最新プラネタリウムで立体映像ライブ!科学技術×ビジュアル最前線「Overlapping Spiral」
2008.12.25.Thu
Category : WS Pickup

「VORC Records シンラドーム・ライブ」
東京・九段下の「科学技術館」は、現代から近未来の科学技術を展示する施設。この科学技術館に2008年8月直径10メートルの全天周ドーム型立体映像シアター"シンラドーム"がオープン。このようなドーム+立体形式の最新シアターは世界に3つしかないが、映像と音楽の融合したパフォーマンスが楽しめるのはシンラドームだけ!12月21日(日)、世界初となる立体映像と音楽ライブを体験するイベント「Overlapping Spiral」が開催された。

ライブを行うのは、注目ジャンル「Chiptune (チップチューン)」のアーティスト、Saitone (VORC Records)。チップチューンはゲームボーイやファミコンなどのレトロゲームの音色を駆使した音楽。VJはLightrhythmvisuals所属のVJ REEL。

■ビジュアル最優先、継ぎ目のないスクリーン
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会場は半球状のスクリーンが。立体映像のため、真っ白で継ぎ目のないスクリーンを制作した。通常のプラネタリウムのものは細かい穴が開いたり、継ぎ目があるため、右と左で違う絵を出す立体映像には向かないのだ。
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特製めがねを装着。音の反響を防ぐため、ヘッドフォン・ライブで音楽を鑑賞。


■奥行き感が素晴らしい3D映像
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思わず飛び出すオブジェクトを避けようとしてしまうほどの迫力が!通常の立体映像に比べて奥行き感が気持ちいい。この映像は右と左から、合計12台のプロジェクターで投影されている。プロジェクターはWINDOWSマシンでネットワーク制御されており、12枚の絵を繋ぎ合わせている。
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映像は2,000ピクセル程度のHDサイズ。立体映像ということで、右目用、左目用の映像を制作。6つに分割し、スクリーンに投影している。制作には通常の3倍くらいの手間がかかったそう。
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今回の映像上映は、現状ではVJソフトがシンラドームのフォーマットに対応していないことや、HDサイズの映像をリアルタイムで扱うことが難しいため、あらかじめ音楽に合わせて制作した映像を上映した。いずれはリアルタイムでビジュアル・パフォーマンスが行われるかもしれない!
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Saitone (VORC Records)氏。チップチューン・サウンドとプラネタリウム、スペーシーな映像がピッタリ。
このイベントを訪れた映像作家の大月壮さんは、「立体映像のエンターテインメントは、新しい視覚のベクトル。生きてるのか死んでるのかわからないくらいの世界が作れればいいですね(笑)。火星探査をバーチャルにやるとか、意外と教育的なものも面白いかもしれません。人が映像に対して何を求めているのか、どんどん多様化してきていると思います。」と感想を語った。

科学技術とアート、ビジュアル・カルチャーがクロスする新型エンターテインメントとして、さまざまな可能性を感じたイベント「Overlapping Spiral」。ジャンルの壁を飛び越えた新しいコラボレーションが期待される!シンラドームの詳細は、科学技術館公式Webサイトにて。

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