地方からの転職

沖縄から転職上京するメリットやデメリット、大阪との様々な違いを解説!

夢や希望を追いかけ沖縄から転職上京を行う方は、年々増加傾向にあります。

沖縄から東京へ上京する際に気を付けるべきポイントやメリット・デメリット、必要な準備などをお伝えいたします。情報をしっかりと集め失敗のない上京生活を手にするため、ぜひご参考ください。

沖縄からの転職上京時で感じる違い

ここでは沖縄から上京する場合の東京との違いや差についてまとめました。

実際にどんな違いがあるのかをしっかりと把握することで、新しい生活への不安を解消しましょう。

言葉の違い

東京で活用している標準語は、どの地域の方にもその意味が真っすぐ伝わりますが、沖縄の方言は濃ければ濃いほど全く意味を伝えることが出来ないでしょう。

テレビなどでも、方言をお話しされる方が何を言っているか分からないなんて場面を放送することも多々あります。

しかし、東京生活に馴染めば標準語も活用したスムーズな会話が出来るようになるでしょう。また、こうした言葉の違いは、新しい職場や出会いの際に鉄板の話題にもなります。

自分だけの特別な個性とプラスに捉え、コミュニケーションツールとして活用してみましょう。

文化の違い

沖縄との文化の違いで大きいのが時間に関わる考え方でしょう。沖縄時間・沖縄タイムという言葉があります。

沖縄の人は時間に縛られないということを指し、マイペースで余裕のある生活スタイルが特徴的です。しかし、言い換えればそれは時間にルーズと捉えられることもあるでしょう。

そのため、東京の人はせっかちだと感じるかもしれません。地域特有の時間の流れというものがあり最初は大変かもしれませんが、東京で仕事をこなしていけば自然と東京の暮らしに順応した時間の感覚は養っていきます。

人柄、性格の違い

沖縄の人は性格がおおらかだと思われているようです。
それは先述のように時間に対する捉えかたにも表れていますが、その他にも人懐っこい、情熱的な人が多いという感想も聞きます。

しかし人口の多い東京では様々な人がいるため、まずは適度な距離を保つことが必要です。沖縄特有の人懐っこさは、最初は警戒されるかも知れないので注意しましょう。

地域が変われば同じ国でも人柄は変化します。最初はこれまでのような付き合い方ができず戸惑うかもしれませんが、それも慣れれば心地よい関係を築いていけるようになるでしょう。

給与等の条件の差

沖縄の最低賃金(時給)は792円です。(※2021年現在)残念ながらこの金額は全国で最も低い水準でとなっています。

一方東京は1,013円、首都圏で900円を下回ることはありません。
しかし、給料が高くなるという事はそれに比例して支出も多くなるという事です。

物価や家賃も高い東京では、給与金額が妥当と感じるようになるでしょう。

明細だけ見れば確かに夢のあるような給料をもらえますが、実際にはそこから引かれものなどの支出も多く、一概に「東京は稼げる!」という事はあり得ません。

沖縄から転職上京するメリット・デメリット

東京に上京した際に感じるメリットはどんなものなのか、また、デメリットになることはどんな事なのかを知り、上京する前に生活に対する想像を膨らませてみましょう。

メリット

まずは沖縄から東京へ転職上京する場合のメリットから見ていきましょう。

求人の幅が広い

人口が多い分、様々な要望に応える職種が多くあります。沖縄との違いで最も大きいのは地下鉄を含む鉄道会社の求人ではないでしょうか。

サービスを提供するには多くの人々、メンテナンスを含む24時間の稼働、さらにそうした方々を支える職種がなどもあり、鉄道関連の仕事はその中だけで振り分けても実に多彩なジャンルの業種が存在しています。

求人数自体が多い

先述と関連しますが求人の幅が多いということは、比例して求人数も多いと言えます。幅が広く、しかも業種によっては鉄道関連のように24時間稼働しています。さらに業務量も沖縄とは異なるでしょう。

例えばコンビニのスタッフの場合、沖縄では日中で1~2人で対応できるかも知れませんが、東京では平日の朝や昼間の時間帯などは、補充要員、レジ対応スタッフがそれぞれに2~3人必要ということもあります。

東京で求人の数だけでなく採用人数の多さも特徴となるでしょう。

インプットの機会がある

日本の中心である東京は、流行やトレンドなど多くの情報の最先端になります。
毎日目まぐるしい数の情報が飛び交うため仕事に関する内容、プライベートに関する内容問わず知識を得ることが出来るでしょう。

インプットすることで自分の中の新しい価値を見出し、沖縄ではできないようなチャレンジをすることも可能です。東京は、情報が多い分そうした様々な機会に恵まれていますので、自分自身の成長を促すいい環境と言えるでしょう。

デメリット

ここまでで転職上京によるメリットをご紹介しました。
今度は、デメリットにも目を通してみましょう。

転職後のイメージをより鮮明に、解像度を高くすることで落胆したり、落ち込んだりすることも減らせるでしょう。

競争が激しい

求人が多い、採用人数が多い東京ですが、野心を持ち上京する方が多い地域でもあります。

  • 少しでも上に行きたい
  • 同僚に先を越されたくない
  • 先輩を追い抜きたい

という競争意識が高い傾向にあり、時間があれば成長するために学び、余裕があれば仕事をこなすというように、日々何かに追われているような生活をしています。

そのため、心に余裕が持てず毎日ピリピリした空気を感じることもあるでしょう。

知り合いがおらず寂しい

沖縄と東京では、簡単に地元の友人や家族に会いに行けるような距離ではありません。また、東京で暮らし始めれば否応なしに忙しさに追われる日々となるでしょう。

たまの休みはゆっくり寝て終わってしまう。そんな日々の繰り返しになり親しい友人を作ることも難しくなります。頻繁に地元に帰省したりすることもできず、孤独感を募らせることもあるでしょう。

また、東京では沖縄をベースにした飲食店や雑貨屋などが数多くあるため、故郷を思い出し、余計寂しさを感じてしまうかもしれません。

物価・家賃が高い

大企業の本社なども多く存在している東京。そのため、土地代も高く、それを借りるための家賃も必然的に高くなります。

また、東京では雑誌やテレビで紹介されるような話題の人気店なども多くありますが、そのどれもが地方とは比べ物にならないほど高級な価格帯という事も珍しくはありません。

それもまた、土地代から出される家賃が高くなるので、利益を出すため商品も高くする必要があるためです。東京は確かに給与が高く魅了的ではありますが、こうした安くないお金を使う場面が非常に多くなります。

土地勘がなくて迷う

初めての土地で暮らすのですから土地勘が無いのは仕方のないことです。さらに電車や地下鉄移動をは非常に複雑で、理解するまで時間がかかるでしょう。

沖縄では車移動が基本ですから、電車で移動するということに馴染んでいません。複雑に交錯する線路、立体的な構造をもつ駅では目的の場所が探せず、右往左往することになります。

一つの駅でも出口が複数あり、目的地にたどり着くために行くべき出口を間違えれば簡単に迷子になってしまうでしょう。

沖縄から転職上京するまでにやっておくこと

上京することで生じるメリット・デメリットは理解できましたでしょうか?

ここでは、そうした事前情報をもとにやっておくべきことをご紹介致します。

上京費用の用意

東京までの移動費用:移動費用は準備資金とは別として用意しておくと安心です。

東京での滞在費:アパート等を借りる際の費用の準備です。沖縄の平均で計算せず、東京での相場を参考にします。

仲介手数料、敷金、礼金、その他の初期費用など入居の際は多くの費用が掛かりますので、計算した金額よりもプラス必要となることもあり得ます。


また、もし現地で探す予定であれば、見つかるまで滞在する宿泊先の経費も必要です。

東京での食費:住まいが見つかるまでは外食になるでしょうから、それを見込んだ費用を算出しておきましょう。東京は食費が高くつくので要注意です。

その他生活費:就職先が決まっていても最低1月間は無給状態です。食費、交際費、雑費などを計算し、余裕のある生活費の準備を心掛けて下さい。

例えば部屋に置くための家財、電気家電など、直ぐに必要でないものは後回しに考えて下さい。生活が安定してから揃えることで、最初の資金準備を節約することが出来ます。

また、賃貸物件の中には家具家電が揃っている所などもあるため、そうしたところを見つけるのも費用を節約する手となるでしょう。

http://white-screen.jp/tenshoku-jyokyo/

転職先の確保

働く先を確保しておくことで、準備する費用が変わります。

本来は転職することが目的ですから、まずはそこを確保し、生活の基盤をつくることから始めて下さい。

手続きの処理

住民票の移動、それに応じて免許証など各種住所変更が必要です。
勤務先から求められることもあるため、沖縄でしなければいけない事、東京でも可能な事を整理していきましょう。

また銀行口座も地元地銀のほかにゆうちょ口座や大手都市銀行口座を準備しておくといいでしょう。

資格・スキルの勉強

就職先が見つかっていない場合など、面接でアピールできるスキルを身に付けておきましょう。

一般的なPCスキルはどんな職種にも必要となるので非常に便利ですし、自分自身で身につけることが出来るため特別な費用なども掛かりません。

沖縄から転職上京した人の体験談

上京まで様々と準備をしていても不安はなかなか晴れないものです。
先輩方の体験談が参考になるかも知れません。

沖縄県出身・19歳OL/女性

19歳 女性

高校卒業と同時に大手流通企業に就職。東京は修学旅行で来たことがあったが、知り合いもいないこと、生活費を節約したいことから会社の寮で生活を始めた。

同僚の友人も出来て外出する楽しさもあるが、人の多さと食べ物の違いに戸惑うことが多かった。
会社の資格制度があるので、キャリアアップのためにも今後様々な資格取得を積極的に行っていきたい。

最初は都会でやっていけるかどうか不安が大きかった、いざ働き始めると毎日が必至で不安になる暇もないくらいだった。今はある程度仕事や東京にという場所にもなれ、充実した日々を過ごしている。

沖縄県出身・23歳エンジニア/男性

23歳 男性

東京で仕事をすることが夢でだったが、特に資格もないしコネもなかったのでIT系の専門学校に入学。そのために上京資金を貯める必要があったので、高校時代と卒業してからの2年間必死でアルバイトをし上京した。

IT企業へ就職することが目標だったので専門学校での勉強は苦痛にならなかったが生活は大変で、想像以上の経費がかさみ親にも頼らざるを得なかった。

現在はWebサイトを構築する仕事に就いているが、スキルアップしたら沖縄で企業することを視野に入れている。選択肢が多く将来の夢も膨らむため、東京に出てきて良かった。

沖縄県出身・29歳接客業/男性

29歳 男性

先輩を頼って上京し、飲食業で勤務している。当初は見るものすべてが新鮮で、沖縄では体験できないことに触れる機会が多くあっという間に1~2年が過ぎた。

季節感の違いには苦労した。冬の寒さは想定以上で夏の暑さは沖縄の環境とは違い息苦しさを感じた。

しかし様々な人と知り合い、今まで知らなかった色々な世界を知ることが出来た。東京は自分を強く成長させてくれる戦場でもあるが、何も知らなかったこんな自分を温かく受け入れてくれた第二の故郷のように感じている。

まとめ

言葉や文化など、多くの違いが顕著に出てる沖縄と東京。他の地域と比べても独特な文化が根強いイメージがありますが、そこは個性として変換することもできます。

また、沖縄から東京へ出てきた方の多くは、様々な知識やノウハウを身につけ、起業のため地元へ戻るという流れも多くあります。

上京することで新しい世界を知り、これまでにない様々な情報を得ることで広い視野を手にすることが出来ます。

初めての土地は不安が大きいですが、沖縄特有の「なんくるないさ」でポジティブに明るく過ごせるようにしていきましょう。

【PR】高時給バイト情報