情報過多のこの時代。ブランドのメッセージを、狙ったターゲットに届けることは容易なことではない。熾烈なキャンペーン合戦が繰り広げられているファッション業界では尚更だ。常にインパクトあるキャンペーンで話題のリーバイス®が展開する、新プロジェクト「JOURNEY TO SOUTH」。商品コンセプトをテーマにしたロードムービーを核に、バイラル映像と世界限定30冊のブランドブックを同時に展開するミックスメディア・プロジェクトだ。この仕掛け人、リーバイス®山本学氏に本プロジェクトの戦略を伺った。
■商品コンセプトを表現したロードムービー
「JOURNEY TO SOUTH」ロードムービー CD:青木次郎|PL: 山田高之|Dir: 池田一真
そしてリーバイス®が制作したのは、こちらのロードムービー。2009年春夏コレクションの商品コンセプト「JOURNEY TO SOUTH」をテーマとし、アメリカ西海岸をメキシコへと向かって南下する旅をイメージした作品だ。誰しも旅に出て、日常とは離れた空間で過ごすことに自由や開放感を感じたことがあるだろう。ファッショナブルな世界観の中で、物語の経過とともに変化していく主人公達の表情や仕草で、この自由や開放がうまく表現されている。
山本氏がこのロードムービーで注力したのは、マス広告ではなかなか伝達し切れない、ブランドの世界観や空気感を表現することだった。ファッション感度が高い層をはじめ、多くの人にこのムービーを見てもらい、リーバイス®に脈々と受け継がれるFreedom Spirit(自由な精神)とともに、リーバイス®の”今”を感じてもらえればと語る。
■トレーラー映像でバイラル効果
「JOURNEY TO SOUTH <Vintage Hunt>」アクション編トレーラー Dir: 池田一真
そこで思い付いたのが、思わず続きを見たくなってしまう「映画のトレーラー(予告編)」というフォーマット。ロードムービーのトレーラー風バイラル映像を制作し、動画共有サイトYou Tubeで展開した。もちろん只のダイジェストではない。無数の映像コンテンツが散在するWeb内で埋没しないように、「インパクト」と「ひっかかり」を特に意識して企画を進め、結果、本編と全くテイストの異なる3作品が完成した。ジーンズをハンティングする「アクション編」、本音を言い合えない男女の「ラブストーリー編」、地球侵略を目論む悪の集団が暴れまくる「アメコミ編」。
「この映像はロードムービーを全く別の視点で切取り表現した、云わば、嘘の予告編なのですが、オーディエンスを”だます”というよりは、”楽しませる”ことを念頭に置き、各ムービーとも振り切った”笑い”を追及したつもりです」と語る山本氏の狙い通りこれらの映像は多数のブログで取り上げられ、どれもファッショナブルな本編からは想像できないインパクトのある作品となっている。
「JOURNEY TO SOUTH <彼女のボタンを外せたら>」ラブストーリー編トレーラー Dir: 池田一真
「JOURNEY TO SOUTH <ジーンズ大統領>」アメコミ編トレーラー Dir: 池田一真
■全世界30冊限定のプレミア・ブランドブック
ブランドブック「JOURNEY TO SOUTH」 CD:青木次郎|AD:榎田泰雄
このブランドブックは、なんと全世界30冊限定、青山ブックセンター六本木店のみでの販売というレアアイテム。山本氏はこの書籍を「リアルな場において、”今”のリーバイス®がターゲットに振り向いてもらう為には、これくらいファッション・アートカルチャーに振り切った作品でなければいけないと思った。全国のリーバイス®ストアでも展示しているので、少しでも多くの方に実際に見て、触れてほしい。」と語ってくれた。
「JOURNEY TO SOUTH」青山ブックセンター六本木店のディスプレイ風景。
■ターゲットや接点に応じて、伝え方を変えていくことが大切
リーバイ・ストラウス ジャパン株式会社 JOURNEY TO SOUTHプロジェクト プロジェクトリーダー 山本学氏
今後のブランディングについては「時代の空気感に合った新しい試みにチャレンジし、ターゲットである彼らに受け入れられるブランドにしていきたいです。」と語ってくれた。これからもリーバイス®の世界を面白くするプロジェクトに期待!
総ページ数:40ページ+特別仕様1ページ挟み込み
本紙サイズ:B2(515×728mm)
販売価格:12,600円(税込)
発売日:1月20日(火)
取扱店舗:青山ブックセンター六本木店
発売元:株式会社INFASパブリケーションズ
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