現職からの転職

運転士・交通業界から転職できる業界は?活かせる経験やスキルについて

よくある運転士・交通業界から転職したい理由

1 やりがいを見失った

入社当初はやる気を発揮する人が多いでしょう。しかし、やりがいを見失う人が多いのも交通業界です。毎日同じような業務が続き、同じ景色を何度も見るからです。

2 時間に厳しい

鉄道運転手を例にあげれば、車両を発進させる時間や到着時間を守る必要があります。また、勤務する会社によっては、到着時間を遅れれば減給される企業もあるようです。

1日中時間に追われる感覚になり、ストレスを感じる人が多い特徴があります。

3 必要以上のサービスを求められる

毎日同じような業務を行うと、効率よく仕事をこなすようになります。しかし、客はサービスを要求します。よりよいサービスを追求すれば業務過多に陥るでしょう。

中には酒に酔った勢いでふざける客もいるため、クレーム対応に精神をすり減らす運転士も多数です。

4 売上ノルマが厳しい

自動車を使うタクシーや代行業などは、特に売上ノルマが厳しい業界です。鉄道業界でも、運転以外のノルマが存在します。これは企業の目的が利益である以上、納得せざるを得ないものです。

しかし、成果報酬制の場合は個人の収入に直結し、ストレスを感じます。

5人間関係に疲弊する

交通関係には、非常に多くの人が関係しています。細かな部分まで携わる人を挙げれば、きりがないほどでしょう。

鉄道ファンから運転士になった人も多く、もともと人間関係が苦手な人もいます。上下関係も厳しいため、人間関係に疲れることがあります。

交通業界・運転士を辞めた人の体験談

交通業界・運転士を辞めた人の体験談を紹介します。体験談は過去に転職した先輩がたの意見です。自分に当てはめて考えれば、転職に活かせるのではないでしょうか。

その1:大きすぎる業界の裏

交通業界は、非常に経営母体が大きな企業です。企業がなくなれば、世の中の人々の動きが制限されます。そのため、政治との癒着もあると言われています。

内部で働いていると、業界の裏事情が目に入ることがあり、上司命令などを守ることにストレスを感じる場合があります。

その2:社内の人間関係に疲弊

巨大な組織であるため、ルールは絶対と言われるほど、間違ったことが許されません。入社時から厳しく教え込まれ、精神的に疲れることがあります。

統制が取れているのは長所ですが、人によっては自由を失う気持ちになる場合があります。

その3:ネットに写真が載る

特に運転士は、ネット上に顔写真が掲載される場合があります。心無い人から誹謗中傷されることもあり、必要以上にストレスを感じることがあるでしょう。

その4:労働時間が不規則

多くの企業が「交代制」でシフトを組んでいるので、生活習慣が乱れやすいと言われています。中には夜勤をする人もおり、決まった時間に睡眠を取れず、食事の時間すら決まっていない場合もあるほどでしょう。

こういった不規則な生活は、体調不良を生みやすくなります。その上で、人々の安心・安全を守る難しさを感じます。

交通業界・運転士から転職がおすすめの職種

交通業界・運転士から転職する際、おすすめの職業を紹介します。今までに身につけたスキルを活かせる職業です。参考にしてみてください。

地方公務員 

交通業界は組織母体が大きいため、厳しいルールが設けられています。ルールを遵守する能力があるとも言えるでしょう。

そのため、規則正しい生活を求める人は、地方公務員に転職することがあります。公務員は生活習慣を整えてルールを遵守できる職場なので、ストレスが減り自身の能力を最大限に発揮できる環境と言えます。

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営業職

交通業界で働いてきた人は、真面目な人が多数です。1分1秒を考え、日々の業務をこなして来たはずです。

この真面目な雰囲気や性格は、営業職で活かされます。というのも、訪問販売など不特定多数の人に信頼感を与えなければならないからです。客に誠心誠意、真剣に接する対応力があるのが交通業界経験者の特徴ですね。

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エンジニア

運転士は乗客の命を預かる仕事です。気の緩みからミスをしても、大惨事を引き起こします。逆に、無意識に集中力を向上させてきたと言えるのです。

エンジニアは集中力を必要とする仕事なので、今まで磨いてきた集中力を発揮できるため、受け入れてもらいやすいでしょう。

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交通業界・運転士から転職が可能な業界

転職可能な業界を紹介します。今までのスキルを活かせる他、新しい発見ができる業界です。やりがいを感じられるものばかりですので、参考にしてみてください。

コンサル業界

交通関連の知識が豊富な場合、コンサル業界に転職可能です。専門的な知識や技術を活かし、多くの人に情報を与えられる能力があるからです。

それまで1人で責任を追っていた専門知識を、多くの人に分け与えましょう。例えば運転士で見てきた景色を提案する旅行コンサルなども良いでしょう。自身の技術を多くの人に伝える意識をもてば、コンサル業界へ転職できます。

不動産業界

不動産業界には、力仕事をする人も珍しくありませんが、真面目さを活かした緻密な計画や作業を行える人が足りません。

真面目さを活かし、信頼を得られるのは交通業界出身者の特徴です。

IT業界

IT業界は、ドッグイヤーと呼ばれるほど情報が早く移り変わります。転職先に選びにくいと感じるでしょうが、交通業界で働いた経験は専門性を含みます。

普段何気なく見ていた景色は、世の中の人の動きです。世の中の情報を見て、接客をしてきた経験は、IT業界の情報量に対応できる能力です。

初めの一歩を踏み出す勇気さえあれば、あなたが「当たり前」と思っていた情報を求める人がいます。

まとめ

交通業界は、他の業種と比較すると退職率が低いと言われています。これは、給与面や企業母体の大きさから、安定していることが大きいです。

しかし、緊急事態宣言が発令されるような状況下では、低迷していると言わざるを得ません。必要以上に自分の身を危険に晒すことに繋がり、被害はなくともストレスを感じているかもしれません。

「転職」を考えたとき、交通業界で働いたあなたは「真面目さ」があります。あなたの「真面目さ」を求めている企業は多いため、臆病にならず行動してみてください。

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