YouTubeで楽しむGnarls Barkleyのクレイジーな世界

2008.10.01 Wed

 

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Gnarls Barkley(ナールズ・バークレー)オフィシャルサイト
いつもユニークなMVを見せてくれる、DJデンジャー・マウスとボーカルCEE-LOの音楽ユニットGnarls Barkley(ナールズ・バークレー)。ロールシャッハ・テストをモチーフにしたモーション・グラフィックス作品「Crazy」など、アグレッシブな映像表現が魅力的なMVを数々生み出している。

■歌って踊る僕の傷ついた心臓!”Who’s Gonna Save My Soul?”
Gnarls Barkley – “Who’s Gonna Save My Soul?” dir: Chris Milk
映画やドラマの中で聞く「僕のハートを取り出してキミに見せてあげたい…」というセリフ。まさか映像化してしまう人がいるとは思わなかった!失恋した男が胸を切り開いて心臓を取り出すと、唇つきのリアルな心臓がテーブルの上を歌って踊る。この映像はどうやって作られたのだろうか?

監督は、Kanye West “Touch the Sky”を手がけるChris Milk(クリス・ミルク、Radical Media所属)。特殊効果を担当したのはアメリカの映像プロダクションGradient Effects(グラディエント・エフェクト)。

Digital Artsのインタビューによると、グラディエントのチームはとにかくリアルな心臓を表現することにこだわった。歌う心臓の顔の動きにはCee-Lo が歌う顔をモーションキャプチャーして入れ込んでいる。唇の動きはフェイシャル・アニメーション技術「Image Metrics」で制作。ボディの動きも、役者にダンスを踊らせてキャプチャーした。そしてリアルな血しぶきを追求するために、心臓の構造をシュミレーションする独自のツールを開発。切断された時に血しぶきがどう飛び散るか、というデータを流体&ダイナミクス・シミュレーションのためのアプリケーション「Real Flow」に送り、CGの血しぶきを実写にマッチングさせたというこだわりよう。

他にも、CGのライティングを完璧なものにするために、セットの中にハイ・ダイナミック・レンジ・イメージ(HDRI)のマップを制作。グラディエントの担当者Olcun Tan(オルカン・タン)は、「どうすれば心臓が有機的で濡れているように見えるかを追求しました。」と語る。アニメーションはMayaで制作され、 mental rayでレンダリングし、Flameでコンポジットを行った。ちょっとグロテスクではあるが、ここまでやるか!と驚かされるMV。かなりチカラの入った作品だ。

■見事なほどにダサい!80年代リバイバル的MV
Gnarls Barkley “Run” dir: Happy
もう一つのオススメ作品は、見事なほどにダサい80年代リバイバル的MV”Run”。公開後ストロボ効果が激しいためMTVで放送禁止になるトラブルがあったが、Happyが編集したディレクターズ・カットが「MTV Video Music Awards 2008」の”BEST ART DIRECTION”、”BEST CHOREOGRAPHY”2つの賞を受賞!ジャスティン・ティンバレイクもカメオ出演している。

他にもMTVのCMを数多く手がけるWendy Morgan(ウェンディ・モーガン)監督によるジャマイカ・ロケ作品「Going On」やこれらの作品は、彼らがYouTubeに開設しているチャンネル「Gnarls Barkley Videos」より視聴可能。これからも彼らの生み出すクレイジーなビジョンに期待したい!

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