「本が好きなので文章にかかわる仕事がしたい！」
「文章を書いて生活したい！」
そのような夢を持って編集やライターの職に就いた方は、少なくないでしょう。
しかしながら実際に編集やライターとして働きだすと、思っている条件とは異なっていたり本当に自分に向いているのか悩んだりすることがあるかもしれません。
「編集やライターとして培ってきた能力を最大限に活かせるような職種は、いったいどのような職種なのか？」
「同業他社へ転職したいと思っている場合は、どのようなことを心がければよいのか？」
そうお考えの方にとって、きっとこの記事が役に立つはずです。
編集やライター業から転職をお考えの方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
編集・ライターが転職先で活かせる経験やスキル
文章力・構成力
どのような仕事においても、「文章を書く力」は必要不可欠です。
社内外へのメールやプレゼンテーション資料、役所へ提出する書類など、文章を書く場面はどの職種にでもついて回ります。
その際に誰にでもわかりやすい文章構成を考え、正しく書ける能力があれば重宝されます。
発想力・企画力
編集者やライターの仕事は、新しい発想を持って企画を考える必要があります。
編集やライターは、誌面やweb上でどのような内容にすれば見てもらえるか、常に新しい発想を持って内容を考える仕事です。
そういった姿勢や考え方は、クリエイティブ職だけで必要とされているわけではありません。
現場の仕事や事務作業でもきまった形に固執せず、新しい発想を持って仕事を変えていける人材が必要とされています。
柔軟な発想力と人に伝えられる企画力を持つことは、どのような職場でも役立つでしょう。
コミュニケーション能力
編集やライターとして働いていたならば、コミュニケーションを取ることは日常だと思われます。
クライアントや社内の打ち合わせ、取材のアポイントメント、社内外のスケジュール調整など、誰とでもコミュニケーションが取れないと仕事として成り立ちません。
情報収集力
編集やライターにとって、情報収集はとても大切です。
記事を作成するにあたって、新聞や雑誌、インターネットなどでいつでも最新の情報を集められるようにしておかなければなりません。
場合によっては、自分の仕事とは関係のない情報まで集めなければならないこともあったでしょう。
その中で本当に必要な正しい情報はどれか、仕事上で見極める力がついているはずです。
情報を集めて正しい判断ができる力は、企業にとって役立つスキルとなるのは間違いないでしょう。
パソコンスキル
編集やライターにとって、パソコンは必須のツールとなっています。
クライアントへの連絡、記事の作成や編集、スケジュール管理など、毎日のようにパソコンを使って仕事をするケースが多かったはずです。
日々の仕事の中で得られたパソコンのスキルは、転職先では「必要だけれど使える人がいなかったもの」かもしれません。
編集作業やライティングで普通に毎日触っているソフトでも、意外に転職先では持て余していることも多いのです。
編集・ライターから転職しやすい業界・職種
編集・ライターから転職しやすい業界
web業界
web媒体で編集やライターをしていた場合の転職先として、web業界がまず考えられます。
web上でのレイアウトや見せ方については編集の能力が活かせますし、文章を書いたり校正したりといった作業も発生します。
広告業界
webだけではなく紙媒体主体の広告業界でも、編集やライターの経験が活かせます。
編集やライティングで身につけた企画力や文章力は、広告のコピー作成やレイアウトをする上で役立てられるでしょう。
ゲーム業界
シナリオライティングや企画構成の力は、ゲーム業界でも重宝されます。
またゲーム業界では、新しい発想や市場ニーズの調査などが求められます。
編集やライターとして培った能力が、そのまま活かせる職場だといえるでしょう。
編集・ライターから転職しやすい職種
営業/セールス部門
これまで培ったコミュニケーション能力を生かすには、営業職が適しているでしょう。
文章力は読んでもらえるメール作成や提案書で活かせますし、情報収集力は顧客ニーズを読み取り販路を広げる能力として利用できます。
企画部門
発想力や企画力は、編集やライターの経験を活かせる部署となります。
これまでその企業が考えつかなかった考え方をうまく取り入れられれば、新しい風として重宝されるでしょう。
同じ業界へ転職をする場合にするべきこと
編集やライターが同じ業界への転職をするにあたっては、これまでの実績や経験値が重要視される傾向にあります。
編集やライティングには、論理的に物事を考えられるロジカルシンキングが求められます
新聞や雑誌などの紙媒体で就業経験があれば、仕事の一連の流れや一定のスキルを身につけていると判断されるでしょう。
WEB関連の知識
web媒体であれば、ディレクター経験やSEO（検索エンジン最適化）の知識があれば転職に有利となります。
どちらもクライアントや取材先、社内外のコミュニケーションは必須となるので、そういった能力が足りないと思えば身につける努力は必要です。
経験値が低いと考えるならば、資格や検定を受けておくと多少は転職に有利となります。
各種webライティングの検定やSEO検定、日本語検定や漢字検定などは、なくても問題はないのですが合格していればアピール材料としては使えます。
パソコン関連の資格
MOS（マイクロソフト オフィス スペシャリスト）やパソコン検定などのパソコンに関する検定も同様です。
文章力の向上
資格取得と並行して、クラウドソーシングなどを利用してライターとしてコツコツ実績を積むのも、転職へのアピールとしてよい方法だといえます。
ライターや編集は、実績を積めばそれだけ上達するものです。
また、有料にはなりますが「ライター講座(ライティング講座)」を受講して文章力や表現力をアップさせると共に、新たなスキルを獲得することも重要です。
