9580枚の紙人形で出来たMV”My Drive Thru”

2008.07.25 Fri

 

My Drive Thru」切り抜かれた写真が生命を持ったようにパラパラ漫画風に動いていく。
先日Video of todayでもご紹介した、凝りに凝ったペーパー・クラフト風のミュージックビデオ「My Drive Thru」の舞台裏が明らかに!ディレクションを務めたPsyop(サイヨップ)のMarie Hyon & Marco Spier(マリー・ヒョン&マルコ・スピアー)がglossyにて語った。

■テーマは”つながること”
Converse_Rolodex450.jpg
Photo: glossy
このプロジェクトのテーマは「connectivity(つながること)」。ミュージシャンにも人気が高いコンバース社のスニーカー、”チャック・テイラー”の100周年を記念した特別企画。N.E.R.Dのファレル・ウィリアムス、ストロークスのジュリアン・カサブランカス、新人女性ラッパーのサントゴールドがタッグを組んでコラボレーション・ソングを作り上げた。

マリーとマルコにとって課題だったのは、異なるグループのアーティストがコラボレーションしたこの曲で、テーマをどう表現するかということ。そして思いついたのが、切り抜いた紙で出来たミュージシャンの人形がスニーカーをリンクに繋がっていくというアイデア。”一つのアクションが連鎖的に次のアクションを生み、音楽とミュージシャンのキャラクターがカメラの動きを通してダイナミックなエナジーを作っていくような感じ”と彼らは語る。紙の人形で出来ているが、遠近感にちょっとトリックを仕掛けてリアリティを持たせようと考えた。

■30人が2ヶ月がかりで制作したCG作品
Converse_Santi_Walk450.jpg
Photo: glossy
使用したペーパー・ドールは全部で9580枚。撮影には3台のHDカメラを使用し、一つの動きを3つのアングルで捉えた。撮影された素材はロトアーティストが人物のマスクを注意深くロトスコープで処理。切り抜いた素材は3Dプログラムに読み込まれ、アニメーターがレンダーと合成でペーパー・ドールとカメラの動きを繋げた。カメラワークにおいては、いつでも次の動きの瞬間を探すようにぐるぐる回り、全てのシーンが繋がっているように演出されている。

使用されたソフトウェアはXSI、aftereffects、 Flame、 Avid、Photoshopのほかレーザー・プリンター、紙、はさみ、ナイフ、スティックのり、デスクランプ。最終的に30人のアニメーターが2ヶ月をかけて制作した。

ちなみに、同コンセプトで作られたWebサイトもスタイリッシュ。3人のほかにもMGMT、YACHTなど音楽シーンで話題の新人アーティストが切り抜きでパラパラ動いて登場するのが楽しい。サイトでは曲の無料ダウンロードが可能のほか、近日ビハインド・ザ・シーンも公開される予定。ファッションファンも音楽ファンも、ぜひチェックしてみて!

■参考リンク
connectivity公式サイト
glossy

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