世界最強美少女ファイターここに誕生!ピンゲーオ監督最新映画「チョコレート・ファイター」

2009.05.01 Fri

 

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あらすじ:アクションのビデオを見ただけで、その技を習得できるという並外れた能力を持つ美少女ゼン(ジージャー)。そんなゼンに突然の不幸が訪れる。最愛の母が末期の白血病に侵されていることが発覚したのだ。ゼンは母から全てを奪ったマフィアと闘うため、自ら身体を張って抗争に挑む。しかしそこには生き別れになっていた父マサシ(阿部寛) との再会が待っていた…。
2003年、タイから登場したプラッチャヤー・ピンゲーオ監督の映画「マッハ!!!!!!!!」は、それまで見慣れた香港やハリウッド製アクション映画の常識を軽くぶっとばすとんでもないシロモノだった。CG、ワイヤー、スタントを絶対に使わないという鉄則のもと、命も惜しくないほどのド派手な技を繰り出すムエタイ・アクション・ムービーは世界中で熱狂的に迎え入れられたのは記憶に新しい。そして2009年、映画のためなら死をも恐れぬファイターたちが帰ってきた!今回はブルース・リーのごとく吼え、ジャッキー・チェンのように高所で戦い、ジェット・リーのように華麗に舞うヒロインとともに!

■ダイヤモンドの原石、ジージャー
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Yanin Vismitananda(ヤーニン・ウィサミタナン、愛称ジージャー):1984年3月31日バンコク生まれ。カセンバンディット大学にて美術学部 映画、デジタル専攻。プラッチャヤー・ピンゲーオ製作による本作と同じアクションチームの次回作出演も決定しており、現在撮影中。  (c)2008 sahamongkolfilm international all rights reserved. designed by pun international
「チョコレート・ファイター」は、映画史上最強のアクション・ヒロインことジージャーの存在を抜きには語れない。これまではタイのアクションスター男優トニー・ジャーの映画を作ってきたピンゲーオ監督。女優を主人公にした作品が作りたいと構想していたところに紹介されたのが”ジージャー”ことヤーニン・ウィサミタンだった。ジージャーは映画「七人のマッハ!!!!!!!」(2004年、パンナー・リットグライ監督)のオーディションにやってきた池脇千鶴似の華奢な女の子。ピンゲーオ作品のアクション監督を務め、トニー・ジャーを育て上げたパンナー・リットグライ監督が彼女に目を留めた。ピンゲーオ監督に「チョコレート・ファイター」にぜひ起用してはどうかと持ちかけたのだ。試しにジージャーを呼んでカメラの前で格闘技を行わせたところ、ピンゲーオ監督、プロデューサーのソムサックの2人ともが指を鳴らして「コレだ!」と言ったという。長い間探し求めていたダイヤの原石が発見されたのだ。かくしてその後6年間に渡る”ジージャー計画”が始まることになった。

■6年間を費やした”ジージャー計画”
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(c)2008 sahamongkolfilm international all rights reserved. designed by pun international 
“ジージャー計画”とは、彼女を世界に通用するアクション女優に育て上げる綿密なデビュープラン。ジージャーは幼少の頃から体が弱かったため、11歳の時にテコンドーを開始。みるみる才能を発揮し、14歳の時にはテコンドーのインストラクターとなったほどのセンスを持ち合わせてはいるが、アクションも演技もまったくの素人。オーディション時、彼女は高校3年生だった。若い彼女に対しても、ピンゲーオ監督の理想は高い。「天性の才能と驚異的な記憶力・習得力を持ち、なおかつ格闘の技術においても一流の女優であること。一見大人しそうに見えるごく普通の少女でありながら、アクションシーンではブルース・リーの演技力とジャッキー・チェンの機敏さを思わせるような見事な動きを見せ、更にはトニー・ジャー並みのムエタイと、その他のあらゆる武術をマスターしている」ことが求められた。

ジージャーのトレーニングは4年間に及んだ。体力、耐久力、柔軟性増強のための厳しいトレーニングに加え、ムエタイ、体操の基本、武器の使い方、スタントマンとのアクションシーンにおける立ち位置やタイミング、表情の作り方、受け身の技法、などの武術テクニックを叩き込まれた。そして彼女にアクションの基礎が染み付いた頃、トニー・ジャーを鍛え上げたトレーナーであるリットグライが生涯をかけてため込んだ技の集大成を彼女に伝授した。後半2年間で撮影を行ったが、撮影終了後もポスプロに2年の年月が掛かっている。そうして、オーディションから6年。遂に今回のデビューとなったのだ。

■「リアル・アクト、リアル・ペイン」の真髄
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プラッチャヤー・ピンゲーオ:1962年生まれ。映画監督・プロデューサー。特に、タイのアクション映画を世界に広め、大成功に導く。「The Magic Shoes」(92年)で長編劇映画デビュー。監督とプロデュースを担当した「マッハ!」(03年)、「トム・ヤム・クン!」(04年)でトニー・ジャーを一躍有名アクションヒーローに育て上げるとともに、タイ映画史上最も成功を収める。
アクションにおいて「リアル・アクト、リアル・ペイン」にこだわるピンゲーオ監督は、ストーリーにおいてもリアリティを追求している。主人公が日本人のハーフという設定なのは、ジージャーの顔がタイ人から見るとすごく日本人風に見えるから。自閉症の女性ファイターという設定の理由をピンゲーオ監督は語る。

「女性を主人公にしたアクション映画を作るうえで問題になったのが、女優の体が小さいということ。体格のいい、筋肉モリモリの女性なら良かったんですが(笑)、小さい体で大きい男を倒すのはリアリティに欠けてしまう。それで思いついたのが、主人公を自閉症にするということです。自閉症の中にはサヴァン症といって、絵や音楽1つのことに秀でた人がいます。格闘技が上手いというのは聞いたことがありませんが、空想で創ってみたんです。

最初の2本の映画の後、アクションとドラマのバランスについて色々なコメントを頂きました。アクションに至るまでのドラマについて、かなり辛口の批評を受けたのです。”チョコレート・ファイター”ではそこを直していこうと思いました。自閉症の問題も、母と子の愛情も世界共通なので誰にでもわかりやすいですよね。私は観客も主人公と一緒になって戦う気持ちになって欲しいと思っています。キャラクターがアクションをするに至った悔しさを描くことで、押さえつけているものを発散する、仕返しをする形を表現することができる。いきなり戦うのではなく、観客に参加してもらうような作品です。アクション100%だと、見る人が飽きてしまいますから」

■本当のクライマックスは…
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本作にはタイのクリエイターが集結。撮影監督は躍動的なカメラ・ムーブメントと俯瞰を効果的に見せ、「リアル」を演出するデーチャー・スィーマントラ、共同脚本にはタイ映画ニューウェイブ最若手の旗手として世界に名を馳せるチューキアット・サックヴィーラクンが担当している。
クライマックスとなる映画の終盤部分では、これまでの作品の衝撃を凌ぐアクションシーンの連続!K-1にも登場したタイの”オー”シリモンコン、韓国の女性チャンピオン、イム・スジョン、そしてそしてオランダからタレントとしても活躍するソーミアら、3カ国から集められたムエタイのチャンピオンたちが登場し、過酷な死闘を繰り広げる。そして誰もが度肝を抜かれるクライマックスでは、列車の高架とビルの壁面を使ったアクションシーンが繰り広げられる。これまで誰も見たことも無いような形で。

しかし本当のクライマックスはその後に流れるエンドロールかもしれない。ジャッキー・チェン作品などでお馴染み、ピンゲーオ作品にも欠かせないNG集では、恐れを知らぬ者たちの姿がある。いい映画を作るという目的のためだけに命を掛ける彼らの姿はまさに”映画バカ”そのものだ。ちゃんと彼らに保険はあるのですか?との質問に、監督は「もちろんあります(笑)。生命保険を掛けていますし、病院代も出します。今回ケガ人は出ましたけど、後遺症が残るような者は出ていませんよ」と答えてくれた。鑑賞する我々も、命がけで臨んでみよう。

■「チョコレート・ファイター
監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ(「マッハ!」、「トム・ヤム・クン!」)
アクション監督:パンナー・リットグライ(「マッハ!」)
(c)2008 sahamongkolfilm international all rights reserved. designed by pun international
配給・宣伝:東北新社
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