転職方法について

転職の際に有利になる資格をご紹介

転職を志す人は「資格っているの?」「どの資格が転職に有利?」「どうやって資格を取得すればいいの?」と迷っているかもしれません。転職活動を有利に進めるには、資格を持っていたほうが良いでしょう。

資格は、明確な自身の能力証明です。誰が見てもひと目で能力を判断できるため、履歴書などに記載すると有利と言われています。本記事では、転職者が取得したほうがよい資格を紹介します。

資格を持っていると転職は有利に運べる

転職者の中には「本当に資格を持っていると転職は有利に運べる?」「資格をもっていないけど、大丈夫?」と考えている人がいるでしょう。資格を保有すると、転職は有利に運べます。他者と比較した場合、明確な採用理由になるからです。

例えば、コミュニケーション能力をアピールする人がいるとしましょう。コミュニケーション能力は、数値化できず調べようがありません。しかし、本記事でまとめる資格を保有している場合、履歴書を確認するだけであなたの能力がわかります。

まず、「業務上で必須な資格」と「持っていると有利な資格」について解説しておきましょう。

業務上で必須な資格

「業務上で必須な資格」とは、医師免許のようなものです。医師として活動するには、医師免許が必要です。他にも、教員免許なども同様です。

職業により、必須となる資格が存在する場合があります。あなたが目指す転職先を調べ、徹底的に「企業分析」しましょう。

企業が求める人材に「◯◯資格保有者」と記載されている場合があります。万が一、情報収集を怠り、資格を保有していなければ採用されるはずはありません。

事前準備段階から、しっかりと調べておくようにしましょう。

持っている有利な資格

学生生活で「漢字検定」などを取得している人もいるでしょう。しかし、現在保有している資格には「転職で使えるもの」「転職で使えないもの」があります。漢字検定のように、誰もが知っている資格は、学生の能力向上をはかるための資格です。転職では利用しません。

あなたが持っている資格の中に、転職に有利な資格があれば良いでしょう。しかし、転職に有利ではない資格を保有していても、活かすことはできません。転職に活用できる資格はたくさんありますので、必要に応じて取得することをおすすめします。

転職に活きる資格一覧を、以下に示します。

転職時に活きる資格一覧

中小企業診断士

中小企業診断士は、企業の経営課題の解決を手助けします。診断・助言し企業の経済活動を円滑にする専門家です。

概要

国が認める唯一の経営コンサルタント資格であり、企業は「業務改善」「コスト削減」「売上向上」などの相談ができます。

転職の際には、中小企業診断士を取得していれば一次試験を免除される場合があります。企業についての深い知識を証明できるからです。転職活動に有利な資格として、最も注目されている資格でしょう。

取得方法

中小企業診断士になるには、以下のような手順を踏みます。

  • 一次試験合格
  • 二次試験合格
  • 実習補修の修了

主にJ-SMECAが実施する試験に合格後、実務経験が必要です。

一次試験に必要な科目は、以下のとおりです。

  • 経済学・経済政策
  • 財務・会計
  • 企業経営理論
  • 運営管理
  • 経営法務
  • 経営情報システム
  • 中小企業経営・中小企業政策

の7科目です。

さらに詳しく知りたい方は、J-SMECAのホームページを御覧ください。

費用

中小企業診断士を取得するには、受験料が必要です。受験料は、以下のとおりです。

一次試験受験料13,000円
二次試験受験料17,200円

別途、宿泊のための費用が必要になります。

TOEIC

TOEICは、英会話を始めとするコミュニケーション能力や知識を判断する試験です。

概要

グローバル化が進む転職市場では、英会話能力を求められる場合があります。また、求人によっては一次面接を免除される場合もあるでしょう。TOEICは、990満点中600点以上から履歴書に記入できます。

取得方法

TOEICを受験するには、ホームページ等で申し込みます。また、学生は学校でも申し込めるようになっています。転職者がTOEICを受験するには、ネット申し込みをします。

公式ホームページに沿って申し込んでみてください。

費用

TOEICの試験料は、6,490円(税込)です。複数回受験する場合には、割引制度があります。試験料の支払い方法は、以下のとおりです。

  • クレジットカード
  • コンビニエンスストア
  • 上記以外

詳しく確認したい方は、TOEIC公式ホームページをご確認ください。

公認会計士

公認会計士とは、企業の監査と会計を専門に行う国家資格です。

概要

財務諸表の作成や経済活動へアドバイスを行います。財務諸表に公認会計士の名前が入ると、信頼性が高まります。取得するのは簡単ではありませんが、社会的信用度が高い資格です。

取得していることで、企業によって一次試験免除などの可能性もあり得ます。

取得方法

公認会計士の資格を取得するには、「公認会計士試験」に合格後、2年間の実務経験を積む必要があります。そこから最終試験に合格することで公認会計士になることができます。

転職を目的に資格挑むのであれば、「公認会計士試験」の合格を目指すのが良いでしょう。

「公認会計士試験」は誰でも受験可能です。日本公認会計士協会のホームページから申込みが可能です。また、試験の詳細情報は、公認会計士・監査審査会のホームページで把握できます。

費用

公認会計士試験は、「短答式試験」と「論文式試験」があります。

【短答式試験と論文式試験の受験料】19,500円

仮に2年間の実務経験後、修了考査を受ける場合の費用も紹介しておきます。

【修了考査受験料】28,000円

受験料の詳細は、公認会計士・監査審査会ホームページ内にあるQ&Aで紹介されています。

社会保険労務士

社会保険労務士は、「健康保険・労災保険・雇用保険の加入給付手続き」「年金給付手続き」「資金管理・就業規則・従業員教育」などに関するプロフェッショナルです。

概要

相談指導の他、企業では雇用関連の部署に配属される場合が多いでしょう。

転職の際に取得していると、一次試験免除などの特典が受けられる場合があります。しかし、資格取得難易度は高く難しい資格と言えます。

取得方法

社会保険労務士の資格を取得するには、以下の受験資格を満たす必要があります。

  1. 学歴
  2. 実務経験
  3. 試験

転職活動で利用できるのは、「②実務経験」もしくは「③試験」です。

社会保険労務士になるわけではなく、資格を保有して転職を有利にすすめるには試験に合格すれば良いでしょう。

試験の詳細は、社会保険労務士試験オフィシャルサイトに記載されています。

費用

社会保険労務士試験の受験料は、15,000円です。別途203円の払込手数料が必要です。

秘書検定

秘書検定は、経営者の秘書として役立つ能力をはかります。

概要

知識及び技能を問う検定試験で、秘書業務だけでなく「ビジネスマナー」「言葉遣い」「電話対応」など、一般的なビジネス基礎知識を学びます。

転職の際に取得していると、最低限以上のビジネスマナーを理解している人物として扱われます。

取得方法

秘書検定は「3級」「2級」「準1級」「1級」に分かれています。どの階級からでも受験できます。「3級と2級」は筆記試験のみ、「準1級と1級」は筆記試験と面接が行われます。

どの階級も60%以上の得点で合格です。何も資格を持っていない転職者は、自分の努力で取得できるためおすすめの資格です。

費用

秘書検定の受験料は以下のとおりです。

3級2,800円
2級4,100円
準1級5,300円
1級6,500円

下の階級から順に受ける必要がないため、能力にあわせて階級選びをしましょう。コストを下げられます。転職者は、2級以上を取得していれば有利とされています。

危険物取扱者

危険物取扱者は、危険物を貯蔵するガソリンスタンドや化学工場などで働ける資格です。

概要

一般的に「乙四」と呼ばれているのも、危険物取扱者の資格です。資格には「甲種」「丙種」「乙種」があり、以下のように区分されています。

甲種化学に関する課程履修が必須
丙種
乙種
化学は必須ではない

一般に「乙四」と呼ばれているのは、乙種の試験です。

危険物取扱者の資格を持っていると、転職先の需要に応えられます。ガソリンスタンドなどは、危険物取扱者が1人以上必要です。

取得方法

危険物取扱者を取得するには、一般財団法人消防試験研究センターに申込み、定められた期間内に出願します。その後、定められた試験会場へ出向き試験を受けます。誰でも受験できるため、危険物を扱う職業を目指す人は取得しておきましょう。

費用

危険物取扱者を取得するための費用は、以下のとおりです。

甲種6,600円
丙種4,600円
乙種3,700円

それぞれに受験手数料が必要ですので、必要に応じた取得を心がけてください。

インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターは、インテリアに関する幅広い知識を問う試験です。

概要

家具などのインテリアに関する深い知識で、顧客にアドバイスします。インテリア関連企業やハウスメーカー、住宅関連、百貨店などに勤務する際に求められる資格です。

特にインテリア関連企業や住宅関連企業に求められ、場合によっては就職してから取得を促される場合もあるでしょう。転職の場合、企業側は教育コストを低下させたいため、取得していると有利になることがあります。

取得方法

インテリアコーディネーターの資格は、「年1回」しかチャンスがありません。一次試験と二次試験にわかれています。一次試験は10月にマークシート方式、二次試験は12月に筆記試験で実施されます。

主に公益社団法人インテリア産業協会のホームページから受験申請できます。誰でも受験可能な試験ですので、インテリア関連に転職を目指す方は取得しておきましょう。

費用

インテリアコーディネーターを取得するには、以下の2パターンの受験を考えます。それぞれに費用が異なるため、注意が必要です。

  1. 基本タイプ(一次試験⇒二次試験) : 一次試験を受験後、合格すれば二次試験に進みます。受験料は14,850円(税込)です。
  2. 一次試験先取りタイプ : 一次試験のみを受験する試験方法です。先に一次試験を受験したい場合に利用します。受験料は11,550(税込)です。

どちらのタイプで受験する場合も、受験申し込み期間は7月から8月です。取得する際には、申込期間を意識しておきましょう。

おすすめの資格

上記で述べた資格のほか、転職に役立つ資格はたくさんあります。以下には、それぞれの転職先で有利になる資格を紹介します。転職活動では「履歴書」を提出します。履歴書には「取得資格」の欄があるため、資格を保有している方が有利になるでしょう。

しかし、業界に不要な資格もあります。希望する業界・業種に合う資格を選びましょう。中には一次試験免除などの特典を受けられる資格もあります。

宅地建物取引士

宅地建物取引士は、通称「宅建」と呼ばれています。不動産取引の専門家を示す国家資格です。宅建試験に合格すれば宅建士としても働けるようになります。

主に不動産業界で重宝される資格です。資格取得は、一般財団法人不動産適正取引推進機構をご確認ください。

マイクロソフト系認定資格

社会人のスキルとして「マイクロソフト認定資格」があります。基礎的なIT知識を有する証明です。

主に事務職を希望する転職者が取得していると良い資格で、ワードやエクセルを始めとする基本的なパソコンの使用方法を理解している証です。

資格取得は、マイクロソフトのホームページよりマイクロソフト認定資格へ進みます。

日商簿記

日商簿記は、会社の財務諸表を作成するための知識をはかる試験です。商業科高校を卒業している人は、全商簿記を取得しているかもしれません。全商簿記より日商簿記の方が難しく、高いレベルの知識を保有している証明になります。

多くの企業で求められる能力で、2級以上を取得していれば、転職先企業に好印象を与えられます。資格取得は、商工会議所の検定試験からご確認ください。

FP(ファイナンシャルプランナー)

FP(ファイナンシャルプランナー)は、個人のお金をサポートするプロフェッショナルです。税金や保険、貯蓄や投資などをアドバイスします。企業では銀行員などの金融系企業で求められる能力です。

FP技能士検定を受講するには、2つの方法があります。

  1. 日本FP協会から受検する
  2. 一般社団法人金融財政事情研究会から受検する

検定を受検する入り口が異なるだけで、合格後に取得する資格は同じです。

介護職員初任者

介護職員初任者研修は、介護職になるために課される最初の研修です。研修を受講後、介護職員初任者に任命されます。介護には「生活援助」と「身体介護」の2種類があり、介護職員初任者研修において基礎的な知識を身につけます。

これらの基礎知識を身につけるには、130時間のカリキュラムを修了して修了試験に合格しなければいけません。

旧ヘルパー2級と同等の資格であり、介護者としての基礎を身につけた証明になります。主に介護職を目指す人に必須の資格です。

資格取得には、通学と通信の2種類があります。企業に配属されると、研修されて取得している場合もあるでしょう。

まとめ

転職活動には資格が有利に働く場合があります。しかし取得している資格の中には、転職活動では使えないものもあるかもしれません。転職活動で利用できる資格とは、職場で直結して使える知識を学ぶものです。

企業分析し企業が求める条件を把握しましょう。条件の中に「◯◯資格保有者」という欄があるかもしれません。あなたが希望する企業に、求める資格がある場合、可能な限り早めに取得しておくことをおすすめします。