Honda UK「Keep Up」
dir: ManvsMachine|a: Wieden & Kennedy London|Prod co: Friend|cd: Scott Dungate, Graeme Douglas|VFX co: Analog|de/graphics: ManvsMachine|m: Wah Wah|composer: Dhruv Ghanekar|sound de/mix: Anthony Moore|mix co: Factory
これまでに、数々のクリエイティビティ溢れるCMで、企業精神や製品の魅力を紹介してきたHonda。小気味よいトランジションでエンジニア魂を描き、The One Showほか多くの広告賞を受賞した「Hands」(2013年|dir: smith&foulkes)や、トリックアートを巧みに用いた「An Impossible Made Possible」(2013年|dir: Chris Palmer)では、Hondaのモノ作りの魅力が、存分に反映されている。今回ご紹介するHonda UKのCM「Keep up」でも、そんなHondaのチャレンジ精神が、ユニークにビジュアル化された!

荒涼とした砂漠というワンシチュエーションの中、突然のカウントダウンから始まり、“挑戦さえすれば、誰でも自分の限界を超えることが出来る”というHondaの哲学が、単語単位のテロップでリズミカルに表現されていく。テロップの合間に登場するASIMOやHonda Jazz、HondaJetなどの製品は、Hondaが限界を超える度に生み出してきたチャレンジの結晶だ。この先も、その挑戦がますます加速していくことを表すように、表示される文字のペースもどんどん速くなっていく。

「Keep up(Faster)」
さらに高速バージョンも登場!
シンプルな構成で、直球のメッセージを伝える本作は、CMを多く手掛ける、ロンドンのManvsMachineによるもの。過去には、イギリスのテレビ局Cannel4のID「More4」、「4seven」で、カンヌライオンズで2度の金賞を獲得している。また、VFXは「Hands」に続いて、ロンドンのスタジオ、ANALOGが手掛けた。

「Keep Up (Even Faster)」
さらにさらに高速バージョンも登場!
実はこのCM、もっと早いバージョンの「Keep up(Faster)」、それよりさらに早い「Keep Up (Even Faster)」も用意されている。通常のスピーチでは、120ワード/分の速度が平均だが、本作では視聴者は500ワード/分に挑戦し、最速バージョンバージョンでは、1,000ワード/分に挑戦することになる。そんな遊び心も忘れないのがHonda流だ!
CAPSULE「Another World」
dir: 関和亮|tech dir: 真鍋大度(Rhizomatiks)|pr: 高山宏司
2020年東京。東京オリンピックが開催される日本で、数台のドローンが廃墟を舞台にドローンレース「CAPSULE CUP 2020 WAVE RUNNER」を繰り広げ、渋谷の大型ビジョンに中継される様子にみんなが熱狂する。CAPSULE「Another World」はそんなあり得そうな近未来が描かれたミュージックビデオ(MV)だ。

CAPSULEの最新アルバム「WAVE RUNNER」からの第二弾シングルとなる「Another World 」。中田ヤスタカ氏は作曲時からこの“未来のXスポーツ”というアイデアを描いていたという。OK Goの「I Won’t Let You Down」などを手掛ける関和亮監督と、Rhizomatiksの真鍋大度氏をテクニカルディレクターに迎え、ディスカッションを繰り返しながら、レースや鑑賞者、ゲーム中継の設定など、中田氏の思い描く“近未来のドローンレース”のイメージを具現化している。

茨城県高萩市の廃墟で撮影された「Another World」。レースクイーンに扮した、ファッションモデルのゆらがチェッカーフラッグを振ると、STAR BOWSER、ADDICS、ANDY FORCEの3台のドローンが一斉にレースを展開する。

「世界観については、ファミコンのF-ZEROような、未来感とか退廃感を意識しました。このドローンレースのレースクイーンには、一癖あり、CAPSULEの世界観に合った人を探していて、今回ゆらさんに依頼しました」(関監督)

本作では絵コンテは描かれていない。代わりにロケ地やドローンのPOV映像の資料が集められた。制作期間の約一ヶ月のうち、撮影日数はエキストラカット含め1週間を費やしている。

「複数台のドローンを同時に飛ばしての撮影はかなり大変でした。初めはレースのコースに沿ってドローンをプログラミングで制御しようとしたのですが、様々な条件面で困難だったため、真鍋君がテクニカルアドバイザー兼パイロットとしてアナログで操作しています。

真鍋君以外のパイロットや機材面ではairvisionに協力してもらっています。突拍子もない未来にならないように、極力、映像の中に登場するものは実際に撮影をしました。画面に出てくるデータ情報は実際に取得したものと空想のデータを混在させデザインしています」(関監督)

音楽は、中田ヤスタカ氏がMV用に自らサウンドをリエディットしているそうだ。近未来に本当に実現しそうな、アナザーワールドにどっぷり没入してみよう。
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生命体展 展示の様子
南青山の岡本太郎記念館にて、岡本太郎の「生命体」展が開催されている。6月14日(日)まで。

岡本太郎は、生涯に渡り“いのち”を描き続けてきたが、その代表的な作品が、太陽の塔の胎内に内臓されている「生命の樹」だ。太陽の塔を構想したとき、太郎はその胎内に“生命体”を内蔵させようと考え、アメーバから人間にいたるすべての生き物が一体となって組織する一つの“樹”を創り出した。それは動脈となり、リンパの流れとなって太陽の塔に生命を吹きこんでいる。
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岡本太郎《生命の樹》模型
本展では、一般公開されていない「生命の樹」の模型をはじめ、岡本太郎が手掛けた作品の中でも特に生命のエネルギーに溢れる油彩など約30点を展示し、太郎が表現し続けた“いのちの強さと尊さ”に迫っている。

さらに、会期半ばより、第17回岡本太郎現代芸術賞で太郎賞を受賞したキュンチョメと、敏子賞を受賞したサエボーグによる新作の特別展示も行われる。
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(左から)第17回太郎賞作品 キュンチョメ《まっかにながれる》2014
第17回敏子賞作品 サエボーグ《Slaughterhouse-9》2014
岡本太郎のエネルギーに溢れる同記念館の空間で、生命のエネルギーが炸裂する本展。今年度の受賞作品を紹介している「第18回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」展(川崎市岡本太郎美術館、4月12日まで)と併せて訪れたい。
岡本太郎の「生命体」
会期:2015年2月18日(水) – 6月14日(日)
※火休(祝日の場合は開館)
時間:10:00 – 18:00
入場料:一般620円、小学生310円
会場:岡本太郎記念館
東京都港区南青山6-1-19

【同時開催】第17回岡本太郎現代芸術賞受賞作家展
太郎賞受賞・キュンチョメ(4月上旬~下旬)
敏子賞受賞・サエボーグ(5月下旬~6月14日)
※日程は決定次第、Webサイトにて発表

「第18回岡本太郎現代芸術賞」展
会期:2015年2月3日(土) – 4月12日(日)
※月休(祝日の場合は開館)
時間:9:30 – 17:00
入場料:一般600円、高大学生および65歳以上400円、中学生以下無料
※本料金で常設展も観覧可能
会場:川崎市岡本太郎美術館
神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5

ユーザーの心を掴む「インタラクションデザイン」は、デザインの新しいカテゴリーとして浸透し、その領域を拡げている。特に、近年は様々な手法やデバイスの登場と共に表現の実験が進み、商業的、実用的な応用例が増えている。

それらの最新事例をボリュームたっぷりに紹介する書籍「インタラクションデザイン」が、ビー・エヌ・エヌ新社より刊行された。

本書は、国内外の制作事例を約200作品ピックアップし、「ユーザー参加型」「インタラクティブフィルム」「モーション」「スクロール」といったカテゴリーに分類。目的にかなったアイデアと、それを実現するための技術を端的に紹介している。
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さらに、PARTYやdot by dot inc.、ライゾマティクスら、第一線で活躍するクリエイティブファームなどへのインタビューも交え、先端かつ実践的なクリエイションについて知ることの出来る一冊に仕上がっている。

そして、white-screen.jpから本書「インタラクションデザイン」を2名様にプレゼント! 応募ご希望の方は、コンタクトフォームの「お問い合わせ内容」から「インタラクションデザインプレゼント」を選び、お名前、ご住所、郵便番号、電話番号、white-screen.jpの感想を明記の上、3月9日(月)15:00までにご応募を!

インタラクションデザイン
価格:本体3,000円+税
発行:ビー・エヌ・エヌ新社
仕様:B5判、208ページ
発売日:2015年2月10日

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©kawashima kotori
渋谷のパルコミュージアムにて、川島小鳥の写真展「明星」が開催されている。3月15日(月)まで。

写真家の川島小鳥は、前作「未来ちゃん」(2011年)の発表以後、作品制作の場を台湾に移し、3年間で7万枚を超える写真を撮影。

その集大成である新作写真集「明星」と連動した写真展を、現在開催している。東京では「未来ちゃん」以来、4年ぶりとなる大型写真展となる。
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©kawashima kotori
会場では、本展開催を記念して、ファッションデザイナー、keisuke kandaが描き下ろしたデザインのグッズ(明星Tシャツ、明星手さげ、明星ペンダント)を販売しているほか、アーティスト、金氏徹平によって「明星」の住人がキーホルダーやバッヂになった、「明星ガチャガチャマシーン」(1回500円、税込)が登場。

なお、2月28日(土)には、本作の撮影中に出会った、エッセイストの青木由香を台湾から招き、トークイベントが行われる。
川島小鳥写真展「明星」
会期:2015年2月27日(金) – 3月15日(月)
時間:10:00 – 21:00(最終日は18:00まで)
入場料:一般500円、学生400円、小学生以下無料
※会期中、本人に限り何度でも再入場可能
会場:パルコミュージアム
東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコパート1・3F

■ 川島小鳥写真集「明星」
価格:3,000円(税別)
発行:ナナロク社
※会場で購入すると、限定のおまけ付き