ほとばしるゴージャス感とライブ感!田中秀幸監督に聞く、新作ソフトバンクCM「Smap大移動編」
2009.08.26.Wed
Category : WS Pickup
ソフトバンクCM「Smap大移動編」 dir: 田中秀幸 視聴は
公式Webサイトにて
現在ヘビーローテーション中のCMといえば、田中秀幸監督のソフトバンクCM「Smap大移動編」。Smapの五人がきらびやかなホテルからラグジュアリーな階段、オーディエンスが盛り上がるライブステージ、さらに芝生の広がる草原までと、相当な移動距離をワンカットで踊り抜ける。なんと実際に総面積1500㎡、全長75メートルという巨大スケールのセットを組み、USからやってきたダンサーらエキストラを約300人起用した日本CM史上指折りのダイナミック・スケール!この超ド級CMのビハインド・ザ・シーンを田中監督に聞いた。
■ゴージャスでLIVE感とドキュメンタリー感溢れる映像
――このCMの監督の仕事を受けていかがでしたか?
以前ソフトバンクのキャメロン・ディアス、ブラッド・ピットを起用したキャンペーンシリーズに関わらせて頂いていましたが、このバトンタッチを果たして上手く演出できるのか不安でした。しかし、音楽がグランドファンクのロコモーションに決定して以降、迷い無く撮影準備を進められるようになりました。歌詞が今回のキャンペーンの趣旨にピッタリだったということもありますが、いい音楽はいい脚本よりもイメージを想起させてくれる場合があるのだと実感しました。
――かなり大規模のCMですが、どこから作業を始められたのでしょうか?
制作は、まず音楽に合わせたCGのプレヴィズ(映像コンテ)作りから開始しました。プレヴィズ作りにはなるべく沢山のスタッフに参加してもらい、人が30秒60秒で移動出来る距離をはじめ、セットデザイン、照明プラン、撮影方法、エキストラの数等、全てプレヴィズ上でアイデアを出し合っていきました。コレオグラファーにもプレヴィズの映像を見せて振り付けを考えてもらいました。ラストカットの白い犬の建造物はフェイクですが、それ以外はすべてワンカットのライブで撮影しています。
――CMの一番の狙いはどこですか?
一見ゴージャスなんだけど、その中にLIVE感とゆうかドキュメンタリー感がある映像にしたかったんです。
その方がSMAPにさらに存在感を与えることができると思ったからです。撮影自体がイベントやお祭りみたいな感じがして、総勢300人ぐらいの人が一丸となってCMを作るドキュメンタリー。そんなニュアンスを映像から感じられるようにしたつもりです。
■振り付けもセットも手を抜かない!
今回振り付けを担当したのは、マイケル・ジャクソンやビヨンセ、そして映画「ドリームガールズ」の振り付けを手がけたファティマ・ロビンソン。コーラスガールでさえ、アメリカから呼び寄せた本場のダンサーを起用する力の入れよう!美術にもかなりのこだわりが発揮されており、ホテルの廊下&ロビーのセットはラスベガス屈指の豪華カジノホテル「べラージオ」をモチーフに創作。黄金の光沢を放つ大小5つのシャンデリアや、廊下の壁に並ぶアンティークなろうそくたてなどは美術スタッフ選りすぐりの逸品が用意された。
構成からセットまで、細部にいたるまでこだわりぬかれた珠玉のCMをご覧あれ!