テレビのアカデミー賞こと"エミー賞"今年の受賞作は?
2008.09.26.Fri
Category : WS Pickup

emmyPTE60_hdr521w.jpg
Emmy Award(エミー賞)とは:1949年に設立。米国テレビ芸術科学アカデミー(The Academy of Television Arts & Sciences)の主催で、アメリカのテレビドラマを始めとする番組のほか、テレビに関連する様々な業績に与えられる賞である。(Wikipediaより)
アカデミー賞がアメリカ映画の最高峰だとすれば、エミー賞はアメリカのテレビの最高峰を決定するアワード。60年近い歴史を持ち、放送業界において世界の中でも最も権威と歴史のある賞と言われている。アメリカの今を写す鏡となるエミー賞の受賞作品はこれだ!

■Mad Menが最優秀ドラマ&タイトル賞!
"Mad Men" 制作: Imaginary Forces
最も優れたドラマ作品に贈られる「OUTSTANDING DRAMA SERIES」賞はAMCのドラマ「Mad Men」。「SEVEN」など素晴らしいタイトル・バックを数多く手がけるプロダクション・スタジオImaginary Forcesが手がけたタイトル映像にもタイトル映像の最高賞「OUTSTANDING MAIN TITLE DESIGN」が授与された。ソール・バスを彷彿とさせるスタイリッシュな作品だ。最も優れたコメディ作品「OUTSTANDING COMEDY SERIES」には、サタデー・ナイト・ライブを題材にした「30 ROCK」が選ばれた。

■コマーシャルNO.1はバイラルCM
BUD LIGHT "SWEAR JAR" dir: David Shane
2008年のNO.1コマーシャル賞「OUTSTANDING COMMERCIAL」に輝いたのはバドワイザーのCM"SWEAR JAR"。汚い言葉を言うと罰金が課せられる会社にて、罰金の使い途がビールだと知った途端に逆効果になってしまうというCM。これはネット上のみのバイラル広告で、YouTubeで300万ビューを記録した大ヒット作品だ。エミー賞の60年の歴史の中で、はじめてインターネットの広告が最高賞を受賞することになった記念的作品といえる。制作プロダクションは愉快なCMを数多く作るHungry Man(ハングリー・マン)。

■アニメーションNO.1はサウスパークの描く9.11以降のアメリカ
southparkimagination.jpg
"IMAGINATIONLAND"
2008年のNO.1アニメーション賞「OUTSTANDING ANIMATED PROGRAM」、1時間以上の部門は悪名高きブラック・コメディアニメ「サウスパーク」の"IMAGINATIONLAND"(イマジネーションランド)という9.11以降のアメリカを辛らつに描いた感動のエピソード。日本で見られる日が来るのだろうか…?1時間以下部門はコメディアニメ「シンプソンズ」の"Eternal Moonshine of the Simpson Mind"というこちらも感動のエピソード。

■「バトルスター・ギャラクティカ」、「HOUSE」ら受賞常連組が続々
その他の受賞作としては、最高の視覚特殊効果に贈られる「OUTSTANDING SPECIAL VISUAL EFFECTS」賞がSFドラマ「バトルスター・ギャラクティカ」の"He That Believeth In Me"に。監督賞はドラマシリーズ部門は偏屈者の名医を描くドラマ「HOUSE」の"House’s Head"を監督したGREG YAITANES(グレッグ・ヤイタネス)、コメディ部門は「Pie-Lette」のBARRY SONNENFELD(バリー・ソンフェルド)が選ばれた。ソンフェルドはコーエン兄弟作品の撮影監督や映画「Men in Black」シリーズの監督を務める多才な人物だ。ちなみに今回のエミー賞での最多受賞作は、13部門での賞を獲得したケーブルTV局HBOのミニシリーズ「John Adams」となっている。

今年は日本で放映されている作品の受賞作が少ないため、ちょっと寂しい結果になった。しかし、サウス・パークやコメディ・脚本賞を受賞した「The Colbert Report」、「THE DAILY SHOW WITH JON STEWART」などはオンラインで視聴することができる。予算も規模もケタ違いなアメリカのテレビ番組、ぜひチェックしてみよう。

Emmy Award(エミー賞)
トラックバック