現職からの転職

大工・土木作業員が活かせる経験やスキル│転職しやすい業界・職種も紹介!

「大工や土木作業員として働いてきたが、将来的には他の仕事も視野に入れたい」

そういった考えをお持ちの大工や土木作業員の方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

他の職業を考える際に、これまで働いてきた中で身につけたスキルが活かせれば、転職活動が有利に進められますよね。

この記事では、そのようにお考えの方に向けて転職時に活かせる経験やスキル、向いている職業について説明しています。

自分には活かせるスキルがあるのか不安に思っている大工や土木作業員の方は、ぜひ最後までお読みください。

大工・土木作業員が転職先で活かせる経験やスキル

注意力・集中力

大工や土木の現場では、少しの油断から事故につながります。命にかかわるような大事故も、身の回りによくありますよね。

自分の不注意で事故を起こしてしまうと現場作業が止まり、関係者すべてに迷惑がかかってしまいます。

そうならないために周囲に気を配り、作業中にミスしないよう集中する必要があります。このような注意力や集中力は、他の仕事においても重視されるポイントです。

体力

大工や土木の現場は、とにかく体力仕事となります。日々の業務として現場に出ているため、一般人よりは体力がついている自信があるはずです。

どのような仕事でも体力や健康管理は不可欠といえるため、これまでの業務経験が転職時に効いてくるでしょう。

安全への意識・危険予知

現場作業においてしつこいくらいにたたき込まれるのが、安全への意識です。

KY(危険予測)活動」や「ヒヤリハット活動」を常時実施している現場も少なくなかったでしょう。

どういった事例の際にはどうすれば安全に作業できるか、毎日のKY活動にて日々考えた経験があるはずです。

その際に培われた安全への高い意識は、とくに身体を使う作業がある職へ転職する際に役に立ちます。

コミュニケーション・マナー

大工や土木の現場では、作業する全員が力を合わせて建造物を完成に導きます。そのため、現場で働く人たちとの連携が非常に重要となるのです。

現場の人間だけではなく、施工主や元請けの担当者などとコミュニケーションを取る場面もあるでしょう。

とくに現場作業ではまだまだ上下関係が厳しいこともあり、マナーや礼儀も教え込まれます。

そのような経験で養われたコミュニケーションや礼儀作法は、どのような職場へ転職しても無駄になることはありません。

整理整頓

現場作業では、整理整頓を必ず指導されます。作業開始前や作業中、作業後にいたるまで、一つの動作が終われば片付けまでセットとして動くように言われたはずです。

整理整頓を徹底すると事故や材料の紛失が防がれ、結果的に作業時間の短縮につながり効率化を図れます。

整理整頓の徹底が身についているのを直接アピールするのは難しいですが、転職後の作業効率に役立つのは間違いありません。

大工・土木作業員から転職しやすい業界・職種

大工・土木作業員から転職しやすい業界

建設業

建設業への転職は、大工や土木作業員として現場に携わってきた経験をそのまま活かせます。

今までとは違うとび職や左官などに挑戦する、経験を活かして現場の施工管理を目指すなど、どのような働き方をしたいかによって職種を決めるとよいでしょう。

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運送業

これまで培った体力を活かすならば、運送業がピッタリです。

現場作業時にトラックを運転する場面が多かったならばドライバーもよいですし、倉庫内作業でも現場でしていた動きが活かせます。

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不動産業

大工や土木作業で、これまで携わってきた物件を取り扱う職業もよいでしょう。現場で作業をしていた視点で物件を見られるため、取り掛かりやすい職業となります。

介護業界

体力や危険予知などのスキルを持っているため、介護職との相性は悪くありません。

施設職員として現場で勤務したり、送迎ドライバーとして働いたりと、これまでの経験を活かせる場面が多くあるのも魅力です。

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大工・土木作業員から転職しやすい職種

ドライバー

大工や土木作業時にトラックなどに乗っていた方ならば、ドライバーは向いています。

運送業としてトラックドライバーとなる以外にも、クレーンなどの重機を動かせる免許があれば重機ドライバーも目指せます。

現場作業が体力的にきつい場合は、免許があれば重機ドライバーを視野に入れるとよいでしょう。

工場作業員

体力や集中力、KY活動など、これまでやってきたことをかなり活かせるのが、工場の作業員です。

あちこちの現場へ行くことなく基本的に決められた工場での勤務となるため、移動をしないで済むメリットがあります。

営業

不動産や建築関係へ転職するならば、営業職を視野に入れておくとよいでしょう。

現場で培ったコミュニケーション力も活かせるうえ、現場を知っている強みから説得力のあるセールスが企業や顧客から期待されます。

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同じ業界へ転職をする場合にするべきこと

大工や土木作業員への転職は、とくに資格がなくても問題ありません。しかし大工でも土木作業員でも、持っていると転職にとても有利となる資格は存在します。

大工への転職に活かせる資格

木造建築物の組立て等作業主任者

労働安全法に定められた国家資格です。木造建築物を組み立てるにあたって、事業者に配置を義務付けられている資格となっています。

木造建築の作業には必須の資格となっており、合格率はほぼ100%と取得しやすくなっています。

ただし、「3年以上の実務経験」、もしくは「土木・建築学科を卒業して2年以上の実務経験」が受験資格として必要。

建築大工技能士

木造建築工事に必要な技能資格で、こちらも国家資格です。1級から3級まであり、それぞれの受験資格は実務経験で異なります。

大工としての技術を問われる資格で、1級を持っていれば待遇面でも相当優遇されます。

二級建築士

建築物の設計と工事の管理ができる資格です。現場作業というよりは管理者向けの資格であり、この資格を持っていることで管理監督業へキャリアアップを図れます。

土木作業員の転職に活かせる資格

重機の免許

土木現場で重機を取り扱う際、それぞれの重機に運転資格が必要です。

現場内で作業するのであれば、必要な資格を所持していれば問題ありません。

もし公道を走行するケースが考えられるなら、大型特殊免許が必要です。なお大型特殊免許は公道を運転するための免許となり、重機の操作はできないので注意しましょう。

土木施工管理技士

土木工事を管理するための国家資格です。資格には1級と2級があり、それぞれ内容が異なります。

2級の資格を取得すると営業所における「専任技術者」、作業工程ごとの責任者である「主任技術者」として仕事ができます。

1級では現場を管理する「管理技術者」としての役割も担え、できる業務の範囲が異なるのが2級との大きな違いです。

いずれの試験も簡単な試験ではなく、所持していれば転職活動時に十分アピールとして利用できるでしょう。

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