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2009年にスタートしたwhite-screen.jpは、この12月末を持って9年の歴史に幕を降ろすこととなった。今回の企画では9年の振り返りとともに歴代アクセス上位50を総まとめ!上位を占めるインタビュー記事では、これまで約500名のクリエイターを取材してきた。フィルムメイキングの歴史やモノづくりマインドに触れられる貴重なドキュメントの数々をお楽しみください!これまでインスピレーションを与えてくれた映像作品、そしてクリエイターのみなさま、読者のみなさま、各関係者のみなさま本当にありがとうございました!

歴代アクセス No. 1
「進撃の巨人」の漫画家、諌山創インタビュー!トラウマという財産?!人生観と漫画創作が濃密に交わる諌山創の視点とは?
(掲載2013年12月04日)
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幅広い読者に熱狂的に受け入れられている「進撃の巨人」について、そして“諫山創”という人物について、伊藤ガビンがその実像を紐解くインタビュー。影響を受けたマンガ、映画、そしてトラウマ体験とは?成功がもたらした変化や最終話への構想が明け透けに語られた!

歴代アクセス No. 2
須藤元気によるダンスパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」とは?ダンス、メカトロニック・スタイルMVに迫る!
(掲載2010年11月25日)
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格闘家からパフォーマーへ!集団催眠に陥った世界を覚醒に導く為に誕生した須藤元気率いる「WORLD ORDER」の原点をインタビュー。今や世界中で人気となった「WORLD ORDER」に込めた想いを須藤元気が語る。

歴代アクセス No. 3
サカナクションからPerfumeまで。映像作家、関和亮の演出術
(掲載2010年03月31日)
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Perfumeをデビュー時から演出し、映像作家、写真家、デザイナーと多岐にわたって活動する人気監督関和亮にインタビュー。人を楽しませるエンターテイメントを信念に作り上げた、サカナクションMV「アルクラウンド」の舞台裏や、Perfumeの演出術まで関和亮が語ってくれた!

歴代アクセス No. 4
きゃりーぱみゅぱみゅ、原宿から世界を席巻!? 田向潤監督が明かすMV「PONPONPON」が出来るまで!!
(掲載2011年08月22日)
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きゃりーぱみゅぱみゅのデビューMVにして世界中で話題になった「PONPONPON」の世界観を作り出したクリエイター、田向潤。彼がどうきゃりーぱみゅぱみゅの魅力を引き出し映像化していったのか、その脳内世界を覗き込んでみた!

歴代アクセス No. 5
INFOBARのUIをカスタマイズ! クリエイターのINFOBARホーム画面を拝見!~タナカカツキ編~
(掲載2011年09月22日)
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若者の心をがっちりつかんだ懐かしのINFOBAR!マンガ家タナカカツキが作った、その斬新なユーザー・インターフェースが超話題に。こんなホーム画面スマホでも欲しい・・・。他にもAC部編groovisions編TANGRAM & groovisions編もご覧あれ!

歴代アクセス No. 6
久野遥子が語るCuusheのMV「Airy Me」。1年半を費やした卒業制作は、あちら側がこちら側に“入れ替わる”アニメーション
(掲載2013年07月26日)
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卒業制作作品にも関わらず、ダントツに注目を集めた久野遥子とアニメーションMV「Airy Me」。有名、無名にかかわらず良い映像は多くの人の心に届くのだ!

歴代アクセス No. 7
Red Oneをミュージックビデオ(MV)の撮影に使ってみた
(掲載2009年05月15日)
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white-screen.jpでは機材やソフトも紹介してきた。映像業界で登場時に”革命”"型破り”なカメラとして全世界で大ブレイクした「RED ONE」について、株式会社電報児の田村隆匡氏がELISAのMV「Wonder Wind」の制作過程をひもときながら、その実力を語ってくれた。

歴代アクセス No. 8
自分より強いヤツを倒せ! 小栗旬が現代版桃太郎に扮する「ペプシNEX ZERO × Momotaro」CMシリーズ。仕掛け人のTUGBOAT多田琢に聞く舞台裏!!
(掲載2014年07月18日)
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昔話の桃太郎を現代版にリメイクし、スタイリッシュで壮大なビジュアルで描かれた「ペプシNEX ZERO × Momotaro」CMシリーズ。このCMシリーズの仕掛け人、TUGBOATの多田琢氏のインタビュー!ペプシのスピリッツ”ジャイアントキリング”が男気溢れる映画のような迫力で描かれる本作は、多田氏の生き方ともリンクする。

歴代アクセス No. 9
Perfumeの振付師MIKIKOの新たなる挑戦! ダンスカンパニー「イレブンプレイ」と初公演「dot.」に迫る
(掲載2011年10月26日)
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2015年12月4日~6日に行われた公演「border」も連日完売となったダンスカンパニーイレブンプレイ。イレブンプレイの主催であり、Perfumeの振付師としても有名なMIKIKOの新たな挑戦をインタビュー!

歴代アクセス No. 10
森の中に息吹く全長44mの木琴! 菱川勢一監督に聞く、ドコモ「森の木琴」撮影秘話!!
(掲載2011年05月13日)
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2011年最も話題となった映像といえばコチラのNTT DOCOMOのWebCM「森の木琴(Xylophone)」。緑深い森の中で、バッハのカンタータ第147番の木琴の音色が駆け巡り、森の息吹が宿った本作は、カンヌライオンズでもトリプル受賞を果たした。監督を務めるDRAWING AND MANUALの菱川勢一が語る。

歴代アクセス No. 11
Adobe Premiere Pro CS5 64ビット対応の実力とは?
(掲載2010年09月03日)
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映像制作において、ツールの進化抜きに語ることはできない。2010年に発売され、ノンリニアの勢力図を更新したPremier Pro CS5の検証記事がランクイン!編集プロダクション電報児の田村隆匡氏にインタビュー!

歴代アクセス No. 12
Perfume at Cannes Lions! 真鍋大度&菅野薫が、共創の最前線“ハッピーハッキング”の想いを語る
(掲載2013年07月23日)
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「第60回カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」にて、スタンディングオベーションを贈られたPerfumeのパフォーマンス「ハッピーハッキング」。電通のクリエイティブ・テクノロジスト菅野薫氏と、クリエイター真鍋大度氏のタッグが最先端デジタル技術を駆使した演出に挑んだ舞台裏を語ってくれた。

歴代アクセス No. 13
仏教ワールドへいざ行かん! 5色のメタファーが乱れ飛ぶ、ももいろクローバーZ新曲MV「GOUNN」長添雅嗣監督インタビュー!!
(掲載2013年11月22日)
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週末ヒロインたちが、この「GOUNN」で新たに向かうのはスピリチュアルな仏教の世界!実写、美術、CGを巧みに使いこなす長添雅嗣監督ならではの演出が光る。自身もモノノフである長添監督がひそかに仕組んだネタの数々も話題に。

歴代アクセス No. 14
ポストプロダクション界に黒船がやってきた! 恵比寿に誕生したアメリカン・カンパニー「Cutters Tokyo」
(掲載2013年04月01日)
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いつからかいい意味でも悪い意味でも恐竜化してしまった映像業界。産業の成功に伴い、アーティストではなくオペレーターのみが育成されてしまうという日本のポスプロ業界に突如現れたのが、シカゴに本社を置くCutters Tokyo。アーティストがクリエイティブ・ソリューションを提案するアメリカンスタイルのメリットをライアン・マクガイヤー氏と大槻光明氏が教えてくれた。

歴代アクセス No. 15
少数精鋭のメンバーが挑む至極のCGアニメーションMV。YKBXが語るamazarashi「古いSF映画」ほか
(掲載2011年12月30日)
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2015年12月よりROBOTに所属となった人気アーティスト、YKBXこと横部正樹氏のブレイクのきっかけとなったCGアニメーションMV「古いSF映画」。amazarashiのつむぐ世界がYKBXの映像により増幅し、見るものを圧倒した。

歴代アクセス No. 16
北澤“momo”寿志と田中裕介が語る、サカナクションのMV「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」
(掲載2011年08月19日)
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今や日本の音楽シーンを牽引するサカナクション。その数々のMVも話題になってきた。映像を中心にビジュアル全体のトータルプロデュース、ディレクションを手がけてきた“momo”寿志とMVディレクター田中裕介へインタビュー! 「アイデンティティ」と「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」の舞台裏が明かされる!

歴代アクセス No. 17
ワコムの最新液晶ペンタブレット「Cintiq 13HD」がいよいよ登場! タナカカツキ×伊藤ガビンによる未来の機械のレビュー!!
(掲載2013年04月03日)
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クリエイター御用達のペンタブレットと言えばワコム。実は日本の企業だということを皆さんはご存知だろうか?世界のシェアでダントツNo. 1のワコムの「Cintiq 13HD」の使い心地をタナカカツキと伊藤ガビンのコンビが過剰な程に教えてくれる。

歴代アクセス No. 18
横尾忠則インタビュー。時間を塗り込んだ絵画たち。死から出発した創作活動について
(掲載2012年11月29日)
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日本を代表する美術家、横尾忠則氏の必見のインタビュー!横尾忠則の創作の歴史から見える、横尾忠則というアーティストの生き様はモノ作りをするすべてのに読んでもらいたい。現代美術館について、描くことについて、自身の作品について、そして心の中に秘められた創作への想いを横尾氏のアトリエからお届け!

歴代アクセス No. 19
10年に一度の泣けるミュージックビデオを創る!! JUJU「 Hello, Again~昔からある場所~」
(掲載2010年09月17日)
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“10年に一度の泣けるMVを創る”というスローガンのもと制作されたJUJUのバラード・バージョンMV「Hello, Again~昔からある場所~」。”泣ける程感動を与える”という難しい課題にどう挑んだのか関根光才監督とロボットの芦沼智行プロデューサーが語ってくれた。

歴代アクセス No. 20
37.2度の微熱進行。中村勇吾監督による岡村靖幸のMV「Bu-Shaka Loop」が出来るまで
(掲載2011年10月10日)

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クリエイティブの世界でその名を知らぬ人はいない、トップクリエイター中村勇吾氏インタビュー!岡村靖幸復活に伴いオープンした公式プレサイトにて展開していた映像「Bu-Shaka Loop」の舞台裏!そして現在中村氏は「カット!」が言えるようになったのだろうか?

歴代アクセス No. 21
映像クリエイティブ・チーム Caviar(キャビア)の新星、ディレクターズデュオ「tamdem」を解剖!
(掲載2008年03月10日)

歴代アクセス No. 22
アウト・オブ・コントロールから生まれるアート。写真家Ryan McGinleyの2つの日本初個展を巡るインタビュー
(掲載2012年09月07日)

歴代アクセス No. 23
After Effectsと3Dのコラボワーク!噂のCINEMA 4D R11.5
(掲載2010年05月27日)

歴代アクセス No. 24
2012年に話題を独占したデジタル一眼レフカメラ、ニコンD800で撮る映像美。「眠れる森の美女」の舞台裏を渡辺伸次監督が語る
(掲載2013年03月06日)

歴代アクセス No. 25
田中裕介最新ワーク×2! Perfume「Spring of Life」&TOWA TEI with BAKUBAKU DOKIN「WORDY」
(掲載2012年05月29日)

歴代アクセス No. 26
世界で通用するということ。映像作家 関根光才インタビュー
(掲載2008年12月17日)

歴代アクセス No. 27
YUKIの新曲MV「ひみつ」を手掛けた平野文子監督が明かす、MV制作の“ひみつ”とは?
(掲載2011年04月25日)

歴代アクセス No. 28
ももクロ、2013年宇宙の旅! 黒田秀樹監督による、ももいろクローバーZ「Neo STARGATE」&「BIRTH Ø BIRTH」ロングインタビュー!
(掲載2013年04月26日)

歴代アクセス No. 29
児玉裕一監督直伝!ミュージック・ビデオの創り方
(掲載2010年06月03日)

歴代アクセス No. 30
日本のクリエイティブ界の人材育成について考えよう! 中島信也×伊藤直樹×朴正義×齋藤精一×猪子寿之が“教育”について語る座談会!!
(掲載2014年06月27日)

歴代アクセス No. 31
細金卓矢&見富拓哉がアニメーションに挑戦する、じん feat. IA「日本橋高架下R計画」。25歳の等身大インタビュー!!
(掲載2012年07月06日)

歴代アクセス No. 32
「写真は撮らないと上手くならない」。今、最も求められるカメラマン内田将二のデビューから現在までの軌跡をインタビュー!
(掲載2013年12月13日)

歴代アクセス No. 33
今度のきゃりーぱみゅぱみゅは80年代アイドル! 田向潤監督による「ザ・ベストテン」風のMV「CANDY CANDY」
(掲載2012年04月03日)

歴代アクセス No. 34
キャビアのニューフェイス志賀匠。監督作サカナクション「エンドレス」からスプツニ子!「カラスボット☆ジェニー」まで!
(掲載2011年11月11日)

歴代アクセス No. 35
360度のクリエイティブ。ONE OK ROCK「The Beginning」などを手掛ける、謎のベールに包まれたmaxillaをご紹介!!
(掲載2013年09月06日)

歴代アクセス No. 36
きゃりーぱみゅぱみゅのMVを手掛ける田向潤監督×衣裳担当のスタイリスト飯嶋久美子。舞台裏を語る対談インタビュー!
(掲載2013年02月28日)

歴代アクセス No. 37
川村真司×清水幹太×長添雅嗣! カメラ250台のストロボが描く光のMV、androp「Bright Siren」のすべて!
(掲載2011年08月26日)

歴代アクセス No. 38
“人間”を撮る写真家、大橋仁。7年ぶりに監督した、高橋優のMV「同じ空の下」で、老人の孤独と悲しみ、その先の希望を切り取る
(掲載2014年04月23日)

歴代アクセス No. 39
Canon CINEMA EOS SYSTEM撮影事例レポート! 三木聡監督による乃木坂46「ススメ!橋本奈々未」撮影の裏側!!
(掲載2012年03月09日)

歴代アクセス No. 40
モノノフクリエイター長添雅嗣とすしおによる、ももクロ×KISSのMV「夢の浮世に咲いてみな」。長添監督による解説つきインタビュー!
(掲載2015年02月27日)

歴代アクセス No. 41
新しいカタチのプロダクション・ユニット「TOKYO」発足! 少数精鋭のチームを解剖するインタビュー!!
(掲載2013年01月24日)

歴代アクセス No. 42
錚々たるクリエイターが集結! 次世代カーナビ、インターナビ「dots」プロジェクトのすべて!
(掲載2011日12月09日)

歴代アクセス No. 43
white-screen.jp独占! Intel「The Museum of Me」の全てを制作陣が語る超ロングインタビュー!!
(掲載2012年07月02日)

歴代アクセス No. 44
タグボート多田琢&関根光才監督、映画好きの2人が挑んだ型破りなTVCM! トヨタ ハリアー「H.H.」はA面とB面から成る人生のミステリアス・ジャーニー!
(掲載2014年01月17日)

歴代アクセス No. 45
新しい日本映画の幕開け!? 映画「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」大友啓史監督インタビュー!
(掲載2014年09月26日)

歴代アクセス No. 46
livetune adding 中島愛「Transfer」について制作陣が語る! 実は水かけババアのMVだった!?
(掲載2012年12月07日)

歴代アクセス No. 47
誰か私を連れ出して!児玉裕一監督によるPerfume最新MV「Pick Me Up」!児玉裕一監督、VFXの格内俊輔、プロデューサーの加島貴彦のインタビュー!
(掲載2015年05月01日)

歴代アクセス No. 48
auのインテグレーテッド・キャンペーン「FULL CONTROL TOKYO」を語るインタビュー。志伯健太郎と齋藤精一が登場!!
(掲載2013年02月18日)

歴代アクセス No. 49
GIFアニメ×漫画=GIF漫画! AC部によるラッパー79の物語「Enjoy Your Trip」インタビュー!!
(掲載2013年12月27日)

歴代アクセス No. 50
祝! PARTY設立! 伊藤直樹が語る、物語技術を研究するクリエイティブ・ラボPARTYとは
(掲載2011年11月18日)


white-screen.jp恒例の、1年を振り返る年末特別企画をシリーズの最終回!2015年にINTERVIEWに登場してもらったディレクターやクリエイターの方たちにアンケートを実施し、この1年で気になった映画、本、音楽、ミュージックビデオ(MV)、人物について回答していただいた。

アンケート結果に基づいた特集記事を5回連続で公開!今回は、第1弾「ミュージックビデオ篇」、第2弾「書籍篇」、第3弾「音楽篇」、第4弾「人物篇」に続く、第5弾「映画篇」をどうぞ!
※掲載は順不同です。

■ 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年|ジョージ・ミラー監督)
菅谷愛(ONIONSKIN)
最高でした!あとニュークスが可愛い。

木村太一
CGが少なめのリアルアクションが派手で良かった。

塚越規 (THE DIRECTORS GUILD)
完全にぶっ飛んだ作品でした!

他、川村真司(PARTY NY)takcomも選出。

細金卓矢
「マッドマックス」も「チャッピー」も「スペクター」も「インサイドヘッド」も面白かったですが、これだ、といえるほどサンプリング数が多くない1年でした。来年はもっと見ます。あとあの日に「バックトゥーザフューチャー」3本連続で見る上映会のチケット買っておきながら玄関のブランコで寝てたら終わってました。


■ 「キングスマン」
キングスマン(2014年|マシュー・ヴォーン監督)
杉山峻輔
Manner makes a man.

瀧澤慎一(HAKUHODO THE DAY)
頭が吹っ飛んで花火とか最高。

加藤久哉
「マッドマックス」と競ったけど、3回目でも観られるのは「キングスマン」。「マッドマックス」は2回目も楽しく観れたけど3回は観なくて良いと思った。

■ 「Mommy/マミー」
Mommy/マミー(2014年|グサヴィエ・ドラン監督)
藤代雄一朗
観ていて1番苦しくて、その苦しさが記憶にこびりついています。

山田智和(caviar)
物凄く嫉妬したので。

■ 「さよなら、人類」
さよなら、人類(2014年|ロイ・アンダーソン監督)
辻川幸一郎
今年は「神々のたそがれ」「岸辺の旅」「恋人たち」が素晴らしく1本には決められませんでした。どの作品も独自の映像話法が突き抜けていました。

塩田周三(株式会社ポリゴン・ピクチュアズ)
とにかく、訳が分からない。訳が分からないのだが、笑ってしまう。印象に残りまくる。どうやったら、こう言う作品が撮れるのか?!凄いリスペクトです。

■ 「インターステラー」
インターステラー(2014年|クリストファー・ノーラン監督)
橋本麦
「マッドマックス」以外のを選びたかったから。当然昨年末の公開日に行きましたが、たしか映画館で観た数回目は今年に漏れてたはずです。

齋藤精一(Rhizomatiks)
劇場で見逃しましたが、飛行機内で見るのを我慢してようやく家のテレビで見ました。ストーリーというよりもCGやCGを制作するためのリサーチや学者達との協業によって創られた裏のストーリーも含め非常にやられた感がありました。

■ 「チャッピー」
チャッピー(2015年|ニール・ブロムカンプ監督)
千房けん輔(エキソニモ)
人工知能にまつわる諸問題を、単純なSF的世界観じゃなくてゲットーのギャングの世界観の中でポップに描いたのが素敵でしたね。南アフリカ在住のミュージシャンを抜擢したり、それがちゃんといい味を出していたり、郷土愛もあるし、アクションも面白いし、グッと来ました。

■ 「WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT」
WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT(2015年|佐渡岳利監督)
井上涼
MVやテレビ出演の時にはない角度から撮られたPerfumeの姿に感動し、ずっとファンで良かった〜と思いました。完全にファン目線で選びましたが、まだファンでない方も楽しめる王道感がありますー。

■ 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年|アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)
大橋史
幼少期にティム・バートン版の「バットマン」に親しんだ自分としては、ヒーロー映画で人気だったマイケル・キートンが、落ちぶれた俳優という設定に笑えました。主人公の男が過去の栄光や他者からの評価に振り回される姿に笑いつつも、ラストにそういったしがらみから解放され飛び立った姿にグっときた。

■ 「セッション」
セッション(2013年|デイミアン・チャゼル監督)
Aki Mizutani(Cutters Tokyo)
ストーリー自体もとても面白かったのですが、アカデミー賞の編集賞を受賞したように、エディターとして興味深い作品でした。特に編集によってつくり出された最後の演奏シーンの迫力と緊張感は素晴らしかったです。

■ 「イット・フォローズ」
イット・フォローズ(2014年|デビッド・ロバート・ミッチェル監督)
Ash Thorpムードとフィーリングがとても好き。フレーミング、ベース、トーン、音楽の使い方が素晴らしい。

■ 「アラジン」
アラジン(1992年|ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ監督)
牧野惇(P.I.C.S.)
もともと大好きだったディズニー作品がようやくBlu-rayで発売したので、BOXで購入しました。鑑賞者に集中を切ることを許させない、素晴らしいイマジネーションの連続に、ただ脱帽して観ていました。音楽も素晴らしいです。制作段階で「A Whole New World 」をはじめて聴いた人は圧倒されて泣いたと思います。日本語版は歌詞を見なくても歌えます。23年経ても色あせない名作です。

■ 「フォックスキャッチャー」
フォックスキャッチャー(2014年|ベネット・ミラー監督)
小川洋一(株式会社白組)
愛されないという究極のコンプレックスから精神を病んでいる大富豪と、皆から信頼され家族にも愛される貧しい男との間に起こる悲劇、というあまりにステレオタイプな話だが何故か痛々しいほど胸に迫る。ドキュメンタリー出身で実話の映画化しか興味が無いベネット・ミラー監督の最高傑作。

■ 「HELP」
HELP(2015年|ジャスティン・リン監督)
田向潤
Google Spotlight Storiesというスマホアプリで見る360°映像。スマホを動かして自分の好きなアングルを見ることができます。まだまだ黎明期にあるVR系ムービーの、現時点でのお手本のような作品です。勉強になります。

■ 「草原の実験」
草原の実験(2014年|アレクサンドル・コット監督)
sasakure.UK
面白いというよりは最も印象に残った映画です。映画のワンシーンワンシーンがとても美しくて儚くて、僕の記憶に大きく残る素晴らしい作品でした。 台詞が無い映画だからこその魅力が作品に詰まっていて、圧巻でした。

■ 「恋人たち」
恋人たち(2015年|橋口亮輔監督)
平岡政展(caviar)
今の自分の状況などを含めて、今、現在を感じる事が出来、とても感慨深い映画でした。

■ 「魚が出てきた日」(The Day the Fish Came Out)
魚が出てきた日(1967年|マイケル・カコヤニス監督)
振付稼業air:man
観てください。時々挿入されるダンスも、秀逸。

■ 「心が叫びたかってるんだ。」
心が叫びたかってるんだ。(2015年|長井龍雪監督)
ノガミカツキ
付き合ってるのか付き合ってないのかわかんない感じや、無理のない程度の発言や設定やミュージカルのシーンのロトスコープなど、ギリギリのリアリティがたくさんあってすごい感情移入した。

年末アンケートから、第5弾「映画篇」をお読みいただきました! 第1〜4弾の「ミュージックビデオ篇」「書籍篇」「音楽篇」「人物篇」と共に、鑑賞する作品選びに迷った時の参考にどうぞ!

■ white-screen.jp年末アンケートにご協力いただいた皆様
井上涼大橋史小川洋一(株式会社白組)| 加藤久哉川村真司(PARTY NY)| 木村太一齋藤精一(Rhizomatiks)| 菅谷愛(ONIONSKIN)| 杉山峻輔千房けん輔(エキソニモ)| 瀧澤慎一(HAKUHODO THE DAY)| 田向潤塚越規 (THE DIRECTORS GUILD)| 辻川幸一郎ノガミカツキ橋本麦平岡政展(caviar)| 藤代雄一朗振付稼業air:man細金卓矢塩田周三(株式会社ポリゴン・ピクチュアズ)| 牧野惇(P.I.C.S.)| 山田智和(caviar)| Aki Mizutani(Cutters Tokyo)| Ash Thorpsasakure.UKtakcom|  ※あいうえお順、敬称略

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左)ブルース・ビックフォード:ア二メーション作家。1947年シアトル生まれ。高校卒業後アニメーション制作を開始。1970年代にL.Aを拠点としてフランク・ザッパの映像作品(1979年「Baby Snakes」、1982年「Dub Room Special」)にクレイ・アニメーションを提供。その後シアトルに戻り代表作「プロメテウスの庭」を完成させる。2004年には長編ドキュメンタリー「Monster Road」(ブレット・イングラム監督)が公開。現在はシアトル郊外の森のなかの自宅にて、無数の粘土造形に囲まれて暮らす。アニメーション界のレジェンド。
右)辻川幸一郎:90年代、フリーのデザイナーとしてレコードジャケットなどを手がけていたところ、遊び友達だったコーネリアスにMV制作を依頼され、見よう見まねで映像制作をはじめる。そのうち他ミュージシャンのMVも手掛けるようになり、いつの間にかCM、MV、ショートフィルムなどの映像作品を中心に、Webやインスタレーション企画など様々なジャンルで国内外問わず制作している。最近ディレクションした作品では、「攻殻機動隊 新劇場版/ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE Music Clips:Music by Conelius」が発売中。
高松メディアアート祭 第1回 The Medium of the Spirit -メディアアート紀元前-に来日中のクレイアニメーションのレジェンド、ブルース・ビックフォード。そして、かねてよりビックフォード氏の大ファンと公言する映像ディレクターの辻川幸一郎が、ビックフォード氏に5つの質問を投げかけていく! ビックフォード氏のベールに包まれたルーツや情熱が明かされる!

■Question 1:クレイアニメをはじめたきっかけ

辻川幸一郎(以下辻川):今日はお会い出来て光栄です。まずお伺いしたいのが、ビックフォードさんがアニメーション作品を作るきっかけってなんだったんでしょう?

ブルース・ビックフォード(以下ビックフォード):ただ映画が作りたかったんです。それで、アニメーションは自分一人で作れるし、1番シンプルに実現できる方法でした。

辻川:ドローイングではなく、クレイを選んだことに理由はありますか??

ビックフォード:良く覚えているのは、1964年(ビックフォード氏17歳)に、ストップモーションでサンタがソリに乗ってるテレビコマーシャルを見たんです。雲の表現が綺麗ですごくよく覚えています。とても印象的でした。それで自分でもやってみようと、ミニカーをつかってストップモーション・アニメーションをはじめたのですが、どうもリアルに見えなかった。クルマの振動とか表現できないのです。クレイで作った人形をクルマに置いてみたら、少し迫力も出てきてそこからクレイにすごく興味を持ち始め、クレイでアニメーションを作るようになりました。ぐにゃぐにゃ動くアニメーションをクレイでやっていくことに興味が出たのです。

辻川:強い記憶ですね。

ビックフォード:だいたいの出来事は覚えているんです。自分の人生は、多くの友達と仲良くなるわけでもなく、すごく限られた生活をしていたので。他の人だったら様々な新しいことが、どんどん周りで起こっているだろうけれども、私の場合はそういう周りの出来事が少ない分、1つ1つの出来事を良く覚えています。

■Question 2:作品制作における快感

辻川:作品を作っていて1番快楽的だと思う過程と、1番苦痛を感じる過程はどこですか?

ビックフォード:あんまり考えません。作るときは1番いいものを作れるように注力します。ストップモーションの何コマ撮ったかっていうカウンターも集中が途切れるので見ません。どれくらい時間がかかるとか、そういうことも考えません。とにかくシーンの全体の流れに集中して、完成したイメージをベストのカタチで作り上げるだけなのです。邪魔が入らずに作品制作できることが1番なんです。

苦痛はいつもです。でも、その感情を無視して制作に取り組まなきゃならないし、逆に苦しんでいなければ、それは作品作りとは言えないんじゃないかな。

辻川:苦しいけど、作らずにはいられないってっことでしょうか?

ビックフォード:“作る”ということさえ考えない。そういうことを考えてしまうと、また作品の質を落としてしまう。

もっと無意識のものなんです。自然とそうなってしまうものだし、その瞬間と関係しているものなんです。自分自身を飲み込むような感じ。そういうのがあると作品があるべき形になるんです。

辻川:無意識から作っていくって素晴らしいですね。そういう風にできあがった作品をご自身で見返したりしますか?

ビックフォード:基本的に見返すのは、あんまり好きじゃないですね。例えば私の作品に音楽をつけるミュージシャンは何度も映像をみなくてはいけないですが、自分には必要な作業ではないですし、どちらかというと次に作るものについて考えていて過去のものは見ません。

辻川:シーンを入れ替えたり、切ったりといった編集でもしないんですか?

ビックフォード:順撮りで撮影していきますから、シーンを入れ替えたりしません。フィルムの場合は、ミスしたフレームがあれば自分で切っていましたが、デジタルの場合は、コンピューターは扱えないので、人に手伝ってもらったりしますね。

■Question 3:制作頻度について

辻川:毎日作ってるんですか?それとも年のうち制作期間を決めてやっていらっしゃるのでしょうか?

ビックフォード:毎日作ろうとはしています。庭の手入れや、薪を集めたりやらなくてはいけない作業がない限りはね。こういうことを自分でしなければもっと作業も進むのですが、そうすると誰かの手を借りないといけなくなりますからね。だから、できるかぎりシンプルに生きようとしています。最近は、「Vampire Picnic」をはじめとしたグラフィック・ノベルを3本描いているので、時間をとるように努めています。

辻川:作品を見返すことはないとおっしゃっていましたけど、これまでで1番気に入ってるシーンはありますか?

ビックフォード:オールタイムのお気に入りはないのですが、最新作の「CAS’L'」の一場面はとても気に入っています。俯瞰のカメラがロンドンの街を映すカットで、街を流れるテムズ川もあらわれます。すごく複雑なショットで、人の手が必要なショットでした。フレーム毎に川を動かしてくれたスタッフを入れています。プラスチックの素材を水の質感がでるように、他の素材と重ね合わせて表現したんです。上手く、複雑なショットが撮れたのは気に入っています。

「CAS’L'」|2015年|48mins|アメリカ
dir: ブルース・ビックフォード
ビックフォードが1980年代から断続的に制作していたアニメーション作品がついに完成。
ストーリー:“城”にはとても奇妙なエネルギー源がたくさんあり、そのほとんどが地下から来ていた。それが原因となって、その地域では普通ではない出来事が起きている。無機物が生物のようなかたちに変形し、不安定なモーフィングの末、グロテスクな顔になるのだ。
辻川:その「CAS’L'」はどれくらいの期間をかけて作ったんですか?

ビックフォード:数年はかかりました。80年代後半から作っていてました。ここに実際に使ったモデルがあります。
クリックで城のモデルの画像がみられます。
ビックフォード:これが1番小さいサイズのモデルです。

辻川:すごいですね、これ!これは何で出来ているんですか?

ビックフォード:紙とダンボールです。

辻川:1つ作るのにどれくらい時間かかるんですか?

ビックフォード:数時間かかります。レンガもひとつひとつノリでくっつけています。すごく苦しい作業です。身体を正しい位置でやらないといけないんです。

辻川:この螺旋のパーツなんて素晴らしいですね!このレンガひとつひとつ貼っているなんて、もう神がかってますね。

ビックフォード:この城が1番大きいものだと横1m弱くらいのサイズまであるんです。

辻川:ビックフォードさんの作品って、モノのスケール感が大小ずっと変化し続ける、ドローイングのモーフィングのような事を、立体の軸でやるから、尋常じゃないですよ。

ビックフォード:それは、“リプレイスメント”っていう手法なんですが、最初は必要に迫られてはじめました。男が撃たれて、血が吹き出すっていうシーンだったのですが、その血が吹き出る表現を作るのに、血を小さいものから大きいものに置き換えて効果を出したんです。そこからスケールの違うものに置き換えるっていう手法を編み出していきました。

■Question 4:アトリエについて

辻川:スケールを変えて撮影するということは、全コマ数のモデルをつくらなきゃいけないじゃないですか。そういったものは全て保管してあるんですか?

ビックフォード:壊れたりしない限りは、全て残すようにしています。

辻川:つまり何百万っていう人形なり小さなクルマや家が保管されてるっていう場所が、この地球のどこかに存在してるってことですよね。

ビックフォード:私は静かな環境で作業をしたいので、そういうところにアトリエを構えています。雑音は私にとって拷問なんです。工場で機械が動いている音等、人間が作りだす音に耐えられないのです。風が吹いたり、雨が降ったりという自然の音は気になりません。

■Question 5:ビックフォードの幼少時代

「The Amazing Mr. Bickford」
フランク・ザッパとのコラボレーションは、まず、ザッパが物語のアイデアを出して、それをベースにアニメーションを作るというかたちで進行しました。しかし、私はザッパが出したアイデア自体にこだわることはなかった。現場にはプロダクション・マネージャーもいなかったので、全部自分で進めることになりました。結果として、ザッパ自身が満足いかないこともあったようですが、それは仕方ないことでした」(ブルース・ビックフォード)
辻川:ビックフォードさんの子供のころについて聞いてみたいのですが、好きだった物や事、記憶ってありますか?

ビックフォード:影響を受けた最初の映画はウォルト・ディズニーの「ピーター・パン」でした。1953年のアニメーション映画です。記憶で言うと、私は2歳の時の記憶が残っているのですが、初めて母親が連れて行ってくれた映画の1シーンをすごく鮮明に覚えています。「自転車泥棒」というモノクロのイタリア映画で、あるシーンで男の子がチーズサンドイッチを食べていて、そのチーズが伸び縮みしているのを見て、それが頭の中に強く残ったんです。母親は「あれはスパゲッティだ」と言っていましたが、絶対にあれはチーズでした。

辻川:まさしくクレイ的、変形の要素がそこにすでにあるんですね。ビックフォードさんの作品には割と死の要素が多いですが、死生観みたいなのがあったら教えてください。

ビックフォード:誰かが死ぬというのは悲劇です、その人が価値ある人間である限りにおいて、ですが。

辻川:なるほど。これから何か描いてみたいこと、やってみたいことってありますか?

ビックフォード:プランはエンドレスにあります。1人では全て出来ないので、助けが必要です。やりたいことのアイデアは無限にあるんです。

辻川:エンドレス!今日は本当にありがとうございました。

■取材を終えて
20年程前、VHSビデオではじめて観た「The Amazing Mr. Bickford」の衝撃といったらありませんでした。まるで自分の脳みそがクレイになってこねくり回されるような感覚。映像版シュヴァルの理想宮とでもいうべき圧倒的な執着力。妄想がクレイの泉となって湧き、グネグネと変化し続ける超濃密な世界に触れてからというもの、ずっと尊敬してきたブルース・ビックフォードさん。伝説のアーティストの姿は想像を超える 神々しさで、その目は限りなく澄んでいました。おそろしくストイックな環境と尋常でない作業量で、イメージの混沌を丸ごと映像にし続けるブルース・ビックフォードさん。僕はブルース・ビックフォードさんの映像以上に純粋なものを知りません。(辻川幸一郎)

ブルース・ビックフォード氏は2016年2月にアニメーションイベント「ニューディアー presents GEORAMA2016」で 再び来日予定だ!DOMMUNEの宇川直宏氏キュレーションにより、EYヨ、菊地成孔+中原昌也、トクマルシューゴなどアーティストとビックフォードが対峙する2夜「チャネリング・ウィズ・ミスター・ビックフォード」もチェックしよう!

■ 5つの質問 一問一答
1: 一番影響を受けたものを教えて下さい
ビックフォード:イタリア映画「自転車泥棒
辻川:松田道弘「奇術のたのしみ
2: この職に就いたきっかけは?
ビックフォード:ただ映画がつくりたかったから
辻川:コーネリアスに頼まれてライブVJをしたのがきっかけ
3: 一番好きな映画は何ですか?
ビックフォード:ディズニーの「ピーターパン
辻川:「千と千尋の神隠し
4: オススメのレストラン or バーを教えて下さい
ビックフォード:(なし)
辻川デニーズ。懐が深い
5: 今おもしろいもの/事って何ですか?
ビックフォード:グラフィック・ノベルの執筆と、長編映画の構想
辻川:子育て

white-screen.jp恒例の、1年を振り返る年末特別企画をシリーズでお届け!2015年にINTERVIEWに登場してもらったディレクターやクリエイターの方たちにアンケートを実施し、この1年で気になった映画、本、音楽、ミュージックビデオ(MV)、人物について回答していただいた。

アンケート結果に基づいた特集記事を5回連続で公開!今回は、第1弾「ミュージックビデオ篇」、第2弾「書籍篇」、第3弾「音楽篇」に続く第4弾「人物篇」をどうぞ!
※掲載は順不同です。

コムアイ(水曜日のカンパネラ) ・瀧澤慎一(HAKUHODO THE DAY)彼女は「時代」です。間違いない。

田向潤 こんなにあからさまな天才がいるでしょうか。普通、各分野の天才はけっこう埋もれていて、それを見つける天才によってピックアップされたりしてますが、彼女は誰が見ても簡単にわかる天才です。どういう道を辿っても必ずスターになるはずだった人です。でもケンモチさん、Dir.Fさんに見つけてもらってよかった!水曜日のカンパネラ最高!

山田智和(caviar): MVを2本も撮らせて頂きました。

清水幹太 橋本麦糖質制限のストイックさ。

千房けん輔(エキソニモ) NYへの引っ越しの際にいろいろ相談に乗ってもらったりしてたのですが、半年ぶりくらいに会ったら30kg痩せてて別人になっていたり、インターネットヤミ市 in NY に出店してくれたのですが、東京の父親の寝姿をテントの中で見るというナゾのコンテンツ(しかもこれが無意識下に強烈なパンチをくらう)だったり。PARTYのオフィスでは英語で会話しようというルールを設定してしまったがために、深い会話ができてないのとか、いろいろ気になる人物ですね。

水木しげる
sasakure.UK 去年から今年にかけて、自身の作品制作にあたって”妖怪”にまつわる著書を沢山読んでいたのですが、最もポップでユーモラスな作品は水木さんの作品で、改めて水木さんのユニークさ、素晴らしさを再実感していました。

KOHH
平岡政展発言も曲も興味を引かれます。

他、takcomも選出。

志磨遼平
振付稼業air:man天才だった。

日本に来る海外からの観光客
齋藤精一(Rhizomatiks)
:仕事柄「インバウンド」ということに非常に敏感になっているからですかね。最近更に街で見るようになった海外からの旅行者の方や日本に住んでいる海外の方、その子供の方々に非常に興味があります。2020もあるし、もっとよい日本を作りたいと個人的に思っています。それと、もっと日本のクリエイティブが海外に出て行く事を強く願います。

Elon Musk
Ash Thorp とてもエネルギッシュで豊欲な起業家。

Juan Cabral
・加藤久哉: 作品を見て、前からすごいと思ってます。会いたい人。

橋本麦 菅谷愛(ONIONSKIN): white-screen.jpのインタビュー記事を見て、次はコマ撮りに挑戦すると知り、焦りと興味が・・・。

MOMO(TWICE)
杉山峻輔金髪が好きだということに気づかせていただいてありがとうございます。という気持ち。

井上剛
小川洋一(株式会社白組):今まで見てきたテレビドラマで1番すごいと思ったNHKの「クライマーズ・ハイ」の演出家が井上剛氏で、今年最も興奮したNHKのドラマ「64(ロクヨン)」の演出家がやはり井上氏だった。社会派サスペンスでは今、日本で一番力量のあるディレクターではないかと思う。次作が待ち遠しい。

シリア難民
Aki Mizutani(Cutters Tokyo):しばらく視野が狭くなっていた自分にとって、「自分に何ができるのか」を問い直すきっかけとなりました。世界はつながっている。個人としても会社としても社会的活動を促進させなければならないと痛感しています。

ドナルド・トランプ
塩田周三(株式会社ポリゴン・ピクチュアズ):アメリカの大統領選挙で連日彼のトンチンカンな情報が伝わって来る。冗談だろ、と思いながらも長らく選挙戦上位に留まる。アメリカは本当に訳のわからない国だな、と痛感する。

辻川樹一郎
wsTsujikawa13_02
辻川幸一郎:今年3月に産まれてきた、僕にとってはじめての子供。息子との日々は本当に新鮮で楽しいです。

中島あかね
大橋史:神田のギャラリーで偶然目にして、後に1_WALLでグランプリを受賞していたのを知り速攻でリクルートギャラリーで作品集の冊子を購入しました。元永定正を思い出させるつかみどころのない造形や、「このスタイルでいく」という覚悟と度胸に、それに反する造形の戯れっぷりにやられた。とにかく最高。

オリヴィア・パレルモ
井上涼 愛読書の雑誌「GOSSIPS」によく出てくるので。

シニシャ・ミハイロヴィチ
塚越規(THE DIRECTORS GUILD):ACミランの監督なので!

パンダの穴
牧野惇(P.I.C.S.): 非常に面白い企画を作るガチャガチャのブランドです。商品を見ているだけで、発想を良い意味で横道に反らせるブランドです。これからも新商品も楽しみにしています。

tomad
ノガミカツキ一緒に暮らしてみて理解できない部分が多々あって気になった。やっぱり変な人。

山田智和 木村太一(ONIONSKIN):同い年で、日本の映像関係者に比較されて、「だれだこいつ?」って思った。日本の映像界を盛り上げて欲しい。

りんご飴マン
藤代雄一朗 一緒にメディアを作ってきた有志が弘前へ移住したのち様々な話題企画を作り上げているのを端からみて不思議な気持ちになった1年でした。ぜひみなさんもフォローしてみてください。

山本加奈(white-screen.jp 編集長)
ws_white-screen.jp_rogo
細金卓矢気になりました。


年末アンケートから、第4弾「人物篇」をお読みいただきました!次回は、ラストを飾る第5弾「映画篇」をお届け。クリエイターから今年最も支持されたのはどの映画なのか!?お楽しみに!

■ white-screen.jp年末アンケートにご協力いただいた皆様
井上涼大橋史小川洋一(株式会社白組)| 加藤久哉川村真司(PARTY NY)| 木村太一齋藤精一(Rhizomatiks)| 菅谷愛(ONIONSKIN)| 杉山峻輔千房けん輔(エキソニモ)| 瀧澤慎一(HAKUHODO THE DAY)| 田向潤塚越規 (THE DIRECTORS GUILD)| 辻川幸一郎ノガミカツキ橋本麦平岡政展(caviar)| 藤代雄一朗振付稼業air:man細金卓矢塩田周三(株式会社ポリゴン・ピクチュアズ)| 牧野惇(P.I.C.S.)| 山田智和(caviar)| Aki Mizutani(Cutters Tokyo)| Ash Thorpsasakure.UKtakcom|  ※あいうえお順、敬称略

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Aika Miyake:アメリカで映画制作を学んだあと、2012年のCutters Tokyoの起ち上げメンバーにアシスタントエディターとして参加する。アシスタントエディター時代には、ACCアワードでグランプリを受賞したNike Baseball「宣誓」、Facebookの日本初の大々的キャンペーンと「あなたは誰かのともだち」など実績を積み、信頼を得てきた。オフラインエディターとして携わった、2015年のP&G パンパースのCM「Mom’s First Birthday」では、AdFest、AD STARS、New York Festivals、ACCアワードとOne Showで入賞、Spikes Asiaでは4部門に渡りBronze Spikeを獲得する。
先日、オフライン編集用のソフトウェアについて鼎談を紹介した。そこで気になったのが、“オフライン編集”そのものについて。「この映画は編集がいいね」「このCMは編集を20パターンもつくった」といった事はよく聞くが、一体“いい編集”とは何だろう?2015年の11月にエディターデビューを果たしたCutters TokyoのAika Miyake氏 。アメリカで映画制作を学んだバイリンガルエディターのAika氏に“いい編集とはなんですか?”という質問を投げてみた。項目ごとに挙げてくれた作例ともに、オフライン編集の秘訣が詰まった、その回答を紹介しよう。

■そもそもオフラインエディティングとは?

P&G パンパース「First Birthday」
dir: タカシマフトシ|cd: 五十嵐剛人、柳下清彦|c: 五十嵐剛人、山本邦晶|ed: Aika Miyake (Cutters Tokyo)
映画、ドキュメンタリー、ミュージックビデオ(MV)、CMと色々な編集のスタイルと方法がありますが、私が考えるオフラインエディティングを私なりに紹介してみたいと思います。

すべての選ばれたショットと編集点には目的と意味があります。エディティングで1番大切なのはストーリーが最も望ましいカタチで視聴者に伝わるということです。それを踏まえ、テイクの選択、ショットの並び変え等を慎重に行っていくのがエディティングです。テクニックとしては、情報を伝えるショット、エモーションを伝えるショット、敢えてエネルギーを空白にすることによって、視聴者が共感や感情移入できる隙間をわざと残したショットをいれていきます。エディターはいわば、映像の彫刻家だと思っています。

細かく言うと、エディティングには、撮影、演出でのミスを修正するという目的と、作品をスタイリッシュにより面白く、つまりクリエイティブにする目的があります。修正とクリエイティブが綿密に同時進行されていくのです。

そして、最終的には編集点が視聴者に気づかれなければ気づかれないほどいい編集だとされています。ただし、同じことをやっていてもマンネリ化してしまうので、時には新しいことにチャレンジすることも大切だと思います。

Cutters Tokyoの特色のひとつとして特筆したいのは、エディティング=画の編集、だけでなく、音の編集も含めて、エディティングということです。1万種類以上のサウンドエフェクト・ライブラリーより厳選して音の編集もし、トータルな編集を提案します。

他にも、エディターとして重要だと思うスキルがあります。特に、広告のエディティングをやるにあたり、見落とされがちかもしれませんが、コミュニケーション能力が重要だと感じています。エディターの仕事は編集をするだけではなく、プレゼン、ディレクターやエージェンシーとのコミュニケーション能力が必要不可欠です。ひとつのプロジェクトには多くの方々が関わっています。エディターとしての視点から意見をその方々に的確に伝えることによって、オペレーターではなくエディターとしての真価が生まれるんじゃないかと思うんです。

■クリエイティブな編集をするために:構成について

NIKE JAPAN「ナイキ ベースボール宣誓編」
dir: 江藤尚志|off ed: ライアン マクガイヤー(Cutters Tokyo)
この作品は他にもシーンがいくつかあったのですが、最終的には60秒にする必要もあり、エディターのライアン・マクガイヤーは、w+kのクリエイティブチームと共に、本当に苦労して良いシーンを削ぎ落としました。本当に必要な物だけがしっかり配置されたすばらしい編集だと思います。
エディティングでは撮影素材をチェックした後、まず構成を考えます。その上で大切にしていることの1つが、“オッカムの剃刀の法則”です。 (注:オッカムの剃刀の法則:ある事柄を説明するためには、必要以上に多くを仮定するべきではない。——wikiより)

これは映像に限らず言える事ですが、伝えなければならない情報を最小限にして、同じ目的を果たしているショットは単数にしシンプルにすることで、視聴者にストーリーを効果的に伝えることができます。時には似たようなショットやインタビューカットを複数入れたくなることもありますが、そういったときは本当に必要か吟味して決定をします。時には複数わざと入れることによって効果を得る時もありますが、あくまで意図があってのケースに限ります。パンパース「Mom’s First Birthday」の場合、状況説明を最適化し、必要最低限な登場人物のエモーションを編み込むことによって、ストーリーとエモーションが伝わる飽きない長さの構成を見つけることができました。飽きないで最後まで見てもらえるエディティングは、YouTubeで再生してすぐにスキップできる今の時代にとても大切なことかと思います。

■クリエイティブな編集をするために:エネルギーの調整

P&G London「Best Job」
dir: Alejandro González Iñárritu|ed: Peter Wiedensmith
画、音楽、サウンドエフェクトを巧みに利用してエネルギーのカーブが始めは緩やかに、そしてだんだん大きく描かれているのが分かります。1:30秒あたりで娘がお母さんとハグをするときに、サウンドエフェクトをフェードアウトさせ、視聴者自身のエモーションをなだれ込ませられる空間ができています。わたしは何度観ても、ここで涙を流してしまいます。
- 画と音の中にあるエネルギーをうまく使用して臨場感や高揚感の有無を調整する。
- 画と音のエネルギーのバランスをうまく取る。

オフラインをする上でこの2点をとても大切にしています。なぜなら、エネルギーの振動が心の奥に浸透するのが、映像の特有の効果だと考えているからです。頭で理論的に考えなくても、“画と音のエネルギー”はダイレクトにエモーションを伝えることができます。このエネルギーの量とバランスが、私が編集をする上で考慮してることです。

■クリエイティブな編集をするために:客観性の大切さ

P&G パンパース「First Birthday」
dir: タカシマフトシ|cd: 五十嵐剛人、柳下清彦|c: 五十嵐剛人、山本邦晶|ed: Aika Miyake (Cutters Tokyo)
この作品は本当に撮影現場での感動が大きかったので、視聴者の温度差に合うようなショットとシーンを丁寧に選びました。私が撮影現場にいたら、また違った編集になっていたかもしれません。
日本ではオフラインは監督がすることが、特にMVなどでは通常です。では、オフラインエディターに発注する最大のメリットはなんでしょう。それは、プロジェクトの途中で入って企画と撮影素材を客観視しながら、撮れた素材の中から、プロジェクトの本質にそった1番いい編集が出来るということだと思います。視聴者と同じ目線でプロジェクトを見ることができ、時には厳しい判断をします。すごく苦労して何時間もかけて撮影したショットを「使わない方がいい!」と提案できるのもエディターの仕事なのです。よく欧米のCMなどで“ディレクターカット”というのを目にすると思いますが、撮影以降の責任が監督ではなくオフラインエディターに移行し作品が完成するため、監督がやりたかった編集バージョンを制作しているのです。

話しがそれましたが、1番良い編集を提案するために、素材と向き合う時間をしっかり設けてもらっています。ストーリーや目的を理解する為に、PPM資料などをいただいて理解を深め、効果的に視聴者に伝わるような編集を心がけています。

■クリエイティブな編集をするために:リズム感

ws_aika_sabu
nike「loop and shadow」
dir: 谷川英司|a: W+K Tokyo|ed: Aika Miyake(Cutters Tokyo) この作品は分かりやすい例だと思います。息の音、足音、体を動かすうごき、さらにカメラの動きにもリズムがあり、気持ちのいいタイミングを1フレーム単位で探りました。
オフライン編集で大切にしていることのひとつに“リズム感”があります。自分の編集スタイルには、小学生の頃ドラムをやっていた経験が生きていると感じます。リズム感は音楽に限らず映像にもあります。映像の中に映されているもののリズム、編集点のリズム、ナレーションのリズム、サウンドエフェクトのリズム、そして音楽のリズムなど、色んなリズムを綿密に編みこんでいきます。無音も音のひとつのリズムとして捉えていて、3拍子ベースのアフリカンビートや、リズムが重なり合うエレクトロな音楽が好きなので、それが編集にも生きていると思います。

■クリエイティブな編集をするために:まとめ

「あなたは冒険者」
dir: Matthew Swanson|ecd: Mike Farr、長谷川踏太|ed: Aika Miyake(Cutters Tokyo)
編集はショット選び、パフォーマンス選び等々、常に選択の連続です。この選択のプロセスを慎重にすることで作品のクオリティーに差が出ます。いいエディターはいい素材を見極める目を持っているのです。 

絵コンテに縛られすぎる事なく(あくまで、撮影時に素材を撮る時のガイダンズという理解)、オフライン編集では、一旦忘れることで編集に自由が生まれます。枠の外に出て自分のイマジネーションを使い、必要な素材を再度探すこともあります。

オフラインエディターは編集のプロで、編集で問題解決をすることが仕事です。「商品のクルマの印象をもっと強くしたい」というリクエストへの解答を、“クルマのショットの尺を伸ばす”以外にもいくつもの編集的解決策を提案するのです。その為には、世の中の様々な作品を見、流行りやスタイルの違いを理解し、そのプロジェクトに最適な編集を提案できるように心がけています。