現職からの転職

事務職から転職できる業界は?活かせる経験やスキルについて

よくある事務職から転職したい理由

1. やりがいがない

毎日の業務は決まっている内容であることが多く、自身の能力が向上している気がしません。伝票整理やデータ入力をして、一体何になるのかと悩むようになります。

企業には必要な業務も、自身の理想とする業務ではないと感じ、転職を考えるようになります。

2. 会話がない

単純作業とはいえ、仕事量は多いでしょう。黙々と仕事をこなさなければ、業務が終了しません。

残った仕事は残業しなければならないため、時間内にこなそうと必死です。自分以外の人も同じであるため、仕事中の会話はほとんどありません。

3. 女性が少ない

事務職を求める企業は、男性社員が多い企業の場合があります。女性1人で他は皆男性ということも珍しくありません。

また、逆の場合もあります。女性ばかりの職場に男性が一人ということもあるでしょう。それぞれにストレスを感じ、辞めたいと思うようになります。

4. 一人で留守番させられる

事務作業をしながら、電話対応などを求められるでしょう。新人でも留守番をさせられることがあり、電話対応でストレスを感じます。対応できない場合も多く、辞めたいと感じます。

5. 自分のミスじゃないのに怒られる

事務の仕事は、すべての業務に関連しています。中には自分が担当していない業務も、間接的に関係していたという場合があります。

他人がミスしていても、自分に責任を求められることもあります。ストレスになり、辞めたいと感じます。

事務職が身につくスキル

事務職で働いていると身につくスキルがあります。転職活動で長所としてアピールできるため、改めて確認しておきましょう。

コミュニケーション能力

事務作業を黙々とこなしていても、周囲の人と連携をとります。業務上、書類を伝ってコミュニケーションをとっている場合もあります。

PCスキル

データ入力など、大量の情報を整理しなければいけません。PCスキルが向上し、大量の情報を入力できるようになっています。タイピング速度が向上している場合もあり、パソコン検定などを取得している場合もあるでしょう。

顧客対応力

来客などにより顧客対応を求められる場合もあります。事務職は、会社内のすべての情報を整理している部署です。そのため、顧客が求める情報を提示できるのも利点です。必要な情報を、必要なときに提示できる顧客対応力があります。

正確性

大量の情報を整理しますが、正確性を求められています。毎日の業務の中で、ミスがあってはいけないからです。小さなミスも、大きな損害を生み出す可能性があります。1つ1つの仕事を正確に行う能力があります。

スケジュール管理能力

大量の情報を整理するには、スケジュール管理が必要です。「いつ」「何を」を明確にし、スケジュール通りの仕事をこなしています。やりがいを感じていなくても、目標を確実に行う行動力も身についているでしょう。

事務職からの転職のポイント

事務職から転職する際のポイントを紹介します。先述のとおり、事務職では様々な能力が身についています。自己分析を行い、自身の長所をアピールするよう努力しましょう。

PCスキルはしっかりアピール

事務職はPCスキルが高い職業です。資格をもっていなくても、PCを扱う能力は高いでしょう。自分では「当たり前」と思うことも、他人から見れば能力です。

謙遜せず、しっかりとアピールすることがポイント。

アピールする場合、数値を入れるとより説得力を増します。タイピング速度がわかりやすいように「1時間に何文字」などと数値を入れてアピールしましょう。

求められるスキルにつながる経験を盛り込む

「求められるスキル」とは、企業分析を行った際に企業側が求める能力です。事務職で身につけた能力をアピールするだけでなく、企業側が求める人材に自分を変化させましょう。

長く勤められる印象を与える

事務職で身につく能力に「忍耐力」があります。転職後に「忍耐力」を発揮し、長く勤められる印象を与えると良いでしょう。

近年では入社後3年以内に退職する人が増加しています。長年勤められるだけでも、好印象を与えられます。

事務職から転職がおすすめの職種

事務職から転職する人は、おすすめの業種を確認しておきましょう。事務職で身につけた能力を発揮し、気持ちよく仕事に取り組めるようになります。

営業職

営業職はおすすめの職種です。事務職から営業職へ転身するのは、イメージがわかないかも知れません。

しかし、事務職で身につけるのは「資料作り」の能力もあります。営業職では、自身で作成した資料を見せ顧客を納得させられます。

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エンジニア

プログラミングの知識を身につけると、さらに好条件で転職できる可能性が高まります。PCに向かう仕事であるため、ストレスは感じないでしょう。

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ライター

雑誌や新聞を作るライターもあれば、WEBライターもあります。文章を書く仕事ですので、タイピング速度が早いほうが好まれます。また、企業に勤めるだけでなくフリーランスとして働くことも可能です。

事務職からの転職可能な業界

事務職から転職が可能な業界を紹介します。自身の能力を最大限に活かし、新たな能力を身につけられる可能性がある業界です。

IT業界

IT業界は、常に人不足です。事務職で鍛えられた「忍耐力」「精神力」「正確さ」が求められる業界で、パソコンに向かう時間も長い仕事です。

プログラミングの知識を身につければ、さらに収入アップが見込めます。事務職で感じられなかった「やりがい」を得やすい業界でもあるため、多くの人が転職を志します。

医療業界

「医療事務」は有名な職業でしょう。事務だけでなく「医療業界」は「真面目さ」「正確さ」を兼ね備えた人材を求めています。事務職で鍛えた能力を発揮できる業界ですので、人気があります。

商社・流通業界

商社・流通業界も人気があります。流通業界は、肉体労働が多いイメージがあるのではないでしょうか。しかし、実際には重労働は男性が担当することが多く、データ管理には事務職経験者が重宝されます。

士業

「士業」とは、「弁護士」「会計士」などのように「◯◯士」とつく職業です。専門知識と技能が必要ですが、「真面目さ」「熱意」「正確さ」を求められます。

事務職で培った能力に、1つ技能を追加しましょう。キャリアアップにも繋がり、収入アップが見込めます。

教育業界

教育業界も資料作りが重要です。授業以上に資料作りが多く、また事務作業も多い業界です。

教員のほとんどは「授業」を行うため、事務ができる人材を求めています。事務職で経験した能力を発揮できる職場ですので、チャレンジしてみてください。

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まとめ

事務職から転職するには、「真面目さ」「正確さ」などの内面をアピールするようにしましょう。なぜなら、事務職で身につけられる能力のほとんどは数値化が難しいからです。

「タイピング速度」などを数値化することはできても、他にも優秀な人がいるかもしれません。

しかし、「真面目さ」や「正確さ」は事務職を経験した人が一枚上手です。自身の能力を全面的にアピールし、転職を志してみてください。

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