現職からの転職

パティシエからの転職は可能?経験を活かせる業界やスキルについて

パティシエの仕事について

お菓子作りが好きで、パティシエになった人も多いのではないでしょうか。しかし、家庭でのお菓子作りと違い

  • 労働時間が長い
  • 給料が上がらない
  • いつも同じ作業で飽きる

と不満を述べる人もいます。

夢に描いたパティシエの仕事でも、毎日同じ作業ではつまらないでしょう。給与などの待遇面でも厳しい一面があり、転職を志す人もいます。

本記事では、パティシエとして働く人々が感じる「やめたい理由」をまとめ、転職を志す際のポイントをまとめます。

仕事の特徴

パティシエとは、いわゆる「お菓子屋さん」で、店舗販売するだけでなく「レストラン」や「ホテル」で勤務する人も多いのが特徴です。

レストランやホテルでは、バイキング用のデザートを担当したり、注文に応じてウエディングケーキを制作します。

サービス業であるホテルでは、お客様からの「サプライズケーキを準備したい」「子供の喜ぶ顔が見たい」など、複数の要望に答える能力も要求されます。

以下には、パティシエとして働く人がやめたいと感じる理由をまとめます。

やめたい理由について

パティシエの仕事は、単純作業になりやすい傾向があります。やめたい理由も、調理そのものが原因ではなく、待遇面や労働環境への不満が多く、日常生活への不安を感じ始めるのがきっかけです。

主に「精神面」「体力面」から出る不満についてまとめます。

1長時間労働がきつい

パティシエは、労働時間が長くなることが多い職業です。特にホテル勤務のパティシエの場合、すべてのお客さんに平等にサービスを提供しなければいけないからです。

朝にデザートを食べたい人にも、夜にサプライズパーティーを行いたい人にも平等に提供する必要があります。

2 給料が上がらない

長時間労働なのに給料が低く、上がりにくい傾向があります。パティシエの実績は見た目だけで判断できません。職歴や実務経験の長さなどが反映されます。

また年齢や海外留学の経験も実績として判断されているでしょう。自分では努力しているつもりでも、パティシエの経験値としてまだまだと判断されているかもしれません。

3 人間関係がきつい

上下関係がはっきりしていることで、人間関係がきつい一面もあります。「師匠の言うことは絶対」と言われるほど、入社当初は上司の言いつけを守らなければいけません。

4 体調を崩した

調理場では常に立ち仕事が要求されます。繁忙期には朝から晩まで、ほとんど休みなく調理していることもあるでしょう。

足腰に痛みを感じ始め、中には病院通いの人もいるかもしれません。ひどい場合には痛みで仕事ができないなど、体調により業務続行が不可能になることがあります。

5 作業に飽きる

特に店舗業務の場合、決まった作業を毎日こなす必要があります。作るべき商品が決まっているからです。

そのため独創的な発想力は必要なく、毎日同じ品質を保つことを迫られます。こういった単純作業により、飽きて転職を志す人もいるようです。

パティシエのキャリアの流れ

一般的なパティシエのキャリアを考えましょう。流れを把握することで、自身のキャリアアップを意識できます。

今の自分はどの段階にいるかを把握し、次のキャリアを目指す指針にしてください。キャリアアップすれば、給与や待遇が改善されることがあります。

同職種にてキャリアップ

店舗販売からレストランやホテルに勤務するだけでも、パティシエとしての能力を磨けます。特にホテルでの勤務は、海外への通過点とも言われています。能力に応じて、報酬が決められている場合もあります。

独立(自分の店をもつ)

多くのパティシエの目標は「自分の店をもつ」ことでしょう。独立しオーナーとして、人々に自身の技術を提供します。

自分の店をもつこことで、美味しいお菓子を作るだけでなく、どうやって販売していくか、営業スキルも必要になります。単なるパティシエとして働く以上に、経営の知識が必要になってきます。

異業種に転職

特に体調不良改善や給与アップを目指して異業種転職する人がいます。長時間の立ち仕事に絶えられず、デスクワークする事務職を選ぶなどがあります。

異業種転職を志すには、パティシエで鍛えられた精神力をもとに、各業種で必要とされるスキルを身につけることが成功の鍵です。

パティシエの強み、身につくスキル

転職を志す際、自身の強みを把握する必要があります。「自己分析」を行い、他者との違いを明確にしておきましょう。

パティシエで身につくスキルは、お菓子作りの技術だけではありません。以下で述べるスキルは高く、異業種転職する際にアピールできるポイントです。

接客能力

店舗販売がある店で接客能力が向上します。また直接的なコミュニケーション能力だけでなく、季節のお菓子を創造するなどお客様の潜在意識を考える能力があります。

お客様が認識できていない「ほしいもの」を提供し、作り手だからこその専門的な意見を述べられます。人の心を考える能力があり、感情を食べ物に乗せて対応できる能力が備わっています。

コミュニケーション能力

上下関係が厳しい職場が多いでしょう。上下関係とは、チームワークでもあります。ケーキを作る場合でも、スポンジを作る担当やクリームを作る担当があります。

すべての工程を自分一人で作業することは少なく、多くの人とコミュニケーションをとっています。自然とコミュニケーション能力が向上します。

ホスピタリティ

ホスピタリティとは、おもいやり精神です。パティシエは客を始め、職場に携わるすべての人の気持ちを考えながら業務に明け暮れています。

常に相手の気持ちを考え、お菓子に想いを乗せているでしょう。毎日の業務がホスピタリティなくして行えないものです。

クリエイティブさ

独創的な発想でお菓子作りをする場合があり、クリエイティブさが磨かれます。様々な客の要望に応えるため、専門知識を活用し発想するからです。創造的な活動ができ、様々な企業で求められる能力です。

ニーズを把握する力

客の要望に応えるため、ニーズを把握する力があります。店舗販売している場合でも、季節によって作るお菓子が異なるはずです。客のニーズを把握し、対応している結果と言えます。

手先の器用さ

お菓子作りには、繊細な作業が含まれます。砂糖細工などのように、少しの衝撃ですべてが台無しになる場合もあるからです。手先が器用でなければ作業できず、毎日の業務の中で繊細さが磨かれます。

パティシエから転職がおすすめの職種

「自己分析」を徹底し、自身の長所を見極めましょう。「自己分析」「企業分析」を行うのは、転職活動の基本です。基本をおさえたうえで、パティシエから転職がおすすめな職種を紹介します。

営業職

営業職は、顧客の要望を叶える仕事です。一般的に訪問販売は嫌われるイメージがあります。家庭に突然訪問するのですから、毛嫌いされても仕方ありません。

しかし、訪問販売から契約に結びつくことも多いのが事実です。顧客自身が気づいていない願望を叶えるのが営業です。パティシエで磨いた「ニーズに応える能力」が発揮されます。

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企画職

クリエイティブさを活かし、企画職も向いていると言えます。独創的な発想は、普段の生活の中で生まれます。

しかし、漠然と生活していても何も気づきません。パティシエ業務では、常に発想力を求められるため想像力が豊かです。企画職で、あなたの発想力を活かしてみてもよいでしょう。

パティシエから転職可能な業界

以下で述べる業界は、パティシエとしてキャリアチェンジ・キャリアアップを考えられる業界もあります。しかし、全く異なる業界も紹介します。これから転職を志す際の参考にしてください。

ホテル業界

パティシエとしても働けるのがホテル業界です。既にホテルで働いている人もいるかもしれません。パティシエとしての業務だけでなく、ルームサービスや事務などに業務内容を変更することができます。

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飲食業界

厨房に入ることに慣れているため、飲食業界にも需要があります。

飲食業界は、常に人材不足です。長時間労働や給与面、待遇面を気にしている場合、お菓子作りから食事作りに変更してみても良いでしょう。

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ブライダル業界

顧客の「幸せ」を願い続けるのがブライダル業界です。ケーキ作りだけでなく、結婚式をプランニングするのも良いでしょう。

新婚夫婦の理想を叶え、幸せを創造します。クリエイティブさを求められる場合があり、パティシエ経験者に向いています。

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製造業

「ものづくり」を仕事にしてみるのも良いでしょう。手先の器用さが求められることが多く、パティシエ経験が活かせます。工場勤務になる場合でも、立ち仕事に慣れている人が重宝されます。

ウェブ業界

パティシエに体力的な限界を感じるなら、ウェブ業界も良いでしょう。デスクワークが多くなる仕事ですが、想像力や忍耐力が求められます。顧客の要望に応じたホームページ制作などでは、クリエイティブさも求められる仕事です。

まとめ

パティシエの仕事は「お菓子作り」だけではありません。顧客の要望を叶え、想像力を豊かにする必要があります。

単純作業が多くなることがあり、転職を志す場合があります。転職活動では、クリエイティブさや手先の器用さをアピールしましょう。

また、忍耐力や根性も備わっているため、多くの業界で求められています。キャリアアップを考える人が多い業界ですが、異業種転職をして収入アップを考えてみるのも良いでしょう。