あらすじ:アクションのビデオを見ただけで、その技を習得できるという並外れた能力を持つ美少女ゼン(ジージャー)。そんなゼンに突然の不幸が訪れる。最愛の母が末期の白血病に侵されていることが発覚したのだ。ゼンは母から全てを奪ったマフィアと闘うため、自ら身体を張って抗争に挑む。しかしそこには生き別れになっていた父マサシ(阿部寛) との再会が待っていた…。
■ダイヤモンドの原石、ジージャー
Yanin Vismitananda(ヤーニン・ウィサミタナン、愛称ジージャー):1984年3月31日バンコク生まれ。カセンバンディット大学にて美術学部 映画、デジタル専攻。プラッチャヤー・ピンゲーオ製作による本作と同じアクションチームの次回作出演も決定しており、現在撮影中。
(c)2008 sahamongkolfilm international all rights reserved. designed by pun international
■6年間を費やした”ジージャー計画”
(c)2008 sahamongkolfilm international all rights reserved. designed by pun international
ジージャーのトレーニングは4年間に及んだ。体力、耐久力、柔軟性増強のための厳しいトレーニングに加え、ムエタイ、体操の基本、武器の使い方、スタントマンとのアクションシーンにおける立ち位置やタイミング、表情の作り方、受け身の技法、などの武術テクニックを叩き込まれた。そして彼女にアクションの基礎が染み付いた頃、トニー・ジャーを鍛え上げたトレーナーであるリットグライが生涯をかけてため込んだ技の集大成を彼女に伝授した。後半2年間で撮影を行ったが、撮影終了後もポスプロに2年の年月が掛かっている。そうして、オーディションから6年。遂に今回のデビューとなったのだ。
■「リアル・アクト、リアル・ペイン」の真髄
プラッチャヤー・ピンゲーオ:1962年生まれ。映画監督・プロデューサー。特に、タイのアクション映画を世界に広め、大成功に導く。「The Magic Shoes」(92年)で長編劇映画デビュー。監督とプロデュースを担当した「マッハ!」(03年)、「トム・ヤム・クン!」(04年)でトニー・ジャーを一躍有名アクションヒーローに育て上げるとともに、タイ映画史上最も成功を収める。
「女性を主人公にしたアクション映画を作るうえで問題になったのが、女優の体が小さいということ。体格のいい、筋肉モリモリの女性なら良かったんですが(笑)、小さい体で大きい男を倒すのはリアリティに欠けてしまう。それで思いついたのが、主人公を自閉症にするということです。自閉症の中にはサヴァン症といって、絵や音楽1つのことに秀でた人がいます。格闘技が上手いというのは聞いたことがありませんが、空想で創ってみたんです。
最初の2本の映画の後、アクションとドラマのバランスについて色々なコメントを頂きました。アクションに至るまでのドラマについて、かなり辛口の批評を受けたのです。”チョコレート・ファイター”ではそこを直していこうと思いました。自閉症の問題も、母と子の愛情も世界共通なので誰にでもわかりやすいですよね。私は観客も主人公と一緒になって戦う気持ちになって欲しいと思っています。キャラクターがアクションをするに至った悔しさを描くことで、押さえつけているものを発散する、仕返しをする形を表現することができる。いきなり戦うのではなく、観客に参加してもらうような作品です。アクション100%だと、見る人が飽きてしまいますから」
■本当のクライマックスは…
本作にはタイのクリエイターが集結。撮影監督は躍動的なカメラ・ムーブメントと俯瞰を効果的に見せ、「リアル」を演出するデーチャー・スィーマントラ、共同脚本にはタイ映画ニューウェイブ最若手の旗手として世界に名を馳せるチューキアット・サックヴィーラクンが担当している。
しかし本当のクライマックスはその後に流れるエンドロールかもしれない。ジャッキー・チェン作品などでお馴染み、ピンゲーオ作品にも欠かせないNG集では、恐れを知らぬ者たちの姿がある。いい映画を作るという目的のためだけに命を掛ける彼らの姿はまさに”映画バカ”そのものだ。ちゃんと彼らに保険はあるのですか?との質問に、監督は「もちろんあります(笑)。生命保険を掛けていますし、病院代も出します。今回ケガ人は出ましたけど、後遺症が残るような者は出ていませんよ」と答えてくれた。鑑賞する我々も、命がけで臨んでみよう。
■「チョコレート・ファイター」
監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ(「マッハ!」、「トム・ヤム・クン!」)
アクション監督:パンナー・リットグライ(「マッハ!」)
(c)2008 sahamongkolfilm international all rights reserved. designed by pun international
配給・宣伝:東北新社
監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ(「マッハ!」、「トム・ヤム・クン!」)
アクション監督:パンナー・リットグライ(「マッハ!」)
(c)2008 sahamongkolfilm international all rights reserved. designed by pun international
配給・宣伝:東北新社
Tags:
Film
トラックバックURL:http://white-screen.jp/white/wp-trackback.php?p=2650












