現職からの転職

SEから転職できる業界は?活かせる経験やスキルについて

よくあるSEから転職したい理由

SEという職業に就いている人は「どんな時に辞めたいと感じるのか」、「何が嫌になってしまうのか」を把握しておきましょう。

1.過酷な労働時間

プログラムやシステムの作成が絶えずあり、また、納期も非常に短いため終わりのない無限ループ状態になってしまいます。家に帰ることもままならず日々の疲労が蓄積され、体を壊すなんてことも少なくありません。

2.プライベートが充実しない

過酷な労働時間のため、休みの日や仕事終わりなどは寝て終わるという方も多くいるのが現状です。趣味を楽しむこともできず新しい出会いを求めることもできないなど、プライベートを犠牲にしなくてはいけません。

3.クセのある人間関係

全てのSE、IT業界の人間がそうというわけではありませんが、実はこうしたSEの仕事はクセのある方が非常に多くいるのが特徴的です。

だからこそ個性的で魅力のあるプログラミングが可能となる面もありますが、良好な人間関係を必ずしも築けるわけではありません。

4.労働に見合わない安月給

会社の規模に関わらず他のエンジニアの給与が高くなる一方で、自分の報酬と比較してみると労働に対しての額が低いと感じることがあるでしょう。

5.SNSに関する厳しい規制

SEは会社や顧客の機密情報を多く握っているため、情報漏洩防止という点でこうしたSNS利用の禁止を掲げている企業は少なくありません。

しかし、今この時代にSNS利用は非常に辛いでしょう。このため、自由のなさに嫌気がさすという方も多くいます。

SEが身につくスキル

プログラミングスキル

プログラミング言語を操る能力はもちろん、トラブルに対処する能力など様々な実力が育まれていきます。

また、プログラムの中には何か月もかけたテストなどを行う場合もあるため、こうした事を行える忍耐力なども培われていくでしょう。

設計能力

SEは顧客様の要望を聞き、本当に必要な機能や必ず搭載すべき内容などを吟味し設計を行います。そのため、細かなヒアリング能力や高い設計能力が必要となります。

よって、土台となる最も重要な設計を適切に行う高い能力が養われます。

改題解決能力

作成したプログラムのバグや不具合など、トラブルや問題が起こった際の適切な解決能力を強化することが出来ます。

進行管理能力

プログラムの作成は計画通りに進めることが出来なければ、納期に影響を及ぼすほど大きな遅れにつながる場合も多くあります。

そうならないような徹底した進行管理能力は、SEにとって非常に大きなスキルとなります。

調整能力

細かな仕様変更、人員や予算の調整など、様々な部分で小さな修正や調整のし直しが必要となる場面が出てくるでしょう。SEはこのような事態においても適切な対処が求められます。

全体を見通し負担を必要最低限に抑えるための流れをしっかりと把握することで、高い調整能力を身につけることが出来るでしょう。

コミュニケーション能力

完成度の高いものを作成するためには、ヒアリングを行う顧客様、プログラムを共に作成するプログラマーやエンジニアとの密なコミュニケーションが必要です。

精度の高い仕事を行うためにも重要なコミュニケーション能力は、SEに大きな強みとして重要です。

SEの転職でのポイント

転職のポイントは誰もが気になるところですね。良く理解することが大切ですので、何度も繰り返し読みしっかりと準備が出来るようにしておきましょう。

自身の経験、ノウハウを洗い出しておく

  • SEとしてどのような経験をしたのか
  • そこで何を学び何を得たのか
  • 身についたノウハウ
  • 自分自身で編み出した効率的方法

などをしっかりと洗い出しておき、適切にまとめておくといいでしょう。

長々と語るより効率的で、非常に好印象を与えることが可能。

SEだからこその経験を客観的に見つめなおし、的確なアピールを行いましょう。

キャリアビジョンを明確にする

  • これから自分はどんな方向に頑張っていきたいか
  • どのような将来性を求めているのか
  • SEの経験をどう活かすのか

など、自分自身のキャリアビジョンをはっきりとさせておく必要があります。ここを明確にしておかなければ、転職におけるやる気や熱意のアピールが半減してしまうでしょう。

転職先の事業内容や風土をしっかり理解する

希望する転職先の事業、業界に対する認知は十分ですか?組織風土はどの程度理解、納得できていますか?

この部分をまずはっきりさせておかなければ、転職がうまくいっても後々自分の理想や希望との違いが出てきたりという問題が生じるでしょう。

自身のスキルについてエピソードを含めてアピール

SEとして活動している時、自分のスキルを活用しどのようなことを行ったのかを具体的に話すことで、内容のリアリティが増し企業側も判断材料として受け入れやすくなるでしょう。

ただ話すだけでなく、エピソードを交えどのような状況でどう対処したのか、なぜそのスキルが活用できたのかなどを明確に説明することがポイント。

前向きさを見せる

SEとしてのスキルをどう活かそうと思っているのか、それに伴い企業にどうメリットを与えてくれるのかなど、自分を上手く売り込む必要があります。

前向きなやる気をアピールすることで、好印象を残し「一緒に仕事をしたい」と思ってもらえる率も高まるでしょう。

SEからの転職可能な業界

IT業界

SEはもともとIT業界の職種になるので、もちろんIT業界の他職種への転職が可能です。

SE以外にも様々な業務を担う職種があり、全体的な人手不足に悩む業界ですので、プロとしてのSE経験を持つ転職希望者は非常に貴重な人材となるでしょう。

金融業界

昨今はデータ管理なども全てWeb上で行っているため、一般人以上のパソコンスキルや管理能力は非常に大きな強みとなるでしょう。

将来性や安定度も高い金融業界は、SEからの転職に非常に有利に進めることが可能です。

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通信業界

SEとしての業務と通信業界は通じる部分が多くあります。ネット知識が豊富なSEは、即戦力として有能な人員となるでしょう。

様々な企業が参入している通信事業は、すぐに活躍できる場が多くあります。今が狙い目の通信業界で、早期のキャリアアップを目指すことも十分可能でしょう。

メーカー

様々なジャンルのメーカー業界であっても、SEとしての経験や知識は非常に活用しやすいでしょう。SE時代のパソコンスキルや高いコミュニケーション能力なども非常に大きな強みとなり、戦力としての採用率も大幅に上がります。

フリーランス

最近大きな話題になっているフリーランス。会社に属すことなく自分の力で仕事を受注し業務を行います。

プロとしてのSE経験やプログラミングスキルは経歴として大いにアピールしましょう。

「SEはSNSが禁止」という部分を記事前半でお話ししましたが、フリーランスで行う際はこのSNSが仕事依頼の一番の道になりますので、可能であれば就業中でもできる限りの準備はしておくといいかもしれません。

まとめ

SEとしての業務は、パソコンスキルのみならず他の業界にも通じるコミュニケーション能力や、様々な管理能力を強化することが出来ます。

また、豊富なWeb知識はこれからのネット時代において特に重要な強みとなっていくでしょう。どんな業界にも通じる部分が多くあるSEからの転職。

全てが上手くいくとは限りませんが、多彩な強みやスキルを駆使することで、企業に合わせた自分なりのアピールを行うことが出来るようになります。

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