mini、BMW、ネスカフェ。続々登場する拡張現実プロモーション
2009.05.18.Mon
Category : WS Pickup
ARマーカーの基本:1.各Webサイトにアクセス。マーカーが描かれた画像をプリントアウト。 2.パソコンのWebカムを接続。プリントアウトした紙をWebカムに向けよう。 3.黒い四角の隅がWebカム上で見えるようにキープするべし。
これまでもホワイトスクリーンにてお伝えしてきた、バーチャル・リアリティの進化系、拡張現実こと Augmented Reality(AR)。※参考記事は
こちら。ヘッドセットなどの特別な装置なしに、現実の中にバーチャル・ワールドが出現するSFのような技術だ。今回は続々登場するARを使用した企業のプロモーション、海外&日本の事例をご紹介しよう。
■miniドイツはARマーカー付き雑誌広告!
Mini Augmented Reality - Realtime Capture by Mugur Marculescu
車メーカーはAR技術に興味深々のようだ。トヨタは2008年11月のLA オートショーにて、ARを使ってCUBEを紹介(ムービーは
こちら)。そしてWebサイトにていち早く拡張現実を取り入れたのはminiドイツ。ドイツの人気自動車雑誌にARマーカーを埋め込んだ全面広告を出し、Webサイトに誘導。Webカムで撮影すると、マーカーの上に超リアルなカブリオ・コンバーチブルが現れる。雑誌とコラボレーションしたことで、より幅広い層にARをアピールしている例。
■机の上をBMWが走り回る!
続いてBMW UKも拡張現実Webサイト「
The new Z4 Roadster」を2009年4月に公開。以前から
ARを研究していたBMWだけに、なかなか凝った作りになっている。これまでのマーカータイプのARコンテンツではオブジェクトがマーカーの上から動かなかったが、本サイトではマーカーの上にBMWが現れ、ディスプレイを縦横無尽に走り回る。車は方向キーで自在に運転することができ、車が走った後にはカラフルなタイヤの跡が残る。ディスプレイに車体の色は5色あり、ルーフトップを開けるなど更にインタラクティブ性を取り入れた仕組みとなっている。
■AR名刺登場!「BOW cARd」
この名刺の作成サービスが登場してくれるとうれしい。
日本からは、コミュニケーション・ツールとしてのARが登場。デザインスタジオ、ボストークのWeb部門BOWが手がけるARの名刺「
BOW cARd」だ。紙の名刺にARのマーカーであるカラーコードがプリントされており、Webカムに向けると名刺所有者のアバターが登場する。複数の名刺をWebカムで撮影すれば、ディスプレイ上でアバター同士が挨拶するのだ。Webサイトではメンバーのアバターが公開されており、Twitterと連動してつぶやきが更新されている。
■コーヒーお入れします。「ネスカフェ ドルチェ グスト」
10秒ほどのアニメーション。
日本の企業でいち早くオープンしたARを使ったプロモーションサイトがこの「
ネスカフェ ドルチェ グスト」。ドルチェグストは、ヨーロッパで人気の、カプセル型のコーヒーとミルクを設置して本格的なエスプレッソ・ドリンクを造ってくれるホームバリスタシステム。このサイトでは、マーカーの上にドルチェグストが現れ、ふわふわのカプチーノが出来る様子をアニメーションで描く。マーカーは携帯電話のディスプレイでもOKなのがお手軽。
様々な企業が参入してきたARを用いたPR合戦。見た目の派手さで惹きつける段階は既に終了し、次はコミュニケーション・ツールなど全く新しい使用法が期待されることになるだろう。