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ジョン・ウォーターズもカメオ出演で認めた伝説的カルトミュージカル作品のリメイク作!
「ヘアスプレー」と聞けば、映画ファンなら真っ先に「ピンク・フラミンゴ」の奇才ジョン・ウォーターズ監督に よるミュージカル作品が思い浮かぶだろう。
ジョン・ウォーターズによる「ヘアスプレー」は1987年製作。太った女の子がミュージカルスターをめざす コメディで、巨漢のドラアグ・クイーン「ディヴァイン」が主人公の母親役を演じ、ゲイや人種差別などマイノリティへの偏見にプロテストする伝説的カルトミュージカル作品として語り継がれている。そして2002年、ブロードウェイでミュージカル化され、トニー賞8部門を受賞する大ヒット作に。現在もブロードウェイでロングランを続け、今回満を持してハリウッドでリメイクされることになった。
「ヘアスプレー」には「主役のおデブちゃんには新人俳優を、おデブちゃんのママには女装した男性俳優を使うこと」という2つの伝統がある。。 3代目となる今回の映画化にあたって、主役には1000人以上のオーディションから選ばれたアイスクリーム屋アルバイトのニッキー・ブロンスキーが、 母親役にはジョン・トラボルタ!がキャスティングされた。
脇をかためるのは意地悪なセレブ役にミシェル・ファイファー、トラボルタの夫役にクリストファー・ウォーケン、黒人ファミリーのママにクイーン・ ラティファなどミュージカルにはちょっと意外の豪華な面々が顔を揃える。製作はミュージカル映画で34年振りにアカデミー賞をもたらした「シカゴ」の 製作総指揮、クレイグ・ゼタニンとニール・メロン。監督は振り付け師出身のアダム・シャンクマン(「ウェディング・プランナー」)。
主人公のトレイシーはボルチモアに住むかなりぽっちゃり目の女子高校生。地元の公開ダンス番組「コーニー・コリンズ・ショー」の熱狂的ファンだ。 番組出演のオーディションに「その体型じゃ絶対ムリ!」と反対されながらも臨んだトレイシーは、類まれなダンスのセンスと持ち前の明るさで視聴者の 心をつかみ、一躍人気者に…というストーリー。
単純なシンデレラストーリーのようだが、舞台の1962年はアメリカでキューバ危機が起こり、50年代の平和な雰囲気が変わり始めた頃。人種差別がまだ色濃く 残っていて、ダンス番組でも黒人は「二グロ・デイ」(黒人の日)にしか出演することができない。オリジナルではゲイ差別をメインテーマに 据えていたが、リメイク版では人種差別へのプロテストがメインになっている。しかし歴史や政治的背景などを知らなくても、ノリノリの曲と出演者の キャラクター、60年代のポップな色合いとファッションを見るだけで十分楽しめることはうけあいだ。
オリジナルに比べるとかなりハリウッドナイズされているため、ジョン・ウォーターズの毒気を期待すると肩透かしをくらうかもしれない。が、そこは露出狂役で カメオ出演しているウォーターズに免じて許してもらいたい(笑)。
「ヘアスプレー」は底抜けの明るさが全編にわたってみなぎっていて、落ち込んだ時に元気をもらえるハッピーな映画。もしかしたら、思わず映画館 でスタンディング・オベーションしてしまうかもしれない! ヘアスプレー公式ホームページでは、「マツケンサンバ」でおなじみの真島茂樹さんによるオリジナル振り付けも 公開中なのでチェック!
■ヘアスプレー公式ホームページ
10月中旬 丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にて公開
配給:ギャガ・コミュニケーションズ powered by ヒューマックスシネマ
Tags:
Film
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