日本勢快挙!「SIGGRAPH 2010 コンピューター・アニメーション・フェスティバル」

2010.07.30 Fri

 

SIGGRAPH 2010コンピューター・アニメーション・フェスティバルトレイラー映像
CG界の夏の一大イベント、世界的なコンピュータグラフィックスの祭典「SIGGRAPH(シーグラフ)2010」が2010年7月25日(日)から29日(木) の5日間に渡り、LAにて開催された。毎年最先端のCG技術や論文が発表され、日本からも多くのクリエイターが参加する本イベント。100以上のCGアニメーションが上映されるCG映画祭「Computer Animation Festival (コンピューター・アニメーション・フェスティバル、以下CAF)」より、最終選考に残った52作品から選ばれた受賞者をご紹介!

■グランプリはドイツの卒業制作「Loom」
loom_pic.jpg
“Loom” dir: Jan Bitzer、Ilija Brunck、Csaba Letay
49もの国からの応募からグランプリ(Best in Show Award Winner)に選ばれたのは、ドイツから出品された「Loom」。バーデン=ヴュルテンベルク映画アカデミーの学生Jan Bitzer(ジャン・ビッツアー)、Ilija Brunck(イライジャ・ブランク)、Csaba Letayat(サバ・レタヤ)が1年間かけて制作した卒業制作作品だ。自然の複雑なサイクルに巻き込まれる蛾の姿を描く。審査員賞(Jury Award Winner)はニュージーランドのJames Cunningham(ジェームズ・カニンガム)による「Poppy」。第一次世界大戦下のフランスの戦場で、赤ちゃんを見つけたニュージーランド軍の兵士たちを描く。モーション・キャプチャーを用いたハイレベルなフェイシャル・アニメーションが評価されての受賞となった。

■WOWのクリエイター3組が受賞!
“suiren-WOWid” dir: 金原朋哉
日本からは、ビジュアル・デザインスタジオWOWのクリエイターが3組入賞!Electronic Theaterでは、金原朋哉監督による、生命の象徴であるマシンの種子が誕生する様子を、詩的なSF映像と音楽で描いたWOWidのための作品「Suiren」、海外の映像メディアでも絶賛を受けた柴田大平監督「The Light of Life」が入賞。Shorts & Long Shortsでは、宮島勉/中間耕平監督によるWOWid「Pissenlit」が入賞した。他にも日本からはElectronic TheaterにてW+K TOKYO LABとポリゴンピクチュアズによるHIFANAのMV「HANABEAM」、Shorts & Long Shortsにて映像作家五島一浩の「Grained Time Vol. 1」が入賞している。

「The Wonder Hospital」プレビュー映像  dir: Beomsik Shimbe Shim
最優秀学生作品賞を受賞したのはカリフォルニア・インスティチュート・オブ・アートのBeomsik Shimbe Shim(ベオムシク・シンベ・シン)の「The Wonder Hospital」。謎の病院を訪れた女の子が、”ほんとうの美の基準”について考えるという作品だ。

ほか、入賞したのは2010年度の映像界を代表する錚々たる面々。フランス・ゴブラン校生制作のアヌシー映画祭のオープニング映像「Fenrir」、ピクサーのTeddy Newton(テディ・ニュートン)監督による「Day & Night」、The Millによる「The Caterpillar」、Digital Domainの「Audi Intelligently Combined」、LAのScanline VFXが映画「2012」で手掛けた100以上の流体シュミレーション映像「The Last Fluid Simulation」、さらに映画「アバター」や「アリス・イン・ワンダーランド」などのトレイラー映像がラインナップした。全ての入賞作品については公式Webサイトにて。
「Fenrir」dir: Nuno Alves Rodrigues、Oussama Bouacheria、Alice Dieudonné、Aymeric Kevin、Ulysse Malassagne
「Day & Night」プレビュー映像  dir: Teddy Newton


Tags:
トラックバックURL:http://white-screen.jp/white/wp-trackback.php?p=3570