「RjDj」
■クラブ生まれのRjDj
RjDjの楽曲「シーン」
RjDjはオープンソースソフトウェアのPure Data(PD)でプログラムされている。PDはMax/MSPと同じくMiller Pucketteによって開発されているため、普段Max/MSPで作品制作をしているメディア・アーティストにも扱いやすいのが魅力だ。シーンを制作する際には、音のインプットとアウトプットをまず配置し、そこに様々なエフェクトをくっつけて行く。タイムラインのないシーケンサーを作るわけだ。オブジェクト指向なので、プログラム初心者にもわかりやすいだろう。
彼らがテクノロジと同じくらいこだわっているのが、音楽のクオリティ。創設時には以前から親交のあったlast.fmの創設者Stefan Glaenzer(ステファン・グラーエンツアー)にもアドバイスを受け、スタッフにはプロのコンポーザーが何人も参加している。また最近ではデトロイト・テクノの雄カール・クレイグとコラボレーションし、名曲「TimeCruising」のシーンをリリースした。また、RjDjの大きな魅力であるポップなインターフェイスは、アルゼンチンのグラフィティ・アーティストDoma / Faseが手掛けている。
■日本のユーザーのユニークな作品が続々!
Frank Barknecht(フランク・バークネヒト)氏。ケルン在住のライター/ソフトウェア開発者/コード・アーティスト。RjDjチームではシーン開発とrj-library関連のアブストラクションの管理を行っている。 photo by: Satoru FUEKI
バークネヒト氏によるレクチャーは両日ともかなりの盛り上がり。PDの直感的なインターフェイスに、プログラミング経験のない見学者も、会場のPCを使ってアプリ制作を始めるほどだ。最後に行われたプレゼン大会では、音楽理論「シェンカー理論」を取り入れたミニマル音楽ジェネレーター「Minimalist Style」や、タッチなどの刺激ではなくCPUの負荷によってコントロールする「CPU Drum」など斬新なアイデアが続々登場。一人で歌ってるのに輪唱になる「Frog Song」ではバークネヒト氏もドイツの童謡を自ら披露するなど、かなりの盛り上がりを見せて終了した。当日制作されたシーンはTumblrにて現在でも見ることができる。
プレイするのも作るのも楽しいrjdj。公式Webサイトよりプログラム・キット「ComposersPack」が配布されているので、興味のある方はぜひチャレンジしてみよう。
・RjDj
Tags:
トラックバックURL:http://white-screen.jp/white/wp-trackback.php?p=2965










