき事を明瞭かつに簡潔にまとめ、4~5行に収められればベスト。

異業種転職の志望動機の記入例

志望動機は、頭ではわかっていても、実際どのように書けばいいのか、具体的な内容が分からないと悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。

ここでは、様々な異業種転職の際の記入例をご紹介致します。

未経験から事務職へ

事務を専門とする職種は未経験ですが、前職において幅広いお客様への対応や電話応対のスキルなどを磨き続けていました。

簡単なデータ入力や数値管理にはなりますが、限られた時間内で効率的に遂行するための、初歩的な土台となる事務スキルも養うことが出来ました。

こうした対人スキル、事務スキルを活かし、貴社の業務拡大に貢献してまいります。

開発職から営業職へ

クライアントやプログラマーとの共同作業により、高いコミュニケーション能力を身につけました。

こうした対人スキルを活かし、より自分の能力を高められる営業職への転職を志望しました。

開発業にいたからこそ理解できる作り手の気持ちを汲みながら、より多くの方に貴社のサービス(商品)を伝えられるよう活躍していきたいです。

接客業から営業職へ

前職では誰よりも丁寧な接客を心掛けていました。

人との話し方やしぐさに至るまで常に気を付け、見られているという意識でお店の顔として振舞っていました。

そうして培った経験を武器に、貴社の顔となる営業職でこれまで以上に自分を成長させながら、より高いコミュニケーション能力を身につけ貴社の発展に貢献していきたいと考えております。

面接でよく聞かれる志望動機に関連する質問と意図

面接の質問に対する答えで大事なのは、形式的返答ではなく自分自身の言葉で答えるという点です。緊張感で上手く話せないという方もいるでしょう。

しかし熱意ある言葉はしっかりと届きます。質問の意図を読み解き答えられるような準備が必要です。

なぜこの業界を選んだのか

こうした質問の真意は様々ですが、業界への理解度や定着率を図るためという場合がほとんどです。本当にこの仕事ができる人材か、前職の方がいいと直ぐ辞めてしまわないか、などを探るための質問ともいえるでしょう。

このような質問では、業界への強い理解と将来性を見据えた考え、経験の活かし方など前向きな答えは非常に好感触です。

逆に前職を非難するような答えはネガティブなイメージが強くなってしまうのでNG。

現職をやめた理由は

応募者に落ち度はないのか、雇用後トラブルなく働けるかなど、人間性を見るための質問と言えるでしょう。いくら有能な人材であってもトラブルを起こす方は雇いたくはありません。

この質問では、退職理由の正当性とともに、自分がどのくらい企業に対しての熱い志を持っているかをアピールするチャンスでもあります。

現職のスキルを希望の職種でどう活かすのか

今現在自分が持っているスキルや経験は大きな武器となりますが、それらがどのように今回の転職で役に立つのかという点がしっかり説明できなければ採用に繋げるのは難しいでしょう。

この質問には、業界への理解度や企業理念などの会社の方向性に対する理解と認知がカギとなります。

「業界を選んだ理由」と通じるところがありますが、特にこの質問では自分の持つ武器を大いにアピールするチャンスとなるでしょう。

今までで一番の成功体験はなにか

異業種転職では、応募先企業に前職の業務形態や事業内容が真っすぐに伝わらない場合もあります。

そのため、これまでの成功体験を聞くことで、その功績や努力、意識の高さを知り、仕事に対するレベルや向き合う姿勢などを見ます。

どんな内容であれ、成功した実績を伝える事、目的や目標をもって仕事に取り組むという姿勢を伝えるためにとても有効な質問となるでしょう。

今までで一番の失敗体験はなにか

この質問は失敗した内容よりもその経験から何を学び、どのように解決させたのかという部分が重要です。

同じ過ちを犯さないようにどうしたのか、また、なぜその失敗をしてしまったのかという考察などを伝えましょう。ただ単に自分の失敗談を伝えるだけでは全く意味がありません。

失敗に対しての対応力や考察力がカギとなるでしょう。

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転職成功者の志望動機例

営業職 男性(27歳)

前職はお世辞にも明るく楽しい職場とは言えず、自分なりに笑顔で頑張ったが改善しなかった。貴社は活気あふれる職場環境で、よりポテンシャルを引き出し意欲的に働ける理想的な環境だと感じる。

良く活用される職場環境に関する志望動機です。このように前職の状況、希望先企業の雰囲気を比べ具体性を出し、自分の考えと職場の雰囲気がどのようにマッチしているのかを示すことが大切です

販売員 女性(25歳)

前職では販売員として直接お客様への商品案内などを行ってきた。幅広い年齢層の方々と接する中で、細かな好みやニーズなどを会話から引き出す術を身につけた。

貴社の営業として、培ったコミュニケーション能力やヒアリング力を活かしながらお客様により近く頼れる存在となり業務拡大に貢献したい。

自分の持っているスキルや能力をどのように活かすのか、それによりどんな将来像を持っているのかなどを話すことで、入社した後の姿をリアリティをもってアピールすることが出来ます。

ただ単に「スキルを活かしたい」では何の印象も残りません。

まとめ

  • 志望動機を明確にする
  • スキル、経験をどう活かせるか伝える
  • 質問の意図を理解ししっかりした受け答えを意識する

志望動機の考察、面接時の対応などの事前準備を確実にすることで、自身の魅力を最大限アピールすることが出来るようになります。

また注意すべきポイントを把握し他応募者との差別化を図ることで、より転職成功率は上るでしょう。

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