現職からの転職

コンサルタントからの転職はできる?経験を活かせる業界やスキルについて

コンサルタントという職業は、世間一般的には高年収で高学歴、バリバリと仕事をこなしプライベートも充実しているスマートで洗練されたイメージを持っている方が多いでしょう。

しかし、その表面的な華やかさの裏側は非常に泥臭く、会社によっては昔ながらの体育会系で徹夜で仕事をこなすのは当たり前という事もあります。

本記事では、コンサルタントを辞めたい理由を明確にし、転職する際の手助けを行います。

コンサルタントの仕事について

仕事の特徴

コンサルタントは多種多様な業界をフォローする仕事です。経営難に陥った企業の売上を向上させたり、マーケティング戦略を練ります。

柔軟な対応が求められ、高い思考力と行動力が求められます。職種は多く、近年では数え切れないほどのコンサルタントがあります。

しかし、コンサルタントで求められる能力は高く、実際に仕事をすると精神的に疲弊する人が後を断ちません。以下に、コンサルタントを辞めたい理由を紹介します。

やめたい理由について

1 人間関係がつらい

上司からのあたりがきつく、精神をすり減らす若者が絶えません。コンサルタントを育成するファームでも同様で、レベルが高いファームほど上司からの要望が多くてきつい傾向があります。

自身の能力を向上させるには良いでしょう。しかし、ストレスで辞めたいと感じる人が多いようです。

2 やりたいことができない

企業を助けるためには、コンサルタントとして自分自身が「やりたいこと」よりも企業の利益追求のためにやりたくない事の方が仕事としては多いかもしれません。

特に「リストラ」「戦略的経営破綻」などを選択するときがあります。リストラした相手の涙を見て、やりたくないと感じることもしなければいけません。

心優しい人ほどストレスになり、コンサルタントを辞めたいと感じます。

3 苦手分野を押し付けられる

苦手分野のコンサルタントをする場合、新しく知識を身に付けなければいけないときもあります。

労働過多に陥り、ストレスを抱える人は多いでしょう。どんな業種でも対応できる能力を身につけるのは困難で、苦手分野を押し付けられると精神的に参ってしまう人が多いようです。

4 長時間労働

マーケティングやマネジメントなど、経営的な観点から物事を考えるため、時間を気にせず働く必要性があり結果として長時間労働になることもあります。

プライベート時間を確保するのが困難で、辞めたいと感じるようになります。

5 情報量が多すぎる

コンサルタントは、顧客ごとに特定の業界を担当することもありますが、その際に調査や分析するのはその顧客の属する業界だけではありません。

関連する業界はもちろん、その顧客が持つクライアント、取引先といった幅広い業界についてリサーチし問題点や改善点を見つけ出すなどする必要があります。

取り扱う、調べる情報量が膨大にゆえに、ストレスになり辞めたいと思うようになるようです。

コンサルタントが身につくスキル

コンサルタントで身につくスキルを確認しておきましょう。転職面接でアピールする点になり、今後の活動に役立つ能力です。

ロジカルシンキング

コンサルタントは論理的に物事を組み立て、解決策を見つけ出します。問題を発見し、解決するための道筋を考えるため、深い思考力が身につきます。

課題解決能力

ロジカルシンキングに付随して、課題解決能力が身につきます。経営面だけでなく、小さな出来事に対しても問題は存在するため、どんな業種にも役立つ能力です。

チームワーク

コンサルタントの仕事は、基本的に一人で行う仕事は殆どありません。一見すると、一人で黙々と行う資料作りでさえも他部署との連携が必要になります。

結果的に周りとの連携やチームワークと言った能力となり自身に身に付くでしょう。

リーダーシップ

チームワークが必要なコンサルタント業務では、企業の今後を考え、討論した結果を取りまとめマネジメントするためのリーダーが必要になります。そのため、自然とリーダーシップが身につくでしょう。

マネジメント力

利益目標だけでなく、コンサルタントとして行う業務は従業員の協力なくして成り立たないため、業務の中でマネジメント力が身につくでしょう。

コンサルタントから転職する上でのポイント

コンサルタントから転職する上でのポイントを紹介します。転職の際の、判断材料の1つとして活用下さい。

ポジション、給与だけで判断しない

異業種転職すれば、コンサルタントをしていたときより給与が下がる可能性があります。またポジション(役職や立場)も変わり、ゼロからのスタートという場合もあるでしょう。

そのため異業種転職する際には「ゼロからスタートする」と考え、更なる将来のためのスキルアップとポジティブに捉えてポジションや給与だけで判断しないようにしましょう。

転職先の事業内容、風土を理解する

コンサルタントを経験していれば、企業情報や業界情報など多くの情報をインプットしています。転職先の事業内容を知っていることもあり、転職先の経営者が気づいていない経営問題に気づくこともあります。

しかし前職で得た知識をひけらかすのではなく、謙虚な姿勢で転職を志さなければいけません。

転職先の事業内容を事前に知っていても、社風や風土を理解して企業の風潮に馴染むようにしましょう。

前職のやり方に引っ張られない

コンサルタント業務は、利益や数値目標を優先するあまり人間関係、新しい職場でモヤモヤすることもあるかもしれませんが、そこは我慢して企業のカラーや文化を尊重しましょう。

コンサルタントからの転職可能な業界

コンサルタントから転職が可能な業界を紹介します。

コンサルタント経験者は能力値が高いことが多く、様々な企業で重宝されます。前職のやり方にとらわれず、全く新しい気持ちでスタートするように心がけてください。

IT業界

IT業界では、ドッグイヤーと呼ばれるほど情報速度が早い業界です。情報処理能力が高く、常に最新の業界動向をウォッチしているコンサルタント経験者は、自身の能力を活かしやすい業界です。

特にコンサルタントとして、IT企業関連のプロジェクトに取り組んできた人におすすめ。

時代の変化やトレンドに合わせた、提案や事業分析を行ってきたコンサルタントのスキルや経験はIT業界においても重宝されることでしょう。

金融業界

コンサルタントを経験すれば、法的な情報や税務に関しても知識が増えます。金融業界でも膨大な情報を処理し、今後に活かせるでしょう。

資金的な面から企業のサポートができるようになり、コンサルタント時代の情報を活用できます。

コンサルタントとして磨いた「ロジカルシンキング」「経営分析能力」を発揮し、金融業界とコンサルタント時代の情報をあわせた分析ができるようになります。

転職するには、自身の「分析能力」「情報処理能力」をアピールすると良い。

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外資系企業

能力に応じた報酬が期待できるのが外資系企業です。自らの能力を試してみたいという自信がある人は是非、外資系企業にチャレンジしてみてください。

成果報酬制のように、能力に応じた報酬があります。外資系企業の種類は多く、コンサルタント時代に培ったスキルでチャレンジできます。

ベンチャー

「挑戦」を意識するのであれば、ベンチャー企業も良いでしょう。そもそもベンチャー企業には、挑戦心あふれる人々が在籍しています。

今後の日本や世界を変えようと努力しているからです。IT関連のコンサルタントを経験していれば、プログラミングの知識も活かせます。

転職する際は、コンサルタントで培った「提案力」を発揮し、企業の主軸として活躍できる点をアピールしましょう。

まとめ

コンサルタントから転職するには、謙虚な気持ちが必要です。

過去にどんな大企業のコンサルティングをしていても、転職先には関係ありません。あなたの能力を判断するのは、相手先企業になります。

数値化できる能力だけでなく、「やる気」「熱意」のように数値化できない能力も求められます。謙虚な気持ちを持ち合わせたコンサルタント経験者は、多くの企業で重宝されます。

自身にあった企業を探してみてください。