東京都現代美術館がブラジルになる。ネオ・トロピカリア&森山大道、ミゲル・リオ=ブランコ

2008.10.17 Fri

 

マレッペ《無題》 2001 Photo:Marepe Couertesy: Galeria Luisa Strina
日本の裏側に位置する南米の国、ブラジルに抱くイメージといえば?情熱的なサンバ、三日三晩踊り明かすカーニバル、サッカーの本場、熱帯雨林のアマゾンなどなど。ラテンで陽気で開放的という国民性を反映してか、ブラジル生まれのアート作品も色彩豊かで躍動感溢れる、元気な作品が多い。ブラジルへの移民100周年を記念する「日本ブラジル交流年」の今年、ブラジリアン・アートが東京都現代美術館に襲来!

■「ネオ・トロピカリア:ブラジルの創造力」展
ホジェリオ・デガキ 《カボチャ色の耳をしたウサギ》 2007年 油彩/カンヴァス 94×126cm Courtesy: Galeria Casa Triângulo
ネオ・トロピカリア:ブラジルの創造力」展は、60年代にブラジルで起こったトロピカリアという芸術運動を紹介するエキシビジョン。植民地政策以来影響の濃かった欧米文化から脱し、「熱帯に住む者の文化のオリジナリティ」を目指したアツいムーブメントにちなんだものだ。音楽ではボサ・ノヴァ以降に登場したカエターノ・ヴェローゾなどが知られている。

今回のエキシビジョンでは、27組のブラジルのアーティスト、クリエイターの表現を通してブラジルのクリエイティビティをご紹介。"トロピカリア"の名付け親のエリオ・オイチシカ、ブラジル出身で世界で活躍するエルネスト・ネトやアシューム・ヴィヴィッド・アストロ・フォーカス(avaf)、個性派ファッション・ブランドのイザベラ・カペト、日本からの移民で、ブラジル現代アートの巨匠となったトミエ・オオタケらの作品が紹介される。10月22日(水)18:00から、ルシア・コッホ、ベアトリス・ミリャーゼスなどを招いてのアーティスト・トークが開催されるのでおみのがしなく。
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エルネスト・ネト 《リヴァイアサン・トト》 2006年 収縮性のあるチュール、発泡スチロール玉 サイズ可変 パンテオン(パリ)での展示風景 Photo: Mark Domage Courtesy Galeria Fortes Vilaça, São Paulo
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ジュン・ナカオ 《見えないものの縫製》 2004年 植物紙 Photo: Sandra Bordin


■森山大道が切り取るブラジル、ミゲル・リオ=ブランコが切り取る東京
《São Paulo》 2007 ?Daido Moriyama Courtesy of Artist and Taka Ishii Gallery
同時開催されるのが、写真美術館でのエキシビジョン「森山大道展」も好評だった森山大道と、ブラジルを拠点に活動するミゲル・リオ=ブランコ(マグナム所属)による写真展「森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ 写真展─共鳴する静かな眼差し」。両者とも都市と都市生活者を捉えながら、独自の世界観を持つ優れた写真家。本エキシビジョンでは森山大道はサンパウロを撮影し、ミゲル・リオ=ブランコは東京を撮影。2人の文化と視点が交差し、これまでにない日本、ブラジルの像が現れる写真展となっている。

《Tokyo》 2007 ?Miguel Rio Branco / Magnum Photos
■「ネオ・トロピカリア:ブラジルの創造力」
■「森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ 写真展─共鳴する静かな眼差し」
主催:財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館、駐日ブラジル大使館-Embassy of Brazil in Tokyo、日本経済新聞社
日程:2008年10月22日(水)~2009年1月12日(月・祝)
時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(ただし11月3日・24日、1月12日は開館、11月4日・25日、12月28日~1月1日は休館)
入場料:共通チケット:一般1500円、学生1100円、中高校・65歳以上1000円
ネオ・トロピカリア:一般1200円、学生900円、中高校・65歳以上800円
森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ:一般900円、学生700円、中高校・65歳以上600円
会場:東京都現代美術館
〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1
問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
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