“人工衛星”の仕組みがモーショングラフィックスですぐわかる!ベルギー発エデュテイメントフィルム

2010.03.11 Thu

 

「Astra: Satellites: A User’s Manual. Part 1: Why Do We Need Satellites?」 dir: This is Real Art
専門性が高く、難しい問題をポップなビジュアルで紐解いてくれる映像作品シリーズ、今回ご紹介するのはTV放映やGPSでお世話になっている”人工衛星”をテーマにした「Satellites」。人工衛星の歴史や仕組み、コントロールや着陸の方法、そしてなぜそもそも衛星は必要なのか?などを親しみやすいモーショングラフィックスで説明してくれる。かなり専門的な知識も散りばめられているが、喩えに林檎を使うなど、親しみやすいビジュアルの工夫のおかげで抵抗なく見られる。

本作品のクリエイティブからアニメーションまで全てを手掛けるのは、ロンドンのクリエイティブ・プロダクション「This is Real Art」。UKのテレビで子供向け番組のナレーターを長年務める名優ジョニー・ボールがナレーションを担当し、よりわかりやすい語り口の作品となった。

■ちょっと意外なヨーロッパの宇宙開発事情
「Astra: Satellites: A User’s Manual. Part 2: Physics」 dir: This is Real Art
本作品のクライアントは、ベルギーに拠点を置く衛星オペレーション企業ASTRA(アストラ)。ヨーロッパというと宇宙開発とは無縁そうなイメージだが、1985年ベルギーにヨーロッパ衛星協会「Societe Europeenne des Satellites(SES)」を設立。子会社として民間の衛星運用企業「Societe Europeenne des Satellites-Astra (SES-Astra)」 を設立し、衛星ビジネスに参入した。その後1988年にASTRA(アストラ)衛星を打ち上げ、ヨーロッパの各家庭向けにスカイ・テレビジョンなどのテレビやラジオ放送を行っている。USとロシアより後発となったヨーロッパだが、SESは世界最大級の衛星通信企業として成長し、宇宙開発において世界にその存在感を示している。ちょっと意外な宇宙開発事情があったようだ。

本シリーズでは7作品が制作され、「This is Real Art」Webサイトにて全作品が視聴可能となっている。

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