ファン・デル・ワース監督が語る!グラデーション・コマ撮りMV 「Grindin’」制作の裏側

2010.03.17 Wed

 

Nobody Beats The Drum 「Grindin’」 dir: Rogier van der Zwaag
オランダから根性のミュージックビデオ(MV)Nobody Beats The Drum「Grindin’」が登場!光り輝くインジケーターが音楽にシンクロして動くディスコな作品だが、実は木のブロックをコマ撮りして制作したもの。300個ものブロックを手造りし、4,085枚の写真をアニメーションして創り上げた。監督はオランダの映像作家で映像プロダクション100% Halal所属のRogier van der Zwaag(ロヒール・ファン・デル・ワース)氏。

■毎日3案のアイデア出しの行方とは?
「Grindin’」メイキング映像
ファン・デル・ワース監督は、Nobody Beats the Drumのメンバー。アムステルダム在住、弱冠27歳の映像作家だ。100% HalalにてアニメーションCM作品の演出などを手掛けている。本作品では、”人間抜きで3分間興味を引きつけられる映像を作ること”が課題だった。

「毎日毎日、少なくとも3つのアイデアを考えたんです。たくさんのアイデアが葬られました…。最終的に行き着いたのが、グラデーションの構築。リズム、時間、モーション、色すべての要素を同期させようと思ったんです」

2Dでのシミュレーションなどは行わず、コンテは紙に描いたスケッチだけ。微妙な色の移り変わりをスムーズにアニメーションさせ、サウンドやビートにフィットするにはいくつのフレームが必要なのかを正確に計算した。

ブロックはファン・デル・ワース監督の手創り。撮影はキヤノン EOS 20DをMacBookに接続し、コマ撮り用ソフトウェアDragon stopmotionでキャプチャした。カラコレはAfter Effectsで行っている。

「制作は2009年10月から2010年1月までかかりました。家賃のために商業作品を時々手掛けた以外は、ほとんどこのプロジェクトに費やしています。制作はとてもハードなものでした。1日に3秒から4秒のアニメーションしか作れなかったので、何時間も部屋に閉じこもっていたんです。でも、日々の出来上がっていく成果がやる気を出してくれました。毎秒毎秒が魔法の瞬間でした」

「ビジュアルと音楽を一緒にすることが一番好き」と語る監督。仲間と創り上げたコミカルなメイキング映像も合わせてどうぞ。

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