巨大セットにワクワク!エバーハート監督×PUMAのCM「The Games We Play」

2010.01.29 Fri

 

Puma「The Games We Play Golf」 dir: Jared Eberhardt
2009年にはプロジェクターと抜群のイマジネーションを駆使したCM「Lift」を見せてくれたスポーツブランドPUMAより、最高にワクワクするCMシリーズ「The Games We Play」が登場!舞台はスタジオに建てられたP・U・M・Aのロゴ型巨大セット。セットの各部屋には階段やプロジェクターなどの仕掛けが用意されており、その内部をワンテイクで駆け巡る。「バイク」、「ランニング」、「ゴルフ」、「フィットネス」をテーマにした4本が制作され、どの作品もアナログな仕掛けとライブ感が楽しい作品となっている。この特筆すべき作品を手掛けたのは、LA在住の映像作家Jared Eberhardt(ジャレッド・エバーハート)。CSSのMV「Alcohol」など、パペットやコマ撮りを使った作品を得意とする気鋭の監督だ。

■舞台セットの設計から監督まで
Puma「The Games We Play Running」 dir: Jared Eberhardt 耳に残るBGMは、監督が以前から”使いたい曲リスト”にラインナップしていた60年代のバンドThe Shagの曲。
構想から完成まで2ヶ月半を要した本作品。エバーハート監督が本作品を手掛ける最初のきっかけは、PUMAのスタイル・ブック撮影に合わせてシンプルなビデオを制作してほしいという依頼だった。そこからPUMAの”遊び心に満ちたブランド姿勢”を表現するセットデザインの仕事に発展し、CMシリーズを手掛けることに。

しかし監督はこれまでセットのデザインから設計、建築までを自分で手がけており、業者に建築を依頼するのは初めてだった。監督は「セットが崩壊してケガ人が出たりしないように、毎日たくさんの人と打ち合わせを重ねた」と語る。セットの大きさの概要を計算し、大道具屋に見積もりを取り、予算を確認するなど全てを1ヶ月で行うハードスケジュールだったそうだ。セットの建築において、建築作業者とのやりとりも課題の一つだった。彼らはデザイン性にこだわるセットを手掛けた経験がないため、感覚的な指示が通じない。「ちょっと歪んだ感じ」ではなく、「何インチこの方向に曲げて」などの詳細な説明が必要だったのだ。

現場では、予算の節約のため、できるだけシンプルな撮影方法が選ばれた。カメラはCanon 5D mark II(絞りはF8、isoは800)、ライティングは演劇や小さなコンサートで使われる低ワットの4つのライトを使用。ワンテイクで撮影するのにも苦労があり、現場ではスタッフたちが出演者に道筋を教える狂ったような叫び声が飛び交ったという。とは言っても、出演者は監督の顔見知りの漫画家、アーティストやミュージシャンらが集結し、楽しい撮影現場になったそうだ。全4本のCM作品はエバーハート監督のFlickrにて見ることができる。

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