制作4年!NYの気鋭アニメーター&イラストレーターのコラボアニメ「Pirates!!! The Curse of the Evil Eye」

2010.02.17 Wed

 

“Pirates!!! The Curse of the Evil Eye” dir: Remy Tornior & Yves Geleyn
気鋭のアニメーターとイラストレーターがタッグを組んだ、ハッピーなコラボレーション・アニメ「Pirates!!! The Curse of the Evil Eye」をご紹介。

監督はNYのアニメプロダクションHORNET所属、onedotzeroなどの映像祭でも活躍するアニメーター、Yves Geleyn(イブ・ジュリン)。ADC YOUNG GUNS 7に選出されるなど、注目を集める若手作家だ。この作品は”パイレーツ!邪悪な瞳の呪い”というタイトルの通り、海の上で凶暴な1つ目族の海賊に狙われた善良な人間の攻防を描く作品。登場人物や背景の細かいディテールまでじっくり作りこまれた、丁寧なアニメーションとなっている。

本作品でジュリン監督とコラボレーションしたのは、監督が以前からファンだったイラストレーター、Remy Tornior(レミー・トゥルニエ)。トゥルニエはペンタブレットとIllustratorをメインツールに据えるデジタル・イラストレーター。ジュリン監督からのラブコールを受け、自主制作アニメを共同で制作することに。そして2006年9月、二人のプロジェクトがスタートした。

コンセプトは、ジュリン監督とトゥルニエの世界をミックスさせること。二人の会話で飛び出したジョークからサイクロプス(1つ目のお化け)のアイデアがひらめき、ストーリーが完成。次はアニメーションだが、二人はとことんディテールを追求した。

制作はまずeBayで船の模型を落札することから始まった。ジュリン監督は背景とモデリングを、レミーはキャラクター・デザインを担当。監督はブルーバックで船を撮影し、レミーによるキャラクターをアニメーションさせ、全体のコンポジットを行った。

彼らのこだわりはサウンドにも及んだ。ジュリン監督は、アニメで使用した船がオランダ船の模型だったので、オランダ人の声を入れることにこだわった。また海賊船にインターナショナルな雰囲気を出すために、船員たちの声も日本人、ブラジル人、フランス人、デンマーク人を起用。世界中のディレクター仲間に声のファイルを送ってもらった。バックグラウンド・ミュージックを付け加えたのは、リヨンオペラ座で活躍するFrancois Montmayeur(フランソワ・モンマイユ)。

情熱に溢れるジュリン監督とトゥルニエは、仕事の空いた時間でコツコツ創り上げ、作品が完成したのは4年越しの2010年2月。1年につき52秒づつの計算だ。ユーモアと愛、忍耐のたまものをお楽しみあれ!

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