©2008 Paramount Pictures Corporation and Warner Bros. Entertainment All Rights Reserved.
そんなフィンチャー監督の新作映画「ベンジャミン・バトンの数奇な人生」。80歳の姿で生まれて成長とともに若返る数奇な運命の持ち主ベンジャミンの生涯を、激動の時代とともに描いた一大叙事詩だ。ゴールデン・グローブ賞5部門、アカデミー賞13部門などのさまざまなトピックで巷を賑わせているが、感動のヒューマン・ストーリーの影にフィンチャーの完全主義が爆発しているのを見ることができるだろう。なんと全ての年齢を主人公のブラッド・ピット一人に演じさせたいと要求したのだ!
■CGで首を挿げ替え!前代未聞のCGエフェクト
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このチャレンジが始まったのは2004年。最初はマーカーを貼り付けてモーション・キャプチャーを行っていたが、マーカーではどうしても測定できないエリアが出現してしまい、求められるリアルな動きができない。デジタル・ドメインのスティーブ・プレッグは、この解決策を心理学の博士に求めた。それは表情研究の第一人者、ポール・エクマン博士の「人間の感情を表す基本的な表現には共通した特徴がある」という理論。博士が創り上げた、人間の表情を集めたライブラリ「Facial Action Coding System(FACS、フェイシャル・アクション・コーディング・システム)」に基づき、MOVA社のthe Contour capture system(コントゥール・キャプチャー・システム)を使用しておよそ120の表情パターンを作成。これにより、ピットの表情に1,000以上のバリエーションが生まれたのだ!
■”エモーション・キャプチャー”とは?
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7ヶ月の格闘の末、完成した映像はどこが合成なのかもわからないほどの自然な仕上がりを誇る。詳しいビハインド・ザ・シーンはYouTubeのスティーブ・プレッグ(デジタル・ドメイン)へのインタビュー「The Amazing Effects of Benjamin Button」をどうぞ。
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また、本作品においてほとんどのシーンは「ゾディアック」に続いて、Thomson社のViper FilmStream(バイパー・フィルム・ストリーム)などのデジタル・シネマ・カメラで撮影されている。ルックはフィルムライクかつ審美的だ。その表現には、撮影監督のクラウディオ・ミランダの力が大きい。彼は映画的な様式にとらわれず、フレームの焦点からわざとズラした位置に照明を当てるなど、オリジナルなテクニックで注目される人物。今回も一般の照明ではなく、ろうそく、ガス・ランプ、電球、蛍光灯など日常の明かりを使用した。これにより、第一次世界大戦直後の1918年から現在まで激動の時代の移り変わりがリアルに表現されている。
■”僕は世界一幸運なエディターの気分”

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ベンジャミンの送る人生は奇妙だが、誰かと出会って別れ、仕事や恋をしてやがて死に向かっていくところは普通の人生と何ら変わりない。逆回転の人生を大切に生きるベンジャミンの旅に身を委ねるうちに、全ての人に人生があり、どれも素晴らしいものだと気づかせてくれるマジックに満ちた映画だ。
■ベンジャミン・バトン 数奇な人生
公開:2009年 2月7日(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/benjaminbutton/
(C) 2008 Paramount Pictures Corporation and Warner Bros. Entertainment All Rights Reserved
公開:2009年 2月7日(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
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■デビッド・フィンチャー(監督):1992年、「エイリアン3」で長編映画監督デビュー。監督作品に「セブン」(95年)、「ゲーム」(97年)、「ファイト・クラブ」(99年)、「パニック・ルーム」(02年)、「ゾディアック」(07年)など。その斬新なアプローチはこのジャンルのその後の作品に影響を与え続けている。
Tags:
Film
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