ヒットメーカーは大学生!「フミコの告白」Teteこと石田祐康氏登場!

2010.01.12 Tue

 

「フミコの告白」 dir: 石田祐康 
使用ソフトはPhotoshop、Afeter Effects、Audition、Maya、Retas Studio、Sound Booth。
アニメーションファンなら既にご存知の方も多いだろう、京都精華大学マンガ学部アニメーション科3回生のアニメーション作家、Teteこと石田祐康氏。2009年11月にネット上で発表したショートフィルム「フミコの告白」が、YouTubeやニコニコ動画動画共有サイトで合計100万回再生の大ヒットを記録した話題の映像作家だ。学生ながらプロ顔負けの超ド級の作品を生み出す石田氏とは?!アニメーションを始めたきっかけから伺った。

「幼少の頃から絵を書くのが好きだったんですが、高校生の時、地元(愛知県)であった「実写講座」で動画(「愛のあいさつ」)を制作したのがアニメーションにはまるきっかけでした。高校から美術科(旭丘高校 美術科)に通ってたんです。動画を作った時は、絵と音楽と時間軸が合わさった時の独特の面白さを感じました」

そんな石田氏の高校卒業制作品は「空色の梦」(2006年)。高校生とは思えない驚きの才能の片鱗がうかがえる。本人はこの作品を振り返って”ダメダメで恥ずかしい”と語っているが、このクオリティを14分間に渡り一人で作り上げるとは只者ではない。

■「フミコの告白」が出来るまで
fumikochara.jpg
フミコのキャラクターデザイン案
「フミコの告白」制作のきっかけは、同じ学内の友人に自主制作作品の制作を誘われたこと。監督、作画、背景、3DCG、編集、音響を石田氏が務め、背景と3Dテクスチャを岩瀬由布子氏、村上和浩氏、3DCGモデリングに永田勇作氏、キャラクターの作画に川野達朗氏の5人で取り組んだ。石田氏にとっては初のチーム作業となる。企画2ヶ月、制作6ヶ月、総作画枚数1131枚の力作だ。今作の企画について伺うと「前作が静的な作品だったので、アクションものをやりたかったんです。今回は戦闘ものは避けたかった。その時に疾走する逃走劇を思いつきました。」と語ってくれた。

初のチーム作業で大変だったのは、締め切りに向かって作業する際に出てくる焦り。また、チーム作業の大変さも実感したという。

「監督としての指示や作業量とスケジュールの管理など大変でした。でもよいところもあったんです。アイデアを出し合ったり、よい偶然性との出会いなどはチーム作業ならではですね」

一番こだわったのは、やはり疾走感。後は人に見てもらうことを凄く意識したという。

「人を楽しませるにはどうすればよいか、出来る限りのエンターテイメントを心がけました。例えば”わかりやすさ”。1カットレベルで、意味不明さを排除した画作りを心がけました。そしてスピード感があっても見辛くならないように、カメラアングルには細心の注意を払っています。キャラクターも万人に受けいれられるようにデザインしつつ、ちょこっと捻りもいれているんです。かわいいけど、変なところが細くなっていたり、変なところで線が入っていなかったり」

これらは描きながら気付いた工夫だったそうだ。最後に好きなアニメーション作家を聞いてみた。

「細田守さん(「時をかける少女」「サマーウォーズ」)や、小さい時から作品を見てきた宮崎駿監督が好きですね。」

二回生の時点でジブリの一次を合格してしまったが、大学でもっとやりたい事があるため辞退したという経緯もある石田氏。将来はプロとしてアニメーションをやっていきたいとのことで、それまでに学生のうちに色んな作風に挑戦していきたいという。次回作品は卒業制作にあたるもの。以前作ったミュージックビデオ「rain town」のショートフィルム版を構想中だそうだ。制作過程の詳細は石田氏のはてなブログにて掲載されているのでチェックしてみよう!

5つの質問 一問一答
Question 1: 影響を受けたものを教えてください

Question 2: この職に就いたきっかけは?
(学生なのでなし)
Question 3: 一番好きな映画は何ですか?
素晴らしき哉、人生! (最近観た中で)
Question 4: 作業場のまわりに必ず置いているものベスト3は?
音楽
Question5: 今おもしろいもの/事って何ですか?
作品制作
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