現職からの転職

バーテンダーが活かせる経験やスキル│転職しやすい業界・職種も紹介!

「これまでバーテンダーを続けてきたけれど、他の業界も見てみたい」

そのようにお考えのバーテンダーの方も、中にはいらっしゃるでしょう。

これまで培ってきた経験やスキルを他の業界で活かせるなら、試してみたくなる気持ちは理解できます。

この記事では、バーテンダーとしての経験やスキルをどのように活かせば転職がうまく行くか解説しています。

他の業界も見てみたいとお考えのバーテンダーの方は、ぜひ最後までお読みください。

バーテンダーが転職先で活かせる経験やスキル

接客技術

バーテンダーにとって必要なスキルは、なんといっても「気配り」です。

バーテンダーはカウンターを挟んでお客さんと向き合い、長時間の接客が求められます。

求められるサービスは人によってさまざまであり、それを見極めたうえでその人に合ったサービスを提供できなければなりません。
しかし「仕事だから相手している」というのが、お客さん側からわかってしまうと問題です。

人の話を聞ける傾聴力があり、人と接するのが好きだという気持ちを持って臨めるのが、接客業の極意ともいえます。

相手を見てそれぞれの対応を瞬時に考えて対応できる接客技術は、どのような職業でも重要なスキルだといえるでしょう。

コミュニケーション力

バーテンダーとして仕事をしていると、来店されるお客さんだけではなく、仕入れ業者や店の従業員ともコミュニケーションを取らなければなりません。

さまざまな方がいらっしゃるでしょうし、時には不快になるようなことも言われるケースもあるでしょう。

そういった人たちと円滑にコミュニケーションを取れる力は、どのような職業でも非常に役立ちます。

自己管理能力

バーテンダーの仕事は昼夜逆転しがちなうえに、出勤時間もまちまちで不規則になってしまうことが多くあります。

お客さんの入り方によっては、営業時間が長くなり深夜に及ぶケースもあるでしょう。

そのような勤務状況の中でも、自身の健康やタイムスケジュールの管理がバーテンダーには望まれます。

もし健康管理をおろそかにして出勤できないとなれば、自分一人で店を任されていた場合周囲へ迷惑がかかります。

飲みすぎて二日酔いで出勤できないなど、もってのほかです。

健康管理や時間管理などの自己管理能力は、社会人として身につけておくべき事柄だといえますし、持っていなければ転職は難しいといわざるを得ません。

きっちりと自己管理できる能力が身についているのは、どの職場においても重要です。

酒類の知識

バーテンダーの職場では、非常に幅広い種類のお酒を取り扱います。

カクテル作りに必要なスピリッツ(テキーラ、ジン、ラム、ウォッカなど)、各種リキュール、ウイスキー、ワインにビール、日本酒に焼酎まで、ほぼ全種類のお酒を取り扱うといっても過言ではありません。

またそれぞれの特徴を知り、お客さんの要望に合わせた商品を提供する必要があります。

このような酒類の知識は、飲食店や酒類メーカーなどお酒を取り扱う業種への転職時には非常に有利になります。

バーテンダーから転職しやすい業界・職種

バーテンダーから転職しやすい業界

飲食業界

バーテンダーとして積み上げてきた経験を活かせる業界としては、飲食業が一番手にあげられます。

接客技術やアルコールの知識、コミュニケーション力など、これまで培ってきたすべてのスキルを存分に活かせる業界だといえます。

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サービス業

バーテンダーで身につけたコミュニケーション力を活かすならば、ホテルやブライダル関係などのサービス業もよいでしょう。

傾聴力や希望に基づいたサービス提供など、バーテンダーとして身につけたスキルと非常に相性のよい業界となります。

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酒類メーカー・商社

バーテンダーとして身についた酒類の知識を活かし、酒類メーカーへの転職を考えるのもよい案です。

メーカーだけではなく、酒類を販売する部門のある商社を視野に入れてもよいでしょう。

バーテンダーから転職しやすい職種

営業職

バーテンダーで身につけたコミュニケーション力を活かすには、営業職が適しているでしょう。

相手が求めるものを瞬時に判断し、希望通りの商品を提案するといったお店の接客で身につけた能力も、営業で役立てられます。

酒類を取り扱う会社であれば酒類の知識も営業に使えるので、即戦力として転職できる可能性が高まります。

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接客

対企業の営業だけではなく、一般のお客様向けの店舗接客もバーテンダーからの転職に向いています。

バーテンダーで身につけた経験やスキルは、お酒や食品だけではなくどのような商品の販売にも使えます。

ホテルやブライダル、レンタル業など、お客さんとの会話の中でニーズを聞き出すような職場はとくに向いているといえるでしょう。

調理

バーテンダーに向いている職種として、厨房の調理部門も転職先として挙げられます。

バーではいわゆる「お酒のつまみ」のような軽飲食の提供が多いのですが、本格的に調理をしていたならばその技術を活かせます。

本格的に調理をしていなくても、バーテンダーとしてカクテルをつくるためにアルコールの調合や、飾りフルーツのカッティングなどの業務があったはずです。

その技術は調理の現場で活かせるため、厨房への転職は比較的スムーズに進められるでしょう。

同じ業界へ転職をする場合にするべきこと

同じバーテンダーへの転職には、資格の有無はとくに問われません。

バーテンダーの業界では、これまでの経験や知識が重視されます。
お酒に関する知識やカクテルレシピの豊富さなど、できるだけ多くの知識を身につけておくのに越したことはありません。

そのようなバーテンダーとしての技術や知識を持っていると証明するために、次のような検定を受けておくのもよいでしょう。

バーテンダー呼称・技能検定試験

一般社団法人日本バーテンダー協会が主催する試験です。

バーテンダーとして働いている20歳以上の人が受験対象となります。
試験は学科試験のみとなります。

インターナショナル・バーテンダー呼称・技能検定試験

バーテンダー呼称・技能検定試験の上位資格です。

日本バーテンダー協会へ会員として3年以上在籍、実務経験7年以上など、受験資格はより厳しくなっています。

学科試験だけではなく実技のテストもあり、この資格を所持していればバーテンダーとしてのスキル証明としては十分です。

ソムリエ・ワインエキスパート

日本ソムリエ協会が実施する、ワインに関する試験となります。

ソムリエとワインエキスパートでは受験資格が異なり、ソムリエはサービスの実技試験も科されます。

調理師

2年以上、週4日以上かつ1日6時間以上の調理実務経験があれば、調理師免許の受験資格が得られます。

調理師免許は国家資格になりますので、バーテンダーとしての転職だけではなく、飲食業界で幅広く資格所持をアピールできるでしょう。

バーテンダーへの転職に関しては、資格取得はバーテンダーとしての知識を増やす勉強の手段だと考えて取り組むとうまくいくでしょう。

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