デジタルサイネージが、都市の景色を変える。最新建築プロジェクトあれこれ
2010.01.26.Tue
Category : WS Pickup
映像と広告の未来を変えるデジタル・サイネージやインタラクティブなプロジェクションなど、都市の景色を変えてしまう建築物プロジェクトをご紹介。
■町の人を笑顔にする「night lights」
ニュージーランドのオークランドにて行われた、クリエイティブ集団「YesYesNo」によるインスタレーション「night lights」。テレコム社の依頼によるプロジェクトで、オーダーは"見ている人もパフォーマーとして参加できる"作品というもの。体全体を使ったステージを2つ、手の動きを使ったステージを一つ、そして携帯電話の電波を利用し、インタラクティブなアニメーションを5階分もの壁面に映し出す。参加者の笑顔が印象的だ。YesYesNoは2008年に結成された、多くのアーティストが集う研究開発集団。現在はロンドンに拠点を置いている。メンバーは、openFrameworksの開発者でメディアアーティストのZachary
Lieberman(ザッカリー・リバーマン)やデジタル・アーティストのTheodore
Watson(テオドア・ワトソン)、ビジュアル・アーティストEmilyGobeille(エミリー・ゴベイユ)他、日本からは真鍋大度が参加。
■ファサードがQRコードになった立川のビル「N Building」
いっぽうこちらは日本での事例。2009年12月、東京・立川にオープンした商業ビル「N Building」は、看板や宣伝に埋め尽くされてしまいがちなファサード(ビル壁面)をQRコードにしてしまった!壁面のガラスに小さなドットを散りばめたセラミックプリントでQRコードを表示。携帯電話で撮影すると、各テナントの情報に辿り着くことができる。設計を手掛けたのは建築家の寺田尚樹(teradadesign)氏。また株式会社Qosmoが開発したiPhoneアプリ「N-Building.app for iPhone」では、QRコードから一歩進んだAR(拡張現実)体験を提供。ビルを撮影すると各テナントの店内風景が表示される。
■ドイツの老舗、アーバンスクリーンによる「555 KUBIK」
刺激的なデジタル・サイネージプロジェクトを数多く手掛けるドイツの会社「
URBANSCREEN(アーバンスクリーン)」による2009年の作品「555 KUBIK」。アーバンスクリーンは2004年から活動するアーティスト、建築家、技術家の集団で、"公共のスペースでメディア・アートを行う"ために結成した。この「555 KUBIK」は、ドイツ・ハンブルクの「ハンブルク市立美術館」の壁面を利用して行ったビジュアル・マッピングのインスタレーション。ドイツのクリエイティブ・ディレクターDaniel Rossa(ダニエル・ロッサ)によるインタラクティブ映像のクオリティに驚かされる。