ARでリッチな映像体験を!サイヨップと雑誌エスクアイアの「拡張現実特集号」
2009.11.18.Wed
Category : WS Pickup
"Esquire's Augmented Reality Issue: A Tour"
企業がこぞってプロモーションに使い始め、いまやトレンドのトピックとなっているAR(拡張現実)。小包の大きさ・料金がわかる
郵便サービスや、
宅配ピザ店など、ARプロモーション先進国のUSにてまたまた目新しいプロジェクトが登場!
老舗男性雑誌「エスクアイア」75周年記念号が、まるごと1冊ARをフィーチャーした「拡張現実特集号」として発売された。この特集号において、ARのコンテンツを制作したのは、ホワイトスクリーンでもおなじみのUSの映像プロダクションPsyop(サイヨップ)。当初は仕掛けが面白い飛び道具として使われていたARも、シーンの成熟につれてリッチな映像体験が求められるようになったようだ。
■エスクアイア×サイヨップ×ザ・バーバリアン・グループ
エスクアイアの読者は雑誌を購入後、
公式Webサイトより専用ソフトをダウンロード。ソフトを起動し、Webカムに向かって紙面のマーカーをかざすことによってコンテンツが再生される。表紙では俳優のロバート・ダウニー・Jrがスピーチを行い、ファッションコーナーでは若手俳優のジェレミー・レナーがジョークを飛ばし、レクサスの広告では3Dのデモンストレーションが行われる。
このプロジェクトを手がけたのは、NYのデジタル・エージェンシー、The Barbarian Group(ザ・バーバリアン・グループ)。エスクアイアの編集チームとバーバリアングループの話し合いは今年1月に遡る。当初エスクアイア側ではUSBのメモリースティックを雑誌に組み込むことを考えていたが、バーバリアン・グループの提案でARコンテンツを制作することに決定。彼らのアイデアを映像化するためにサイヨップが選ばれ、いままでに見たこともないような経験を読者に与える雑誌づくりが始まった。
彼らの目指すところは、単にテクノロジーの発表会ではなく、ユーザーに洗練された体験を与えるコンテンツづくり。サイヨップはAR環境におけるデザインとアニメーションなどを制作。撮影素材とアニメーションをMayaで合成し、バーバリアングループがARのインターフェイスをプログラミング(C++とOpenGLが使われた)。サイヨップお得意の美しい3Dアニメーションが立体的に現れる、リッチなコンテンツになっている。
デジタルと印刷の新しい可能性を探るこのコラボレーション。いくつもの着こなしが提案できるファッションページや、機能をわかりやすくデモンストレーションできる車の広告など、雑誌のコンテンツをがらりと変えてしまう可能性が秘められている。本誌は日本でも輸入雑誌を扱う書店にて購入できるので、ぜひ試してみてはいかが?本プロジェクトのビハインドザシーンなど、エスクアイアの
公式Webサイトにて詳しく知ることができる。