ゲーム&仮想現実に特化した次世代ヘッドマウント・ディスプレイ「Oculus Rift」! 対応ゲームも!!

2013.08.29 Thu

 

日々進化を続けるVR(仮想現実)やAR(拡張現実)の分野において、非常に大きな注目を集めているデバイスがある。それがOculus VRによって開発されているヘッドマウント・ディスプレイ「Oculus Rift(オキュラス・リフト)」だ。

「Oculus Rift」
このOculus Riftは、装着すると目を中心に顔の半分が覆われるような設計となっており、解像度1280×600(片目につき640×800ステレオ3D表示)の3D映像を映し出すことが出来る。タブレットなどで使われる汎用的な液晶パネルを採用し、開発キットでも$300というかなりの低価格を実現させている。

さらにOculus Riftが注目を集めているのは、他のヘッドマウント・ディスプレイが映像視聴を主目的としてデザインされているのに対し、バーチャルリアリティやゲームでの使用を第一としてデザインされているからだ。そのため従来のヘッドマウント・ディスプレイの視野角が約25~45度なのに対して、Oculus Riftの視野角は約110度と非常に広くなっている。また、映し出される映像を高速に顔の角度に追随させる6軸センサーが内蔵されており、右を向けば映像内の右、上を向けば映像内の上を実際に見ることが出来、周囲を見渡せるというヘッドトラッキングを行える。そのため、ディスプレイを通して見ているというよりは自分自身の目で仮想空間を見ているという、強い没入感を得られるのだ。

現在、PCでの開発・利用を目的とした開発キットが販売されており、それを使った様々な作品や対応したゲームが生み出されている。その一部をご覧いただきたい。

ゲーム中を歩くことができるVirtuix OmniとOculus Riftを組み合わせて、ゲームの中を歩き回り、周りを見渡しているデモ。まさに仮想現実の中に溶け込んでいるのだ。
NASAが開発しているVirtuix OmniとOculus Riftを組み合わせた火星探索シュミレータ。火星に降りたって探索することができる。
「SkyDIEving」というスカイダイビングシュミレータ。宙づりになってこのアプリケーションを使うことで、スカイダイビングを体験することができる。
モーションコントローラRazer Hydraと組み合わせることで、初音ミクに「会ってさわる」ことができる作品。
上記以外にも対応しているアプリケーションがOculus VR Shareにて公開されている。

このように仮想現実と現実の境界を曖昧にさえするほどの没入感を提供するOculus Rift。現在は解像度が低いため、映像の鮮明さに欠けるなどの欠点もあるが、先頃のE3で1080p HD対応が発表され、今後の進化にも期待出来る。ゲームはもとより、仮想現実体験やインスタレーション用のデバイスとしても大きな可能性を持っているOculus Rift。今後の動きに大注目である。

文:野澤智
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