一体誰が何のために? すべてが謎に包まれたアーティスト iamamiwhoamiの新作MV「; john」が到着
2011.05.19 Thu
「; john」 dir: iamamiwhoami
意味深で誰が何のために作っているのか全く不明だが、YouTube上で毎回多くのビュー数をたたき出す
iamamiwhoami(アイ・アム・アム・アイ・フー・アム・アイ)から最新のミュージックビデオ(MV)が到着した。タイトルは「;John」、8分36秒に及ぶ長編MVだ。北欧を彷彿とさせる森林を流れる小川で下着姿の男性が何かから逃れるように走るシーンの後に、フェティッシュな白い衣裳に身を包んだ踊り狂う女性、白い建物などが登場し、アーティスティックな雰囲気の中にも不穏な匂いを予感させる。
iamamiwhoamiはこれまでにも、約1年前に発表された、人間の手足からなる木の生える森でソレの誕生を予感させる「prelude 699130082.451322-5.4.21.3.1.20.9.15.14.1.12」にはじまり、「9.1.13.669321018 」、初めて異性が登場する「u-1」、曲調の変わる「u-2」「n」「t」「b」「y」ほか合計15作品を発表してきている。アマチュアによる自主制作とは思えぬ映像の創りこみや魅力的な楽曲など、謎はますます深まるばかり。一部では、スウェーデンのエレクトロ・アーティスト
Fever Ray(a.k.a. Karin Dreijer Andersson、The Knifeの片割れ)か
Röyksoppだという噂もあるようだが、真相は明らかになっていない。ただし、
Martin de Thurah(マーティン・デ・スラウ)監督の手掛けた過去のビデオ「When I Grow Up」を観る限り、絵のトーン、設定、スタイリング、そして監督のビデオに頻繁に登場する“水”を含め、この二人のタッグによる極秘プロジェクトではないかと思わずにもいられない。
Fever Ray「When I Grow Up」 dir: Martin de Thurah
緑深い自然、初期作品に必ず登場するドローイングの動物たち、連続して登場する徐々にヒューマナイズされていく女性(特にタイトルが数字の羅列からアルファベットに変わったところから)、ぬらりと揺らぐ共通したエフェクト、もしかするとこれらは環境問題を訴えるプロジェクトなのかもしれないし、そうでないのかもしれない。とにかく現段階でも合計53分20秒に渡る一つの壮大なMVであり、カニエ・ウエストの最長MV「
Runaway」も超えることになる(
evianのMVは除外)。そのクオリティを含め、この1年で最も注目を集めているバイラル・キャンペーンの一つといえるだろう。すべては推測の域を出ないが、新作「;John」のYouTubeコメントによると今週末までに100万ビューが必要と記載されている。この数字が達成された暁には何が起こるのか、ぜひ目撃したいものだ。
第一作から最新作「;John」までの15作品をまとめて一気にご覧になりたい方は、
こちらのYouTube再生リストからどうぞ!
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