現職からの転職

販売員からの転職はできる?経験を活かせる業界やスキルについて

販売員とひとことで言ってもアパレルや化粧品、生活用品や家電量販店、携帯電話など、さまざまな業種があり、店頭での立ち仕事になることが多いと思います。

立ちっぱなしだけになるように見えますが、商品の品出しや発注など色々な仕事があります。

ノルマが厳しいイメージの販売員ですが、実際はどうなのでしょうか。持てるスキルや経験を活かせる業界をご紹介いたします。

販売員の仕事について

販売員とは小売業などでの接客や商品管理、店舗のレイアウトや顧客管理などさまざまな業務があります。

主に商品の説明をし、お客様が求めているものへのアドバイスや提案をし、快適に商品選びやお買い物を楽しんでいただき、売り上げを作っていくことがメインの仕事になるでしょう。

業種によってはノルマが厳しかったり、業務時間が長く体力的な問題が出てきたり辛い面もあるようですが、人と触れ合うことが好きな人には向いている仕事になるでしょう。

仕事の特徴

サービス業になるので、一番の特徴は世間的にお休みになる時期が一番忙しいことになるかと思います。週末や祝日、ゴールデンウィークやお正月などの大型連休は繁忙期となります。

業務時間も業種によりさまざまですが、世間が動いている時間帯が業務時間になります。朝は比較的遅めのスタートですが、その分夜も遅くなることがあります。

長時間労働になることもありますが、シフト制になるので2〜3日ごとに休みがあることもあり、一般企業のように5連勤がなく体が楽な場合もあります。

やめたい理由について

販売のお仕事は特に離職率が高いと言われています。アパレルなどの販売は店舗によっては平日はほとんど来客がなく、ただ立っている時間が多く1日を長く感じることもあるようです。ー

就職してみて接客が向いていなかったと辛く感じる人や、長時間の立ち仕事に体力がついていかない人もいるようです。

1、体力勝負の仕事に耐えられない

メインは立ち仕事になることが多い販売員ですが、接客だけではなく商品の品出しや検品など、重たいものを持たなければならないこともあります。

そのため、思った以上に体力勝負になり、腰を痛めたりして体が辛く続けられなくなってしまうことがあります。

アパレルの販売ではヒールで立ちっぱなしになることもありますし、化粧品のメーカーに就職したのに肌に合わなかったりした場合、なかなかお客様に勧めることができず苦しむこともあるようです。

2、勤務時間が長い

シフト制で働くことが多い販売員ですが、遅番や早番、通しなどでシフトが組まれることが多いでしょう。

1日通しのシフトでは開店前から閉店後の処理までしなくてはなりません。店舗の営業時間が10〜21時の場合、開店時間前からになるので13時間前後の拘束時間になります。

長時間勤務が続くと友達とも遊べなくなり、家屋との時間も減り、仕事だけをする時間が増えてしまい心身共に削られ体を壊してしまうこともあるようです。

3、サービス残業が多い

長時間勤務が続くと遅番や早番で調整されることも多いですが、タイムカードを通してからのサービス残業を求められることも多々あるようです。

いわゆるブラック企業と言われている会社も現に存在しているようで、月給制の会社だと残業代込みの給料になることがあります。

入社時の契約をしっかりと確認しないと、いくら働いてもその頑張りがお給料に反映されることはないかもしれません。

4、常に人員不足

人件費削減で社員は少なく、パートやバイトでシフトを回している会社はとても多いです。しかし、子供を持つ主婦などは子供が熱を出したり体調が悪くなれば、急遽休みになることもあります。

学生のバイトは学校の都合で遅刻や欠勤することもあります。急遽の欠員に対応しなければならないのが社員になることも多いので、休みの日に出社しなければならないこともあるようです。

また、バイトは急に辞めることもあるので、人員不足が続くと休みがなくなってしまうことがあるようです。

5、昇進しても報われない

店長やマネージャーなどの管理職になると、残業代が無くなり平社員だった時より給料が安くなることがあります。

休みの日も何かあれば対応しなければならないこともあり、とにかく大変なのに低賃金になってしまいます。

平社員の時にはついていたインセンティブも無くなることがあるので、店全体の売り上げが成績になります。ノルマがキツくなるのでメンタルも削られてしまうのでしょう。

6、ノルマがきつい

アパレルなどの販売はアルバイトでも月に100万円を売らなければならい厳しいノルマを与えられたりします。プレッシャーが大きく、目標を達成できないと出勤すること自体が辛いこといなってしまいます。

とにかく商品を売らないと会社が成り立たないので仕方のないことですが、あまりにも厳しいとメンタルが崩壊してしまうようです。

厳しいノルマに追われ、自身で購入し給料日に給料がないなんてことも、たまに聞く辛い話として実際にあるようです。

転職活動におけるポイント

販売で培ったスキルを活かし転職するにはどのような業界を選んだら良いのでしょうか。

販売業の仕事中で業種を変えるのか、販売業の裏方になるのか、完全に異業種に転職するのか、選択肢は色々ありそうです。

経験やスキルを深堀りししっかりアピール

販売の仕事は業種により接客方法やマネージメント業務など様々になります。

小規模の店舗であれば、開店から閉店準備まで全ての業務をひとりでこなさなければなりませんが、大型店舗であれば担当業務は細分化されているので、スキル面でみると少し物足りないかもしれません。

販売業は奥が深く、どこの会社でどんな業務をしていたかでスキルがかなり変わるので、自分ができることや自分にしか出来ないような接客方法など、アピールポイントをしっかり見つけ出しておきましょう。

転職先について徹底的に調べる

転職先により、今自分が持ち合わせてるスキルがどの程度活きるか違ってくるかもしれません。なので、転職先を調べ尽くし、自分に合った条件と貢献できるスキルの相性を見つける事もとても大切な事になります。

逆に、転職先から辞めた会社へ調査の電話や問い合わせが行くとこも多々ありますので、辞め方にも注意が必要です。社会人あるまじき行動で退社すると、転職先にも影響しかねません。

なぜその職種に転職するのかを明確に伝える

転職先を徹底的に調べ、条件や貢献度と相性の良いところを見つけたら、転職先として決めた理由を明確に伝えることができるはずです。

転職先として決めた理由を明確に伝える事は、成功率の高い転職活動のポイントのひとつになります。しかし、ネットで調べた模範解答では浅はかさがバレてしまい、退職理由と志望動機に一貫性がない場合は採用率が下がってしまいます。

どうして転職しようとおもったのか、転職先としてこの会社を選んだ理由は本質的な質問になります。しっかりと答えられるようにしておきましょう。

販売員の強み、身につくスキル

販売員のメインスキルは接客になるかと思います。

お客様に喜んでいただけるよう、知識やお客様から話を聞く力、提案力、マナー、対応力、マーケティング力、柔軟性が身につき、どんな時でも丁寧に対応ができるようになります。

接客能力

お客さまをもてなし、求めている情報を説明し、新しい商品を提案できる人間力が求められています。

また、自分のスタイルにプラス、お店のイメージやコンセプトに合った接客スタイルを確立できるととても良いでしょう。

商品以外にも必要な知識を提供できれば、信頼関係が作られリピーターになってくれるでしょう。そうなると、勧めた商品の販売率が上がり会社に大きく貢献することもできます。

そもそも販売業に就職した人はもともと人と触れ合うことが好きで、喜んでもらえることに幸せを感じることができる人が多いのではないでしょうか。

コミュニケーション能力

どんな時でも気持ちよくコミュニケーションを取ることが出来るのが販売員の強みではないでしょうか。

スムーズな会話で、お客様の求めていることに瞬時に対応できるようになり、さらにお客様それぞれに合うものを見つけ出ししっかりと提案をすることができるようになります。また、求めていることに対してプラスアルファで商品をおすすめするトーク力も身につきます。

コミュニケーションの元来の意味は”分かち合うこと”で、お客様と間違えたコミュニケーションを取ると、大きなお世話になってしまうこともあるので注意しましょう。

ビジネスマナー

販売員である前に一人の社会人としてビジネスマナーは必ず身につけておかなければなりません。

挨拶から始まり丁寧な言葉使い、電話の対応まで、基本的なことをしっかりと身につけた上で、販売をするための知識や話術をプラスしていきます。

年齢性別問わずお客様が求めていることに対して快く対応することができるのが販売員のスキルのひとつになります。

臨機応変な対応力

子供からご年配、男性や女性、多種多様なお客様のさまざまな要望に、臨機応変に対応し、柔軟に応えていくことができるようになります。販売員の印象ひとつがお店の印象に関わってきます。

あの人がいるからあのお店に行こうと言われるような対応力を身につけることもできるでしょう。マニュアル通りにしか動くことができない人には向いてないお仕事とも言えるでしょう。

現場でのマーケティング感覚

店頭に立ち毎日お客様の接客をしていると、今一番必要なものや売れるものが分かるのが現場の販売員です。

現場のマーケティング感覚はリアルタイムで売り上げに反映されやすいので、常にアンテナを立てていて感覚が研ぎ澄まされていくでしょう。

マーケティングの仕事をしたい場合は現場の経験は必須になってきます。今すぐ売れるもの、これから売れるもの、どうしたら売りたい商品を売ることができるのか、これは現場の経験値が大切になります。

マーケティングとはリサーチ、データ分析などから、顧客の求めている情報を届けるとこを言います。現場にいるスタッフは状況を一番理解しています。マーケティング力を上手く使えば、お客様の方から商品を求め勧めることなく購入してくれるようになるでしょう。

販売員から転職がおすすめの職種

営業職

販売員で培ってきた笑顔やコミュニケーション能力を活かすには営業職がおすすめになります。

会話力があるのでキャリアチェンジの選択肢のひとつとして、有力な候補に入れて良い職種になります。自社の商品のサービスや提案をしたり、顧客ニーズに応えていくやりがいのある仕事と言えるでしょう。

また、営業と言ってもさまざまな営業形態があります。

  • メーカー
  • 商社
  • 代理店

など自分にあった会社を見極めることも大切です。販売と違い、購買意欲がない新規顧客に商品の良さを説明し、顧客を獲得しなければならない大変さとやりがいを持ち合わせた業界になります。

販売から一歩踏み込んだスキルが必要になるのが営業です、キャリアアップしたい場合は転職先の選択肢として有力候補になるでしょう。

事務職

立ち仕事で体力が持たなかったり、体を痛めてしまった人は事務職を選択肢に入れるもの良いでしょう。

立ち仕事から座る仕事に転職すると、今度は体を動かす時間が少なく運動不足で体を壊してしまうこともあるようです。

事務職にもさまざまな職種があり、ファイル整理、データ入力、電話対応など全般的に扱いますが、一般事務、営業事務、人事、総務や医療事務まで企業には欠かせない部署となります。

経理職

他部署からの連絡や電話対応など、コミュニケーションが意外と必要になる経理のお仕事は、販売職で培った経験が活かせる職種になります。

仕事内容は経費の精算や給与の支払い、預金や売り上げや入金の管理など、会社の経営状況を知ることができる職種になります。

簿記などの資格が必要になることもありますが、未経験で資格がなくても転職できる場合があります。

販売員から転職が可能な業界

コミュニケーション力が長けていて、柔軟な対応力がある要領の良さを持ち合わせた販売員のスキルは、他の仕事でも活かすことができます。

意外と思われるような業界でも転職は可能になるので、人生を豊かにするために選択肢を広げて就職活動をしてみてはいかがでしょうか。

IT業界

インターネットに関わる全てのサービスを取り扱う業界になります。ソフトウェア、ハードウェア、情報処理サービスや通信業界、ウェブ業界などを指します。

プログラミング等の難しい知識がなくてもできる業務もあるで未経験でも採用している会社もあります。

クライアントとの企画や調整を行ったりする部署ではコミュニケーション力が活かされます。

ウェブ業界

IT業界の中のひとつになるウェブ業界ですが、未経験からでも転職が可能な人気の業種になっています。

ウェブサイトやウェブサービス全般を取り扱う仕事で、サービスにはSNSやソーシャルゲーム、ウェブ広告やオンラインショップなど、日常生活に欠かせないインターネットで使えるサービスの多くがあります。ク

リエイティブな業務になるため、ファッション業界からの転職先として大変人気があります。

アパレルメーカー

ファッション業界にいた人は販売からメーカー勤務に転職するのはいかがでしょうか。現場で培ってきたスキルが発揮され、企画やマーケティングに役に立つでしょう。

また、色彩検定、パーソナルカラリスト検定、パターンメーキング検定、繊維製品品質管理士、ファッションビジネス能力検定などのアパレル関連の資格を持っていると有利になります。

介護業界

介護福祉士や介護助手はコミュニケーション力と臨機応変な対応力、要領の良さが発揮できる仕事になります。

何かを販売することはありませんが、サービス業になりますので、人と接することが好きな人にはとてもおすすめの業界になります。

会社によっては就職後に資格を取ることが可能な場合もあり、資格ややりがいを求める人にはおすすめの業界になります。

まとめ

華やかな仕事の見える販売員は、立ち仕事から事務仕事まであり、労働時間も長くなかなか連休も取れない厳しいお仕事になります。心身ともに削れてしまい、体を壊して辞めてしまう人も多いようです。

しかし、販売で培われるスキルは今後の人生に役に立つものばかりです。転職先だけではなく、人生そのものが豊かになるようなものばかりなので販売業なんてしなければ良かった、なんてネガティブな感覚を持つことはやめましょう。

とっておきのコミュニケーション力を活かし、次の仕事でも活躍してください。